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SNSの発信で他人と比べてしまいます

【今回の相談者様】 30代 女性 会社員 
まーちゃん(仮名)

私は
過去に自分が
摂食障害とかうつ病で悩んで
生きづらさをずっと抱えていたので

同じ境遇の人たちを
支えてあげたいと思って
SNSで発信しています。

人と目を合わせて話せないとか
死にたいとか思っていたことを
勇気を出して発信してみたら

パワーになりました、という
言葉をもらえたことも嬉しくて。

でも発信の中で人と比べるのをやめる
とか言っているのに

他の活躍している発信者の方と
比べてしまう自分がいるんです。

頭では比べなくていいと
わかっているんですが
心がざわざわしてしまいます。

どうしたらいいですか?

わかりました。
素敵な質問をどうもありがとうございます。
一緒にお悩みと向き合っていきましょうね


心のざわざわが起きた時には…

さっき
「頭では比べなくていいと
わかっているんですが
心がざわざわしてしまいます」
と言ってたよね。

そういう、頭でわかっているけど
心がざわざわしてしまう時は

頭で考えないことが
大切だったりします。

一生懸命まーちゃんは
知識とか理性とかいうもので
感情を抑えようとしちゃってるんだと思う。

その感情が…

例えば劣等感だったりとか
寂しいって言う気持ちだったりとか
一所懸命ここまでやったのに
っていう虚しさだったりとか

いろんなことが心の中で
動いてるはずなんだよね。

でもそれを
「人とは比べてはいけないよ」って
お勉強してきちゃったから

またルールを作っちゃってるんだよ。

それでダメだダメだダメだって
自分の感情に蓋をして
見ないようにして

せっかく生まれてきた感情を
踏みつけちゃっているのね。

そうするとその感情っていうのは
より強くなっていきます。

そこの感情を消化させてないからね。



比べない人間なんていない

実際のところ
人とは比べないって言ってるけど
そんなことできる人間は
いないと思ってる。

人間ってそんなに完全なものじゃないから
“人と比べてはいけない”っていうのを
ルールにしちゃいけないんだよね。

人と比べちゃう時もある。

人と比べちゃった時に
自分はどんな感情が
生まれるんだろう?

ちゃんとそこを
感じてあげて欲しいの。

ちょっと
人と比べちゃっている時の
状況を思い出して欲しいんだけど…。

頭では比べちゃいけない
って思ってます。

でも本当の心の中では
どんな感情が動いていると思う?
人と比べちゃってる時…

あ〜私って無力だな…
って感じ?

無力だな〜とか
やっぱり人の役に立てる人間じゃ
ないのかもとか…

あとなんだろう?
寂しい?

はい…。

たくさん
そこを感じてみて欲しいんだけど

本当は頭の中で呟いちゃってるところ。

そこを見ないようにしているから
あんまり出ないのかもしれないね。

確かに、あまりマイナスな気持ちは
感じないようにしてました

うんうん、そうだね、あえて
感じないようにしてたね。


向き合いたくない感情とどう向き合っている?

まーちゃんは今まで
知識と行動で乗り越えてきた。

でもそれは力技だったのかもしれない。
そうやって成功体験を積んできた。

でも心の中ではさ
ずっと怖いっていう気持ちがあるのに
走り続けちゃってると
そっちがいつか噴火しちゃうんだよ。

すごい発信者を目の前にしちゃうと
あぁこの人たちには勝てないな〜。
どうせ私はいつか忘れられていく。
っていうのが出てくるんじゃないかと思う。

私なんて
いなくてもいいんじゃないかなとか。

私の伝えてる内容には
価値がないんじゃないかとか。

私じゃなくてもいいんじゃないか…とかさ。

まーちゃんは
自分の向き合いたくない感情

ネガティブな感情とか
本当は怖いとかさ
そっちを声に出す時

言葉に詰まったり
口によく手を当てたりすると思うんだけど

言っちゃいけないと
思っているんだよね。

弱い自分でいちゃいけないとか
弱音吐いちゃいけないとかさ。

ネガティブな自分だったら
弱い自分だったら
周りからどう思われると思う?

……(泣)
ネガティブだと…
必要としてもらえなくなっちゃう…。

私がネガティブだと
私が弱い自分を出すと
人が離れていくってちょっと言ってみて。

私がネガティブだと人は離れていく。

私は弱さを出すと人が離れていく。

私は弱さを出すと人は離れていく。

私はずっと強くなくっちゃいけない。

私はずっと強くなくっちゃいけない。

私はずっとポジティブでいなくちゃいけない。

私はずっとポジティブでいなくちゃいけない。

本当の私は違うのにね。

言ってみてどうですか?

