中国の未成年へのゲーム規制に思う
中国のメディアやゲーム産業を管轄する国家新聞出版署は30日、ゲーム企業に対して18歳未満の未成年者へのサービス提供を週末や祝日に限定し、1日1時間までとするよう求める方針を示した。実名による利用登録も厳格化する。青少年に対する思想教育強化の一環だ。（上記記事より）
未成年に対しては金、土、日の20時から21時の1時間しかサービスを提供しないようにゲーム業界に求める方針が中国で発表されたので、世界中のゲーム関連株が下落したと。ついでに、中国の動画サイトも株価が下がったようです。ゲーム禁止にしたら動画にユーザーが流れるのは自明なので、そこにも何かしらの規制が入るだろうという予想がされたのでしょう。
【広州=比奈田悠佑】中国当局が芸能界への締め付けを一斉に厳しくしている。著名女優の脱税を摘発したほか、ファンからの過剰な資金集めの取り締まりなど業界規制を強化する方針を発表した。習近平（シー・ジンピン）指導部は貧富の格差縮小を強く打ち出しており、華やかな芸能界の規律へ切り込むことで、党の公正さを示す狙いがありそうだ。（上記記事より抜粋）
こちらは同じく中国が芸能界への締め付けを強化しているというニュースです。巨大IT企業への締め付けも厳しくしてますし、お金が集まっているところに対しては、格差是正の名のもとに締め付け強化していくんでしょうね。
なんとなくですが、エンタメは現実の世界ではない虚構に浸れるからこそ、疲れを癒してくれたり、傾いた考えをフラットにしてくれたりする効能があるんじゃないかと思うんですよね。それを削ると、気持ちが荒んだり、あらぬ方向に思想が偏ったりしそうな気がします。
また、エンタメを否定した先にあるのは、みんなで一次産業に従事しようぜ！！って言う世界な気もするんですよね。まぁ、そのパターンは一回やったんでもうやらないとは思いますが。
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