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ネズミやらヘビやらムカデやら

子供の頃に住んでいた埼玉県入間郡鶴ヶ島町 (現在の鶴ヶ島市) の家は、雑木林に囲まれた一軒家でした。

家の前の道も舗装されておらず、家の庭にはモグラの穴や通り道 (モグラが地下を掘り進んだトンネルに沿ってできた長い土の山の列) ができたり、家の天井ではネズミがかけっこをしたり、家の床下にはアオダイショウが住みついたり、ときどき家の中をゲジゲジやムカデが這っていたりしてました。

今考えるとなかなかワイルドです。

そんな家に住んでいたので、昔はもう少し生き物に対する耐性もあったような気がしますが。今ではたまに家の中で虫などを見かけると、ちょっと大騒ぎです。

鶴ヶ島の家の周りの雑木林には野うさぎがいて、たまに庭ではちあわせになったり、道路をイタチが走って横切ったりもしていました。

自然の中で暮していると、この虫や動物は安全、これは危険、などとだんだん理解できてきます。普段は人間にそれほど害をもたらさない生き物も、何かの拍子にたまに大発生したりすると、回覧が回ってきていっせいに駆除したりしていました。

地域に暮らす人たちは普段からその生活圏の様子をよくご存じだと思います。とくに農業、林業、畜産業などを営む人たちは、野生動物の生息状況をまじかに見たり感じたりしていることでしょう。例年とは違う被害や危険を受けたり感じたりすれば、地域で対処を考えることは当然ですし、それが権利だと思います。

むやみな殺生をする必要はないと思いますが、地域の暮らしや安全を守るため、野生生物の駆除や対策はある程度地域に任せても良いのではないかと思います。人間は多かれ少なかれ自然に影響を与え、影響を受けながら、折り合いをつけて暮らしを成り立たせてきたのだと思います。

必要であれば専門家の助言を仰ぎながら、地域の安全な暮らしが守られることを願います。

そのうえで、野生動物の住環境に関する研究、森林保全や環境保全等の対策や施策、地球温暖化等人間のグローバルな活動が地域の野生動物におよぼす影響などについての研究が進むことを期待します。もしかしたら、ある地域の野生動物の住環境の変化は、その地域のせいだけではない可能性もあるわけですから。

今日はベランダで久しぶりにカマキリの卵らしきものを発見して、ネットの図鑑とにらめっこしていました。。。春には子カマキリが大量に生まれてくるのかな?


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