自分のネガティブなことが言えない
言葉が詰まっちゃうっていう
自分の本当の声を代弁してもらった感じです。


デリケートな自分も大切にしてあげよう

まーちゃんは自分が
鬱だったり摂食障害だった頃に
ポジティブな人が好きだった?

ポジティブな情報を得たかった?

自分と同じ悩みを持っている人の
情報を見にいってました。

そうだよね?

でも今、自分は
違う自分になろうとしていませんか?

確かに、そうなんです。
何かズレていってる気がしてました

鬱だった
摂食障害だった。
それでみんなを支えたいって言ってるけど

そういうポジティブな情報を
当時の自分は得ようとできなくなかった?

むしろ
同じような理解者、

同じような気持ちだった人の言葉の方が
受け取りやすかったんじゃないかな
って思うよ?

だからまーちゃんは
ちゃんと両方とも出していいんだよ。

特に過去の自分を救うためには
過去の自分を助けてあげたいっていう
思いがあるのであれば

ちゃんと両方とも出していい。

もしかしたら
片方のポジティブな自分しか出していないから

本当に悩んでいる人たちからしたら
嘘っぽく見えるかもしれない。

はい。。。そうなんです

人に見捨てられるのが怖い。
離れていくのが怖い。
自分が価値がなくなっていくのが怖い。
っていう
その『怖い』と思う自分を
見ないようにしているから

ポジティブな部分しか
出していないんじゃないかなと思う。

でも
私は今のまーちゃん好きよ〜。

キラキラしている
まーちゃんももちろん素敵よ。

でも心の中にはさ

過去に鬱だった
摂食障害だった…

すごくデリケートな部分
心がささくれ立っていた
まーちゃんもいるわけじゃない?

今は輝いているまーちゃんにだいぶなれたよ?
だいぶなってきた。

でもその
デリケートな自分を消そうと
しちゃっているような気がしたのね。

今の輝いている自分を大切にするのも
もちろんOK。

だけどそれは
こういうデリケートな過去があったからで
私にはこういう時代があったからで

デリケートな方のまーちゃんの話を

今のまーちゃんが
いっぱい聞いてみてあげてほしいと
思ってる。


過去の自分に声をかけてあげて

デリケートだった頃って
何歳くらいだったの?

22歳ぐらいです。

22歳ぐらいのまーちゃんが
今、目の前にいたらさ

鬱で摂食障害で苦しい
と思っているまーちゃんがいたら

その子になんて声をかけてあげたい?

大丈夫だよって・・・

うん。
その子はどんなことを言うと思う?
その子はどんな表情?

その子はどんなことを話したいと思う?

苦しいとか辛いとか
もう嫌だとか…。

その子に大丈夫だよ、の他に
何て言ってあげたい?

目の前にいると思って

苦しいよね、とか、わかるよ…とか
寄り添ってあげたいです。

寄り添うのは許可してくれるかな?

寄り添っていい?
って聞いてみて?

寄り添っていい?

いいよって言ってくれそう?

はい。

触ってもいい?手を繋いでもいい?
って言ってみて?

触ってもいい?手を繋いでもいい?

私、あなたといっぱい話がしたいんだ。

私、あなたといっぱい話がしたいんだ。

あなたの話聞きたいんだ。

あなたの話聞きたいんだ。

あなたは一人じゃないよ。

あなたは一人じゃないよ。

私がいるよ。 

私がいるよ。。。

わぁー涙が溢れてくる。。。


過去の私へメッセージを送る

その鬱の頃のまーちゃんは
今のキラキラ輝いているまーちゃんを見て
すぐ受け入れてくれるかな?

そういうまーちゃんと
話したいって言ってくれるかな?

なんか取り繕っている感じがして
偽善者じゃないけど

汚い言葉を使ってくれている方が
親近感というか
話せるなって思いそうです…。

今の私だと
昔の私は

この人はわかってくれなさそうと
思うと思います。

うんうん。
そうだよね。

『私のことなんてわかってくれないでしょ?』
って22歳のまーちゃんが言ってるよ?
なんて言ってあげたい?

『私のことなんて
わかってくれないじゃん?』って言ってるよ?

ごめんねって言います。

『あなたはキラキラしてるじゃない?
本当にわかろうとしてくれてるの?』

なんて言ってあげる?

私もできていないところがいっぱいあって
どうしても作っちゃう…から
一緒に練習していこうって言います。

うんうん。

『あなたも私みたいな時があったの?』
22歳の子が言ってるよ?

