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「日経 -パクスなき世界 保護主義の台頭」に思う

国内の不満の原因は外国にあると国民に訴えて国際協調から背を向ける。今の保護主義の台頭とよく似た構図が1930年代にもあった。コロナ禍という危機への対処で過去から何を学ぶべきか。米ブランダイス大教授のポール・ヤンコフスキ教授に聞いた。(上記記事より抜粋)

上記の記事が興味深かったです。1930年代の話ですが各国が大戦に進んだ裏には以下のような国民感情があったことが指摘されています。

「指導者も国民それぞれの個人的な被害者意識を国全体の意識にひもづけた。抱えた不幸や貧しさは外国の陰謀や世界的な不正のせいだと説いた。すべては虚偽だが、人々は信じた」(上記記事より抜粋)

記事の中でも語られていますが、多くの状況が変わっているので、20世紀前半と現代の比較には注意深くあるべきです。

ただし、「被害者意識を感じたときに外に不正を求める」というのは、因果応報の理論に則っている上に、簡単で理解しやすく、かつ人間の本能に沿っているので基本的に無くなることはないでしょう。

上記記事では被害者を出さないための政策をすべきだと語られています、もちろん被害者(失業者や、低賃金労働者)に対する補償は大切ですが、同じように誤解する人を減らすための教育も大切なのではないか。と思った次第。

#日経COMEMO #NIKKEI

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