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子どもの悩みにどう接していけばいいのか迷っています。

【今回の相談者様】
30代 女性 主婦
香代子さん(仮名)

子どもの不登校について
ご相談したいです。

中学校に入ってから不登校になり
そのせいで勉強も
ついていけない状態になっています。

娘が3年生に上がるタイミングで
主人の転勤の都合で引っ越しをして
環境が変わったので

親としては娘が学校に行くことに
期待をしていました。

でも1ヶ月足らずでまた不登校になり
その理由を聞くと
担任の先生が
イライラするとその怒りを
生徒にぶつけるからということでした。

勉強がついていけないことと
先生がイヤみたいなんです。

その話をしてくれたときに
私は娘にこう伝えました。

「その先生も良くないね。
でも先生もあなたのことを思って
言ってくれていると思うから

あなたの気持ちも分かるけれど
そこは自分で行きたいと思わないとダメだし
自分の人生だから自分が決めないとダメだし
覚悟も決めないとダメだよ」と。

今後、私は親として
どういう言葉がけをしていったらいいのか
相談したいです。

分かりました。
質問してくれて
ありがとうございます。


勝手に不幸目線で見ないことが大切


まず大切なことは
香代子さんが不登校な娘を
問題として見ないということです。

今、娘に問題が起きているんだ
大変なことが起きているんだ
このままだと娘は不幸になっちゃう

このままだと
娘は学校にもついていけない

更には学力も低下して
このままだと高校にも行けない
そして、大学にも行けない

お先真っ暗だみたいに
考えてしまっているかも
しれないんだよね。


だから、そういうことを考えない。


ちょっと考えちゃってる?

大丈夫だろうと思えている気持ちと
このままで大丈夫なのかなと心配する気持ち
半分ずつあります。

このままで大丈夫なのかなは
どうなっちゃうと思っているの?

このままだと
なにかイヤだなと思ったことがあると

こういうふうに
引きこもっちゃうんじゃないか
って考えています。

それが大人になっても
そういうのがあるんじゃないかって
思っちゃう?

思っちゃいます。

うんうん。

ならない!!(笑)



未来は変えていける

今14歳でしょう?

14歳のときの性格で
そのまま大人になっているかっていうと
まるごとそのままじゃないはずなんだよね。


確かに一部分はあるかもしれないけれど
自分だって変わってきているでしょう?

あ、確かにそうですね。

自分がこれから出逢う人でも変わるし
大人になったら
もっと環境も選べるから


例え中学校に行っていなかったとしても
不登校になっていたとしても
高校中退したとしても

不幸な未来になるなんてことはなくて
必ず素敵な人と出逢って変われるんだよ。


自分が素敵な人達と出逢って
変わってきているように

娘さんもこれから先

いくらでも学んで
いくらでも方向修正したりとか
いくらでも素敵な流れに乗ることは
できると思うから

絶対大丈夫!って思ってあげるのが
大事なことだと思うよ。


多感な時期を「成長」と捉えよう

子どもからすると

私が学校に行っていないせいで
お母さんを悩ませちゃっている

って思わせているほうが
むしろちょっと害があるのね。

特に中学生、高校生って
どんな環境でも絶対不平不満を言うのよ。
どんなに良い環境を作ってあげても
絶対、不平不満を言うの。

そうですね。

そう。
構ってあげても
放っておいて欲しかったって言うし

放っておいたら
構って欲しかったって言うし

第2のイヤイヤ期みたいなもんなのよ。

2~3歳のとき
何をやってもイヤイヤ期ってあるじゃん。

あります。

それの頭が良くなったイヤイヤ期みたいなのが
中学生、高校生くらいにあって

自分のアイデンティティというのが
どんどん形成されていく上では通る道で

分別がつくようになっていくんだよね。
人を見る目がついてくるのね。

2~3歳のときのイヤイヤ期は
自分がイヤということだけだったけれど

中学生や高校生になると
大人を見る目が作られていって

大人なんだからもっとこうなのにとか
なんで私の気持ちを分かってくれないんだろう?
ってそのコミュニケーションでの
イヤイヤ期が始まるんだよね。

だから
担任の先生がいいかどうかは置いておいて
担任の先生のことは大体イヤになるもんだよね。

大人のことを
斜めから見られるようになったということも
一つの成長なのね。

子どもの頃は
大人の言うことはそのまま受け取るから
好き嫌いだけだった。

中学生、高校生くらいになると
良いところはあるけど、こういうところもあると
多角的に見られるようになるから

成長したなぁと
まず思っていてあげてね。



悩んでいる子どもへの言葉がけの一例


その上で
子どもにどんな言葉をかけていくのか
というのは


香代子さんが
焦っていないのを見せてあげるのが
一番良いと思うんだ。

ま、先生も人間だからね
先生もイヤなときあるよね
とか。

香代子さんは娘さんに言葉をかけるときに
先生もあなたのことを思って言っているんだから
って先生を「いい人」扱いするじゃん?

はい。

しなくていい。

なるほど。
娘に共感するだけでいいですか?

そうそう。
だって娘さんは
味方が欲しいんだもん。


味方が欲しいのに
お母さんは先生の味方をするの?
ってなるから。

だから一例を言うと

それはイヤだね
お母さんもそういう人イヤだな
その先生、きっとお腹痛いんだよ
その先生、最近ちょっとツライんじゃない?
病んでいるんじゃない?

って
まずちょっと子どもの味方を
してあげて欲しいなと思うの。

でね
先生のことも「敵」にするんじゃなくて
先生もなんか疲れているんじゃないかな?
ぐらいのフォローはしてもいいと思う。
教員の味方はそんなにしなくて大丈夫。

先生っていっても人間だからね
そういうイヤな人も
いっぱいいるよね
私も昔そういうことあったわ

とか話してあげるの。


自分もイヤな先生が
担任になったこととかあるじゃん?

はい。

香代子さんはそういうイヤな先生が
担任だったとき
どう対応していたの?

当たり障りのないようにしていました。

だから
それを娘さんに話してみるといいかもね。


私もこういうことあったよ
わかるよ

私もムカつく先生とかいたんだけど
お母さんはこういうふうにしていたよ
とか

そういうほうが
リアリティがあって

お母さんもそういうことがあったんだ
お母さんはこういうふうにしていたんだ
って娘さんも受け取りやすくなると思うわ。

そこで共感ポイントができたりもするし
こういうふうに思っているのは
自分だけじゃないんだ
って安心できると思うし

そういうほうが子どもにとっては
安心して進んでいけると思うよ。

じゃあ
気にせず寄り添ってあげれば
いいのでしょうか?

そうそうそう。



子どもと同じ目線で言葉をかけていこう


今、行きたい高校に行くための勉強だけ
ある程度やっていればいいじゃんとか

中学校やクラスでは
そこは「満員電車」の中だと思って過ごして

行きたい高校に早く行っちゃおうとか
行きたい高校のことだけ考えようとか

そっちの言葉がけのほうが良いと思うよ。

分かりました。
安心しました。

肝っ玉母ちゃんっていう感じで
どっしり構えていてあげて。

はい!
ありがとうございます。

ありがとうございます。

おわりに

◆◆◆
最後まで読んでくれて
ありがとうございます。

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