『あなたに私の気持ちわかるの?』って
応えてあげて。

うん、わかる。

今のこの感覚
この感覚を大切にしてさ
22歳の頃の自分へのメッセージを
手紙でも書いてごらん?

それをオープンな場で出さなくてもいい。

まず22歳の時の
本当に苦しんでいる自分がいたら
なんて言って抱きしめてあげたいのか?

それとも
抱きしめてくれることを
許可してくれないんだったら
横にいさせてもらったらいいのか?

手を繋いであげたらいいのか?

一緒にお茶を飲んであげたらいいのか?

たくさん
その頃のまーちゃんの話を聞いてあげて。

世の中の会ったことのない誰かに
メッセージを届ける前に

22歳の頃の
小さいまーちゃんと向き合って

その子にどんな言葉を
かけてあげたいのか?

どう癒してあげたいのか?

無理なポジティブさは
受け付けないかもしれないね?

あぁ考えてみて。
こう考えてみて。
人と比べないでください。
って言っても

受け付けてくれないんじゃないかと思うの。

その頃のささくれ立ったまーちゃんが
欲しい言葉は
まーちゃんにしかわからない。

それにちょっと向き合ってみて?

はい。やります。
やってあげたいです。


過去の自分と今の自分とを繋ぐこと

「怖かったね。
 世界で一人だと思ったよね?
 でも私がいるよ」とかさ

「あなたは見捨てられる
 人間じゃないよ。
 味方がいるよ」とか

そこがちゃんと繋がれば、
SNS出した時の
再生数だったりとかは
そんなに気にならなくなってくる。

だって自分が伝えたいことに
価値を置いているはずだから。

はい。

伝えることが
楽しくなってくるはずなんだよ。

自分とどんどん
繋がってくることにもなるし。


自分の発信した内容を
評価をしてもらうことに
価値をおいちゃってると

発信すること自体が
だんだん楽しくなくなってくるはず…。

で、そういう言葉は
本当に届けたい人に届かないはず…。

そうすると
上辺で作っている
外見のまーちゃんのことを
好きになる人しか現れない。

「まーちゃんかわいいね」とかみたいなさ。


本当に繋がりたい人に
どんなメッセージを伝えたいのか?って

まずは一旦
自分と繋がってみるのが
いいと思うよ?

でもそれって
最初は難しかったりするから

お風呂に入ったりした時に
いっぱい自分と向き合ってみたらいいと思う。

いろんなアクセサリーとか
化粧をとって

裸になってさ
素っ裸になってさ

目の前のお湯を触りながら

22歳のまーちゃんと
一緒にお風呂に入る感覚でさ

たくさん話をしてあげて欲しいんだ。

で、それを
リアルの声に出して欲しいんだ。

そして
その子が何をしたいのか?
今どういう状況なのか?とか
私と一緒に何したい?とかさ

今のまーちゃんが
その子にどう声をかけてあげたいかとかさ

それをやってみてあげて?

はい。

そうしたら
まーちゃんの本当の言葉が
たくさん生まれてくるはず。

その時のまーちゃんと
繋がってあげることで

今の恐怖とか怖さが
緩くなってくるんじゃないかなって思う。

今こんなふうに
輝けるようになったまーちゃんと
心がささくれ立っていたまーちゃん
ここを仲直りさせてあげてみてください。

自分の知識じゃなくて感情。

怖いよ怖いよって
また認められないんじゃないかなって
自分が認められない恐怖とかと
向き合ってあげて。

怖い怖いと思うのであれば
自分にどう声をかけてあげたいのか?

『あなたにはちゃんと味方がいるよ?』
なのか
『あなたにはちゃんと
大丈夫って言ってくる人がいるよ』
なのか

数字に振り回されたり
世の中の評価に惑わされるんじゃなくて
まず心にいっぱい聞く。

今は
数字とか人との比較の前に
まず過去の自分とちょっと向き合ってみる。

あの頃の自分は
どんな投稿を見たかったのかな?

あの頃の自分は
どんな言葉を聞きたかったのかな?って。

私も自分のYouTubeだったりとか
言葉を紡ぎ出すときには
それをやるようにしているの。

私も苦しかったりしたことがあるから。

あの時の私がYouTubeを見たときに
どんな動画を見たかったかな?とか
あの時の私は
どんな言葉をもらえたら安心できたかな?とか

そういうのを考えながら
私は情報発信するようにしてる。

まーちゃんもちょっとやってみてください。

はい。
やってみます。
ありがとうございます。

はい、ありがとうございます。
大丈夫よ〜。応援してるからね。


おわりに

◆◆◆
最後まで読んでくれて
ありがとうございます。

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吉井奈々



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