見出し画像

多様性の中に「多様性を認めない人」は含まれるの?

年齢

性別

国籍

学歴

職歴

宗教

性的指向

性自認

障がいの有無

人間の違いは様々あり、それを受け入れたうえで偏見を持たず、差別せずに生活していきましょう、みたいな価値観だと思っているんですが(この前提が間違っていたらすいません)。

この多様性の中に、多様性を認めない人って含まれているんでしょうか?


今の多様性に矛盾を感じる

昨今、政治家が議会の中でセクシュアル・マイノリティに対して差別的な発言をしたことが問題になっています。

「生物学上、『種の保存』に背くもの」

「道徳的に認められない」

等々、確かに今の多様性を推し進めるなかで聞き逃せない発言です。

こういった考え、古くからの固定概念を刷新して認め合おうという世情なのだと思いますし、私自身もそれについては賛成です。

ただ、この政治家の考えを全否定することって多様性の観点からするとなんか変じゃありませんか?

世界でマイノリティになりつつある思想の人であって、これを偏見だと言って否定し、炎上させることこそ多様性を失っているのではないでしょうか。

日本だと、多様性の対義として画一性。

個々の事情や個性を考慮に入れないで、すべてを一様にそろえる

というものが信奉されて、企業や生活にも浸透しています。

昨今の多様性のありかたを見ると、どれも画一に多様性のありかたを押し付けている気がします。


全部を塗り替えようとする圧力がすごい

今の世の中、多様性を認められない人は悪だ、みたいな風潮がそこかしこにあります。

ゲームや映像作品のポリコレなんかがそうですが、作品の世界観をそっちのけで多様性の概念をぶちこんできます。

例えば、実写版『リトル・マーメイド』の主役の人魚役が黒人俳優になったというニュース。

これを認められない、批判するような人は世界から遅れていますよ。

これが世界の、作品のあるべき姿なんですよ、みたいな押し付けがひどいです。

私はこういった世界観を変えるようなポリコレについては、多様性を認めない人です。


逃げ道は作るべき

多様性の意識をより高めるうえで、多様性を認めない人はどうしても一定数出てきます。

それを否定して炎上させたり、世間に広めるようにゲームや映像作品に多様性を盛り込んだりしても、意識の向上には繋がりません。

むしろ、本質的に多様性に反しています

問題発言をした政治家も、日本の少子化を憂いた発言であるならばほんの少しは納得できますし、否定して炎上させるのではなく「こういう人もいるよな」くらいの気持ちで見守ればいいのではないでしょうか。

性的指向、性自認、障がいの有無の人を分け隔てなく理解する社会を作るなら。

それらを理解しない人を認めてあげる、問題を起こしても逃げ道を作ってあげるような社会が必要じゃないかと思います。


#一人じゃ気づけなかったこと #ダイバーシティ#多様性#問題発言#ジェンダー#炎上#ポリコレ#許容#矛盾


よろしければサポートお願いします。いただいた費用は今後の活動費、記事へ還元できるようにいたします。