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【アラフィフ英語×IT 30ヶ月目】 CS(IT)専攻の女性が少ない理由

思ったより時間がかかりましたが、長男の7年生CS教科書を読み終えました。最後の章になり、なかなか面白い社会的な考察が書かれていました。


IT

CS専攻の3/4以上が男性

この本によると、CS専攻の3/4以上が男性とのことです。以下はGoogleで検索したアメリカの情報ですが、女性はたった20%のようです。

例えば、理系であっても医学部だと2023年のアメリカで50.4%(過半数!)日本でも40.2%が女性なのだそうです。CSの方が歴史が浅いのでジェンダー先進的なのかと思いきや、伝統的な学問分野と比較してもかなり低い数字です。

とはいえ、コンピューターサイエンスの初期の段階では、かなりのプログラマーは女性だったそうです。

世界初のコーダー(プログラマー)は、数学者Ada Lovelaceというイギリスの女性で、コンピュータで実装できるアルゴリズムを、1840年頃に世界で初めて発表したと言われています。

ちょうどこのビクトリア時代のイギリスの本を読んでいたところだったので、バックグラウンドが繋がり、興味深かったです。

なぜCS業界で、こんなにジェンダーギャップが?

CSのジェンダーギャップは世界的な現象のようです。この本によると

職業としてプログラミングする女性は1980年代半ばに急激に減った。一つの理由として、コンピューター関連企業はこの時代にゲーム機器のためのプログラマーを大量に必要とし、そしてそのゲームのターゲットは男の子であった。結果として、「コンピューターは男の子のもの」という印象を与えてしまい、女子学生が専攻を敬遠してしまうようになった。 

ちょうど子供時代(ファミコン時代)と重なるので頷けます。弟が非常に欲しがったためにうちにはファミコンがありましたが、一家に一台と言われたファミコンも、そういえば姉妹だけの友達の家にはなかったなと思ったのでした。

しかし、考えてみると場所を選ばず体力も比較的使わない(目と手は酷使しますが)CSは女性のライフスタイルにかなり寄り添ってくれる専攻・職業ではないかと思っています。特に東南アジアで、若い女性プログラマーと何人か直接話しているうちにジワジワと感じました。

コンピューターと障がい者

障がい者と技術についての記載もありました。ここで思い出したのは、プノンペンにある、目の見えないマッサージ師のみのマッサージ店です。

盲目のオーナーの方がiPhoneのSiriとSpoken Contentを使いこなし、2019年当時はクメール語の音声入力がなかったので英語でSiriに指示し、届いたメッセージを英語で読み上げたりメッセージを送ったりしていました。結果として外国人顧客がとても多くなったようで、当時のプノンペンのマッサージ店のランキングでは上位に入っていました。

コーディングを始めよう

さて、IGCSEのITとCS7年生の2冊の教科書が終わって、次はIGCSEのCSにしようかと思ったのですが、ざっと見たらレベルが飛躍していて挫折しそうでした。なので、しばらくは再びコーディングを進めようかと思っています。

こんなものも見つけました。プログラミング&CSの無料コースを600コースも紹介している記事です。

Codacademyなどの実践型プラットフォームにするか、Udemyやコーセラなどの動画中心のコースにするか、考えてみます。

英語

Google先生に話しかけて教えてもらう

引き続き、ボキャブラリー増強として英検パス単をやっています。
短期間に何周も回す方法ではなく、一つ一つの単語の「語源etymology」「意味simple definition」「例文のイメージ検索」「類似語synonyms」を英語で音声検索しています。

手元にパス単があったのでパス単ですが、終わったらCollinsのIELTS用の本をやろうかなと思いました。

「調べもの好き」としては、ゴリゴリ暗記でないこの方法が合っているようです。

語源もGoogle先生に聞く

語源もマイクボタンを押してGoogle先生に聞いています。

例えば、"province"を調べてみます。
"province"はカンボジアでもよく使われていて、日本語では「州」と訳されています。シェムリアップ州、バッタンバン州、などです。(プノンペンは東京都のようにプノンペン都です)

カンボジア人同僚が休暇を申請する時も、「兄の結婚式があり、自分のProvinceに帰るため休みます」のような感じでした。

さて、このprovince、ラテン語のprovinciaから13世紀に古フランス語のprovinceとなり、英語には1330年に初めて現れたようです。

さらにリンク先のWikipediaに行くと詳細な説明がありました。
ラテン語のpro(〜を代表して)+ vincere(支配する)が語源で、もともとローマ帝国がローマ以外の領土を支配する際に使われた言葉なのだそう。

あれ?それならフランスのプロヴァンス地方って?プロヴァンスプロヴァンスになっちゃうんじゃない?と思ったら解説している記事がありました!ありがとうございます。

普通はここまで詳しくは調べないですが、面白いなと思った語源は掘り下げています。

1500語の英単語の語源を調べて分かったこと

一級のでる度A、準一級のでる度A,Bの単語を調べてみて、体感ですが、ほとんどがラテン語語源ということがわかりました。

時代的な順番としては、
1.ギリシャ語
2.ラテン語
3.古フランス語
4.英語
で、2→4が一番多く、次に2→3→4、そして3→4と1→2→3→4が同じくらいの頻度で出てくる感覚です。

英語の言葉の歴史に関しては全く知識がないので、この時代順も間違いがあるかもしれないです。が、英語語彙のなんとなくのイメージが出来てきて、興味深いです。

他に面白いと思った語源は、
junk ジャンク船
マレー語→ポルトガル語 マレーとポルトガルが貿易した時の船のこと
vaccine ワクチン
ラテン語 vacca「牛」の意味:最初のワクチンは牛痘だったので
flu インフルエンザ
ラテン語「影響する」の意味:インフルエンサーとインフルエンザの語源は同じ
copper 銅
ラテン語 cyprium「キプロス島の金属」の意味
boost 増加する
語源不明 この一単語だけ語源不明でした

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