後期高齢者の見守り 雪国の冬 4
さて、真冬の新潟県上越市海沿いの実家で丸々1ヶ月以上滞在。
その間 一体何をしていたか。
食糧の確保
昼食のみ配達(私が行った時点で夕食の宅配は止めた)
地元スーパーのネットショッピング
これだけだと不安なので、更に地元の生協にも加入。これで、どんなに天気が悪くても配達してくれる強い味方ができた。
注文は私のスマホのネットアプリで週一。
生協加入時の説明に来てくださった時に、家の事情を説明した。
普段はお婆さん独り暮らしということや、荷物の受け取り場所、何かあった際の連絡先など。
実際の食事の準備や片付けについて
私がいる時は、つい全部私がやってしまう。
婆さんは、納屋に貯蔵してある野菜を取ってきてくれたり。
雪が溶けた隙に、畑からネギや大根を抜いてきたり。
停電対策の石油ストーブを出したので、それを使った焼き芋の準備など。
それと、大根の漬け物を漬けたり、カボチャ煮たり。
まあそんな感じ。
もっと色々やってもらえば良いんだろうね。
私がいると、私の邪魔にならないように台所に入ってこない。
婆さんの大事なお城なのに。
居場所を取ってしまった。
婆さんは、ほとんど好き嫌いなく、出したものは何でも美味しそうに食べてくれる。
暖かい汁物、けんちん汁やシチュー、煮物などを作っていると、匂いに誘われて台所を覗きに来る。
私が邪険に扱う。
黙って立ち去る。
ああ、一緒に住んでいない時は婆さんが気になってしょうがないのに。
いざ実家に行って一週間も一緒に過ごすと、だんだんイライラしてくることが増え優しく出来なくなってくる。
雪国と言っても、今年は雪が降って、積もって、凍って、晴れ間が出て、溶け出して、消えて、また降って積もって消えて・・・晴れたり雨が降ったり。
ずーっと晴れないと言うわけではなかった。
たまに青空が覗くと、婆さんはイソイソと外に出ていく。
晴れていても、風は冷たいし寒いというのに。
たぶん婆さんも私とずっと一緒にいるということがストレスだったんだろう。
暴風雪の時には家でじっとしてるしかないけど、ちょっとでも太陽が顔を出せば、フラりと外に居場所を求める。
いつの間にか一人で雪かきしてることもあって驚く。私も慌てて手伝うけど、婆さんの方が断然手際良い。
二人の手に負えないような大雪が積もった時には、近所の方が家庭用の除雪機でうちの前の雪も片付けて下さる。
今年は計三回。毎回何も言わず、いつの間にか綺麗に仕上げて下さっていた。本当に感謝です。
婆さんは、自分のメモ帳に除雪してもらったことをちゃんと書いていた。
秋は片付けや断捨離、いろいろな申し込みや設置、冠婚葬祭などもあって、忙しかった。
今回は自宅からブルーレイレコーダーを一台送ったので、天気の悪い時は婆さんの好きな歌番組を繰り返して見たり、私の好きな番組を見たりしながら過ごした。
以下
一度書いて編集しようとして、消してしまった2月某日の記事より
約1ヶ月と5日くらい実家にいて、気圧配置の合間を縫うように、電車の動きを見定めてバタバタと神奈川に帰ってきた。
雪国から春の日差しへワープ
暖かいんだよね。
ぎゅーっと縮こまっていた関節が緩むみたい。
婆さん大丈夫かな。何してるんだろ。
離れていると、Amazon Echo Show などで話しかけるにしても優しくできるんだけどな。
4月は爺さんの命日なので、また一週間くらいしたら実家に行く予定。
これから先、実家と自宅のバランスをどうやって取っていくか、課題です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?