義母の墓参り
もうじき義母の命日なので、夫と墓参りに。
家の庭でちょっと花を摘み、スーパーの生花売り場で花束を見繕う。
母の日に近い時期なので、毎年この時期はカーネーションの入ったものを選ぶ。
墓に着くと、まず草むしり。毎回、夫は向かって右側、私は左側。
夫は丁寧に根を掘り出すので、雑草も少ないが、私の持ち場はドクダミが育っている。
5月だというのに暑い!
またも適当にブチブチ抜き、夫は墓石を磨き、私は花を飾り、線香を炊き、お参りを。
墓に向かって手を合わせると、お参りもそこそこに、ついお願いをしていまう。
『お義父さんお義母さん、ご無沙汰しています。夫をお守り下さい。子どもたちのこともお願いします。田舎の婆さんもお願いします。ついでに私ももう少し元気でいられますように。お義兄さん一家のこともお願いします。』
毎度お願いだらけで、墓の中に眠るご先祖さまたちも呆れてるかも知れない。うちには仏壇がないので、墓参りに来るとついつい義父母にお願いしていまう。
となりにいる夫はお墓に向かって何を報告しているのか、何を語りかけているのかわからない。
年始(義母の誕生日ころ)、春の彼岸、義母の命日、お盆の前(義父の誕生日ころ)、秋の彼岸、年末(義父の命日近く)、今のところ年に6回お墓に来ている。
自宅から墓地まで車で20分ほど。
夫は今年65歳になる。いつまで車で来られるかわからない。
義母は80歳になるまで、バスと電車と更にまたバスに乗り換えて墓参りに来ていた。
そう思えば、まだまだ通えそうだ。
そろそろ自分たちの墓はどうするか、夫と話し合わないと。
そして実家の墓の行方も、自分たち弟妹が生きているうちに決めないとならない。重い課題だ。
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