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2021年4月の記事一覧

「外食企業、危機しのげるか」に全然関係ないことで感心する

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。大阪府などが再び緊急事態宣言を政府に要請するなど外出自粛は続き、外食産業への打撃は避けられない。感染を防ぎながら、事業を継続するにはどんな手を打つべきなのか。経営者や研究者に対策や将来への展望について聞いた。(上記記事より抜粋) 大学教授、全国的な飲食チェーン店の会長、地方飲食チェーン店の社長がそれぞれ同じテーマ(コロナ禍における外食企業)についてインタビューを受けているなかで、ワタミの会長の考え方が面白かったので紹介したい。 な

SBI証券、株取引手数料を撤廃に思う

SBIは20日から25歳以下を対象に、国内現物株の手数料を全額キャッシュバックすることで事実上ゼロにする。対象となる顧客は段階的に広げ、2022年をめどに手数料の完全無料化を目指す。(上記記事より抜粋) これはすごい。手数料で稼げなくなると個人からは信用取引の金利でしか稼げなくなるってことだと思うけど、そこまでやっても撤廃した方が得なんですね。 ユーザーとしてはうれしい限りですが、他社が追従した場合、体力のない証券会社は淘汰されていきそうだし、他社が追従しなくても新規開設

ahamoなどで広がる格差 値下げ実感できないに思う

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのオンライン専用プランがスタートして1カ月になろうとしている。この時点でいろいろと課題も見えてきた。 (上記記事より抜粋) ざっくり言ってしまうと、ネット(IT)リテラシーが低いと値下げの恩恵に与れないないので料金に格差が出てしまう、国民のネット(IT)リテラシーの向上が肝要という話なんですが、ネット(IT)リテラシーの向上に国がお金を使うことの正当性は理解されにくいのではないかと思ったので、その辺りについて書いてみようと思います。 富

データセンターを国内誘致へ 政府、重要情報の流出防ぐに思う

政府は12日の成長戦略会議(議長・加藤勝信官房長官)で、データセンターの国内誘致に向けた促進策の議論を始めた。国内外の事業者による日本でのデータセンター投資の拡大を促す支援策を検討する。データセンターは電力を大量に使い、電力料金などコストも競争力を左右する。大都市に立地が集中するリスクを分散化で抑え、安全保障の観点からも国内で保存するデータを増やす。(上記記事より抜粋) 電気代が高く地震などのリスクも大きい日本国内に誘致するには、かなりのメリットを提示できないと難しいと思い

電子書籍はいくらあっても困らない

電子書籍は嵩張らないので、基本的には制限せずに購入することにしているんですが、マンガについては本当に際限なく買ってしまうため、ある程度自重するようにしています。 ただし、上記のセールは自重せずにすべてマンガを買いました。 『うしおととら』(全33巻)小学生の頃に熱中してコミックスを全巻持っていたんですが、置いておく場所がなくなったので泣く泣く売り払ったマンガです。いつか電子書籍で購入しようと思っていたので、この機会に。 『ナルト』(全72巻)『うしおととら』同様コミック

これからのコスパを「日経新聞 - パクスなき世界」に思う

「日本人は自動車のような工場型産業は向いていた。上意下達で言うことを聞き、優秀な労働者が勤勉に決まったことをする。江戸幕府のような軍事政権から身分制で持ち場が与えられた。米欧キャッチアップ型で国内総生産(GDP)では世界2位になれたが、そのモデルは崩壊した」 (上記記事より抜粋) 人口ボーナスもあったと思いますが、20世紀中盤に日本がイケイケだったのは、日本人の気質が工場型産業に向いていたからというのは面白い考え方。 逆に言えば、個人のアイディアやクリエイティビティが物を

被選挙権年齢に思う。

投票できるようになる「選挙権年齢」は2015年の公職選挙法改正で20歳から18歳に改まった。19年参院選で多くの政党が公約で被選挙権年齢の引き下げに言及した。(上記記事より抜粋) 選挙権があるなら、被選挙権があってもいいと思うし、衆議院と参議院の性格の違いは、任期などのシステムで出すことができるから、年齢で差をつける必要もないのではないかと思う。 そもそも年齢で考え方が変わるというのは統計的には事実だろうけど、それを少数しかいない国会議員の年齢に当てはめるのはズレている気

「技術革新広める政策カギ」に思う

人工知能(AI)などの技術革新が雇用に影響を及ぼす可能性が高まっている。産業革命は格差を広げ、庶民にまで恩恵が行き渡るまで時間がかかった。今また同じ道をたどるのか。英オックスフォード大学フェローのカール・フレイ氏に聞いた。(上記記事より抜粋) 格差については他人事ではないため、非常に気になるトピックになります、上記インタビューで興味深かったのは以下の考え方です。 「新しい仕事を創りだし、旧来型の職種の労働者がそこに移れるようにする政策が求められる。その1つは新しい仕事が生

「日経 -パクスなき世界 保護主義の台頭」に思う

国内の不満の原因は外国にあると国民に訴えて国際協調から背を向ける。今の保護主義の台頭とよく似た構図が1930年代にもあった。コロナ禍という危機への対処で過去から何を学ぶべきか。米ブランダイス大教授のポール・ヤンコフスキ教授に聞いた。(上記記事より抜粋) 上記の記事が興味深かったです。1930年代の話ですが各国が大戦に進んだ裏には以下のような国民感情があったことが指摘されています。 「指導者も国民それぞれの個人的な被害者意識を国全体の意識にひもづけた。抱えた不幸や貧しさは外