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#042 紆余曲折レポ(7)ー表紙が出来るまで


こんにちは!
『Tokyo Scope』プロジェクト 広報担当です

今回は、先日決定した
『Tokyo Scope 2023』表紙が決定するまでの流れを振り返ります



23.08.15_コンペ募集開始

『Tokyo Scope 2023』Slack
#01-連絡ch より

デザインディレクターチームのリーダー 山口くんの号令により、
本の顔とも言える表紙制作がスタートしました

今年はコンペ形式で、視デ生からデザインを募集することにしました

必須条件は、以下の通りです

同日『Tokyo Scope 2023』Slack
#01-連絡ch より

昨年、一昨年のフレームを継承しつつ、
その中身はかなり自由度の高いものになっています

昨年および一昨年の表紙
Tokyo Scope Books 公式STORESより

さて、どれくらいの案が集まるのでしょうか…


23.08.25_コンペ参加〆切

コンペの応募は1名

視デの三森さんのみでした

デザインディレクターチームの山口くんと
マンツーマンで表紙のアイデアを広げていきます…!

まっさらな表紙1
まっさらな表紙2


23.09.02_表紙原案

三森さんより、表紙の原案が提出されました

表紙原案

制作意図は以下の通りです

 テーマである〈ニュー・ノーマル〉(新しい常識)というのは従来の常識→従来の常識に対する疑念→従来の常識に改善策を与える→+αされた常識が新しい常識〈ニュー・ノーマル〉になるというサイクルで生まれると解釈しました。
 もう少し具体的に説明すると、人間の社会は従来を破壊し0に戻して新しいことを作るのではなく、レイヤーのように新しい要素を従来に重ねて、少しずつ進歩を重ねていくのではないだろうか、ということです。
 そうしたイメージを、人間の頭を透明な入れ物のように描き、融合したり、取り替えられたりする様々な要素を概念として捉えて描き、人の中で巡るさまを描きました。

『Tokyo Scope 2023』Slack
#01-連絡ch より

他のメンバーから意見をもらいながら、ブラッシュアップしていきます


23.09.09_表紙複数案

グラフィックをもとに
表紙の案を複数作成し、統括チームで検討しました

監修の中野先生より、
「〈 〉がデザイン的にカッコよくないのでは?」
という指摘を受けました

南後先生に確認したところ

(社会学の文脈では)
独自に定義した言葉に〈 〉をつけることは多い。
逆に[ ]はほとんど見たことがない。
それを善しとするか悪しとするか

との旨のコメントをいただきました

それを受けて統括メンバーで話し合ったところ、

デザイン面に加え、
昨年の〈脱皮〉とも被るので
[ ]で行こうと決まりました


23.09.12_表紙決定!

先日のnoteでお伝えしたように

こちらの表紙で決まりました



さて、いかがでしたか!

約1ヶ月、コンテンツ制作と並行しながら
表紙が決まっていった過程を見ていただきました

ニュー・ノーマルというテーマを具現化したような
インパクトのある表紙になりましたね
三森さんに拍手です👏

ぜひ、お手に取ってご確認ください!

記・澤井雅治(南後ゼミ8期)/伏田茉莉香(南後ゼミ9期)



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