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レディ・バードとクリスティン

映画『レディ・バード』を観た。

青春というより、思春期の、または17歳の映画だった。

あの時期特有の、自分から遠いものほど信じたくなるあの現象は、きっとアイデンティティ形成の裏返しなのだろう。自分の差別化をしたいがために、親を否定し、それまでの友達と別れ、地元から離れようとする。そうして自分の構成要素をつぶさに評価して、やがて自分を信じられるようになる。

劇中では、クリスティンがレディ・バー

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