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「vmware fusion」と「Parallels Desktop」でWindows10を使ってみた感想

ちょっとした事情があり、mac mini(2018)の「vmware fusion」と「Parallels Desktop」でWindows10を使ってみたので感想などを。

公式サイト

サイトだけ見ると「vmware」は商売っけない感じがしますね。逆に「Parallels」はアピールが暑苦しいです。

vmware fusion

同社の「ESXi」なども仕事で利用しているので、どちらかと言うと馴染み深い「vmware fusion」を先に試してみました。ちなみに試用は1ヶ月までです。vCPU4、vRAM6GBで1日使ってみました。家庭用というのもあってか仮想マシーンと「Windows10」のセットアップは非常に簡単でした。CPUとRAMとは書いてますが、後で調整しただけでセットアップ時には特に何も気にすることなく「次へ」を押していけば設定可能でした。唯一あるとすれば、「Windows 10」のメディアの入手が「fusion」内で完結しているわけでないので、ちょっと手間無程度でしょうか。

全体的にちょっと動作が重く、「VS code」で「Powershell」のコードを編集するとハイライトや、サジェストに処置が追いついていないのか、入力自体がスムーズにできない状態です。ちなみに「macOS」の中にWindowsのアプリだけ表示する、「Unityモード」というのがあるんですがこちらにするとさらに遅い感じがします。GPUがしょぼいというのもあるんですが画面の拡大縮小をした際には表示がついて来れなくて懐かしいPCの雰囲気を感じました。

デジタルライセンス移行の話

次に「Parallels」を試したんですが、ライセンス移行が電話じゃなくてもできるようになってました!!これはすごい。昔自作していた頃(WindowsXP)の頃にはライセンスを他の端末で有効にするために電話してコード聞いてみたいな処理が必要だった記憶があるんですが、「PCを換えました」みたいなボタンから、今紐づいている端末のライセンスを無効にして新しい端末を有効できるようになっていました。すごいぞマイクロソフト。

Parallels Desktop

今回は、「fusion」に導入するために既にisoファイルをダウンロードしていたので、使ってないですが。「Windows10」のイメージダウンロードもやってくれるようです。(ただ、英語版っぽかったのが気にはなりますが)「fusion」に輪をかけてセットアップは簡単な印象です。そしてこちらもvCPU4、vRAM6GBで利用してみました。ちなみに試用は14日間で「fusion」の2分の1です。

「fusion」よりも動作が軽い印象です。「fusion」の「unityモード」にあたる「Coherenceモード」では「fusion」同様、拡大縮小で表示がついて来ないというのはありますが、ギリギリ実用に耐える速度が出ていました。

初めネットワークが不安定だったのですが、「Share network」から「Bridge network」に切り替えると安定しました。

結論

仮想端末1台で利用する限りでは正直機能に差はないように感じました。色々検索していると、「Parallels」上の「Window10」では「hyper-V」が使えないという話も見かけたのですが、現在はそれも使えるようになっているようですし。値段も似たり寄ったり。買い切りだと「fusion」の方が割り当てられるvRAMやCPUコアの数が多いのですが、サブスクにすると差はないです。現状だと動作が軽くて「Parallels」の方が良さげなのですが、現状メモリが完全に足りていないので増設して再度どちらも試してみようと思います!


ちょっとした事情


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