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気になったのでANNを聞いてみた

岡村隆史というと、「めちゃモテ」や「めちゃイケ」を中高の多感な時期に見ていた私にとってはヒーローだった。SMAPのライブに飛び出したときは腹を抱えて笑ったし。27時間のエンディングで具志堅用高に挑んだ際には手に汗を握り、テニスや、ゴルフで記録を打ち立てた時には子供ながらに感動したものだ。それだけに先週の発言を見た際には非常に残念だった、そこで何故そう言った発言に至ったのか、今週の放送を「Radiko」で聞いてみた。

今週の放送では冒頭から岡村さんは謝り通しで、真摯に反省している様子が伺われた、そして相方の矢部さんが登場し公開説教が始まる。ざっくりとしか触れないので、詳細について興味がある人は検索してみると良いと思う。

矢部浩之の見解(超意訳)

・偉くなって誰にも注意されないので天狗になっていた
・ラジオのリスナーも関係者も岡村隆史を好きな人ばかりで甘えていた
・コンプレックスから女性と対等な関係を築くことができないのではないか
・それにより女性を敵視し、女性の人権を軽視していた
・想像力が足りていない
・視点(世界の見方)を変えた方がいい

私がなんとなく思って納得したこと

人間は本能から、誰しも偏見やバイアスを持って世界に対峙している。これは人間の性質なので0にすることはできないが、0に近づけることはできる。

そのための方法で最も単純なのは「他人と偏見やバイアスを見せ合うこと」だ。フワッとした言い方になって申し訳ないが、他の人が持っているバイアスと、自分が持っているバイアスを比べたり、ぶつけ合うことによって、新しい視点を持つことができたり、自分のバイアスの形を知ることができる。それにより、バイアスを持ってものを見ていることに気付けたり、他の人の立場に立つことができるようになるのではないだろうか。

他人と偏見やバイアスを見せ合って、自分のバイアスを理解するためには対等に付き合えるパートナーや友人が大切だが、岡村さんはそう言った人を持てないまま49歳になってしまったのではないだろうか。
だからこそ、自分のバイアスを認識できず、女性の立場を想像することができず、先週の発言に至ったのではないだろうか。もちろん、異性など自分と全く違う立場の人について想像するためには、事前にある程度の知識が必要でそれが足りていないと言うのも要因の一つだと思う。

40歳も近くなってくると、自分自身が凝り固まりつつあることは私もひしひしと感じている。新しい視点から世界を見て、世間を広げるということは意識してやっていかなくてはならないと改めて感じた。

#COMEMO #NIKKEI

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