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【遺跡探訪6】東メボン East Mebon(952年)

アンコールワットより150年ほど前に建てられた東メボンに早朝行ってきました。オールドマーケットからバイクで約1時間。遠く、寒かったです…

East Mebon (東メボン)
時代:10世紀(953年)
国王:ラジェンドラヴァルマン2世
宗教:ヒンドゥー教
ベストの時間帯:朝早くか夕方
見どころ:アンコール遺跡の中ではおそらく一番良い状態で残っているリンテル。

Focusing on the Angkor Temple

今日のマップ

バイク・自転車での遺跡めぐりの参考までに。12月の早朝は想像以上に寒いです。今朝は21度で、ユニクロの薄いダウンを着たものの、足が凍えました。

①アンコールワットの正面は徒歩と自転車しか通れないです。ちょうど日の出の時間に通ったので、結構な人出がありました。
②バイヨンで東に曲がるつもりが、北まで行ってしまったので、マップを見て③の勝利の門から出ることにしました。この勝利の門のあたり、CellcardキャリアもSmartキャリアも電波がつながらず、GPSが使えませんでした
④タプロムも行きたいですが、我慢。
ここのトイレがとても綺麗です!(スラ・スラン/プレ・ループ/東バライには外国人が使えるようなトイレがないのでぜひここで)
⑨東バライに6:40に着きましたが、なんと東バライは7:30オープンとのこと。⑦のスラ・スラン前のカフェにて待ちました。
⑨7:30から見学。帰りはスラ・スランから南下し、アンコールワット経由でシェムリアップに戻りました。

今朝は5:20に家を出ました。Pub street前のセブンイレブンで飲み物と軽食を調達。セブンイレブン前には、先週まではなかった爆音の屋外クラブ的なエリアができていて、オールで踊っている人たちがいました。

オール組と早朝遺跡組が混じり合ってカオス!

先週セブンイレブンで買って美味しかった、生パイナップルが入ったホットパイが無かったです…残念。

アンコールワットの日の出を横目に

アンコールワットの水濠を通る頃、朝日が昇りました。
アンコールトムの南大門を通る頃には明るくなって
バイヨンを通り過ぎ、勝利の門(東門の北部)から出ます。
東西南北の門ではないにもかかわらず、立派な門で驚き。
スラ・スランは夕日が有名ですが、朝も綺麗です

東メボンに着きました!が、開いてなかった…

6:40am頃に東メボンに着きました。7:30からオープンと立て看板に書いてあります。物理的には行けなくもないですが、やめておきます。

中規模遺跡はオープン時間に注意

確かにプリア・カーンに行った時も7:30からでした。しかしプリア・カーンは着いたのが7:20くらいだったのであまり気にしていなかったのですが、今回分かったことがあります。

階段の前に立て看板があります。本当はこの時間に見学したかったなあ…

大規模遺跡(アンコールワット、アンコールトムなど)は日の出から開いています。小規模遺跡(プラサットクラヴァン、プラサットバッチュムなど)はそもそも管理する門がないので、早朝も自由に出入りできてしまいます。

早朝の遺跡探訪で一番気を付けなくてはいけないのが、回廊があるような遺跡の中ではそれほど大きくない、東メボンのような中規模遺跡でした

また、スラ・スランに戻ります
ローカルカフェもちょっとおしゃれ。

7:30am に満を持して入場

東側から入ります。
階段が思ったより1段1段が高く、片手にスマホ持っていたりするとちょっと怖い。
東側から第2・第3回廊は登れません。リンテル見れないのかー!
と思ったら左に回った門から登れました。
建築に詳しい夫によると、ぶつぶつした石は、
少し前まではカンボジアの高級な住宅に使われていたそうなのですが、
採掘し尽くしてしまったらしく今では見かけないとか。
床に転がっていた柱。ほぞがあることに感動します。
バコンと同じく、象が四方を守っています。
バコンよりも状態がいいです。
東メボンの一階。もともとアンコールワットのように屋根もあったのでしょう。
雨水を集めて外にに出す部分が彫刻されていて驚きます。
シンガポールのマーライオンの原型なのかも…!

やはりリンテルがすごい!!

ガイドブックによると、東メボンのリンテル(入り口上部の彫刻)はアンコール遺跡の中ではトップクラスだそうです。

ガイドブックによると、真ん中に神様、両端に動物などがいて、
祠のそれぞれの面でデザインは少しずつ違うようです。
偽扉の上にリンテルが乗っています。
偽扉の彫刻も美しいのですが、リンテルが迫力ありすぎて上部に目が奪われてしまいます。
東メボンとバンテアイスレイがリンテルの芸術のピークだったようです。
三階から見下ろした写真

この後、もう一度スラ・スランまで行き、南下してシェムリアップ市街地まで帰りました。

過去の遺跡探訪リンク

もう一つのnoteアカウントに遺跡探訪の1〜5までの記録がありますので、リンクをこちらに残します。よかったらどうぞ!

1.バイヨン壁画

2.プリヤ・カーン

3.プラサットクラヴァン

4.バコン 

5.プラサットバッチュム


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