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パニック障害とネット社会とわたし

昨日書こうと思ってた記事が、完全に脱線して違う記事になってしまったので、今日こそ書きます。

パニック障害について情報を出しているネットは見るなとお医者さんに言われてはいるものの、多少の情報は入ってきます。
病気なので、治るとかそんなことはたしかに言ってはいけない、法律に引っかかります。でも、この病気、長く付き合うことが多く、しかも症状が出る時間が短いのと、かからないとわからない苦しさがある。周りの人との関係が悪化したり、仕事をやめさせられる人もいる。ので、かかってすぐだと、ネットの情報は多少必要ではないかと思います。

この病気にかかると生活は一変します。今までの生活にはほぼ、戻れないと思います。ただ、パニック君というペットを一匹、飼うことになったと思えば、少し気が楽になるのではないか、とわたしは思っています。

かかってわかった事は、パニック障害の人は比較的、明るくて社交的な人が多い。それと同時に、人間関係に悩んでいる人がとても多い。

だから、病院でなじみの患者さんと会うと、すごく親しくなり会話が弾むのです。これを治療にしているものもあったと思います。

以前、メンタル病に関する情報を出しているサイトを見て、メンタルの病はコミュニケーションに関係している事が大半とありました。そこは確かにそう思います。そして、どうつまづいたかで、病気がわかれてくると。

うつに関する情報が世の中には一番多いのですが、わたしは「うつではないパニック障害」です。つまり、「もううつになっちゃったんじゃないの」と病院へ行っても、何度も「うつではない」と言われた人。

そこでわかったのは、「コミュニケーション不全になるとうつに進行しやすい」ということ。パニックの発作を起こして、周囲から理解されず、非難されるとうつになりやすい。

そういえばわたしの場合、発作を起こすので家にいても構わないと言われたり、子供が小さかった頃は自治体のサポートが受けられたり、発作を起こしても外へ出ようとする誰かさんが、いつも「外!外!」じゃなくなった。

(初期の頃、発作中にタクシーまで使って外へ引きずり出された事は忘れたふりをしています)

いまも眠れない時に起きててもかまわないようにしてもらってるし、午前中しんどくてベッドにいても何もとがめられない。

パニック発作は、「周囲の人に自分がわかってもらえないことを見た目でアピールする発作」のようで、その際の対応でうつに進行するかどうか、決まっていくみたいです。
わたしの場合、即座に周囲が動いて対応したため、うつにならなかったようです。
うちの近くの患者の子は、完全に関係が壊れ、家を出なくてはいけなくなってしまったそうで。。今もたまに会うけど、まだ発作けっこうきついんだとか。

だから、いつも会うたび、「なんでパニックになったん?」って聞かれます。わたしにもわからないけど、当時はめちゃくちゃ追い詰められてたからなぁ。。毎晩隣人から「虐待するな!」とか、外へ出たら宗教勧誘10人以上、夜泣き。子供もわたしも泣いてたよ。

今は発作が起きても全員放置。ある意味、うつにはなりません。。

コミュニケーションは変わるものなので、メンタルが苦しい人は、違うアプローチのコミュニケーションを試した方がいいかもしれない。うまくいってない所じゃない人と会った方がいい。どこかでうまくコミュニケーションが出来れば、症状の改善にはなると思う。

わたしはあえて、本丸に突っ込んで門の前で倒れた。そのたび、作戦を変更し、戦術を研究した。最近は脳科学の本とコミュニケーションの本をよく読みつつ、自分の波動を上げるというところにたどりついたので、いったん戦いはやめることにした。
しんどい時は薬に委ねることにし、無理に解決はせず、求められることはする。言葉が少し使えるようになったのは、とても大きかった。


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