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実写映画「思い、思われ、ふり、ふられ」〈感想〉


映画の感想です。
以下、ネタバレもあると思いますので、
見たくないという方はスルーしてくださいm(__)m






↓↓
まずは一言、いや一言では言い表せないんですが。汗
複雑です。そして胸キュンしました、久々に。
青春映画、恋愛映画はもともと好きで殆ど観ているほうなのですが、
この世界に入り込んで色んな世界をみたいなと思うほど、
キラキラ感と青春ならではの淡い感じが。
何といっても実写版キャストが。可愛いし、イケメン…(笑)

人を好きになること、それは簡単。
しかしながら
色んな状況下にいるなかで自分の想いを伝えるのって、、
まず本心伝えていいのかってやっぱり考えてしまうのが人間という生き物なのかなと。
本能のままに好きだといえたらどんなに楽かなんて
恐らく皆さん考えることだと思いますが。
上手くやれば楽にできるのに、
色々小難しくして複雑化してしまう、
またできてしまうのが
人間のいいところであり悪いところというか。
そういうモヤモヤした感情を押したり引いたりしていく。
それがなんだかすごい苦しいけど分かるというか。
特に生まれ持った環境とかが影響してくると、どんなに好きでもどうにもならなくなるなぁとか。
自分のわがまま一つで秩序とか世界が変わってしまうとか正直そんなことあまり考えたこと私は無いんですが、、(基本ふらふらしながら生きているので…笑)
今時の子はそんなところまで考えて、先回りして恋をしているのか?しなきゃいけないのか?と思ってしまうとこもありました。

以前の青春映画系だと誰かが足を引っ張ったり、いじめられるシーンなどが多い印象なのですが、
もしかしたら設定上の関係とか時間の都合もあるのかもしれませんし、詳しい内容は分かりませんが。
(原作を全部読んでないので…汗)
それぞれがそれぞれを思い合っている感じが凄く平和で、凄く優しい世界が広がってるなというか。
誰も傷つけようなんて思ってない、ひとりだけ幸せになろうとしてないというか。
でも、その分色んな葛藤とか我慢をしている。
その人の為になっているんだけど、自分の欲は満たされてない。
個人的には「もっと貪欲に!本能のままにいきなさい!」と心の中で思わず叫びたくなるようなシーンが非常に多かったです。笑

4人のそれぞれの気持ち。想い。
本当にわかりやすく伝えられているし、
関係性というか、最後のほうの団結する感じがもう泣いてしまいそうでした。
やはり持つべきものは友なのかもしれないです。
同じマンションっていうのも、
凄く関係性が深いだけによく分かるというか
その分助けてあげたいって気持ちになるのかなと。
幸せになってほしいと純粋に思いました。

個人的な注目になりますが、
私は脚本を普段かいていたりするので、
ストーリーだけでなく、色々細かい部分を
どうしても見てしまうのですが。
小道具(DVDとか特に教科書!笑)、癖(首を触る)、会話(和臣くんとお兄さんの電話シーン)とかが凄くその場の状況を表しているなと思いました。
恐らく和臣くんの夢とか状況に私は近いからか、
部屋のDVD捨てられてるのみて、私も自分のことのように悲しくなりました。
やっぱりこういう言葉ではないものも必要ですね。
私も書くときの参考にします。汗

アニメ版はまだ観ていないのですが、
とにかく実写はキャストが凄く好きでした。
一生懸命伝えようとしている目の動きとか全て
なんだかずっとみてたいなと。
文化祭のシーンとかずっとみれます、多分。笑
やはり最後の4人のシーンは好きです。
ああいうのやってみたかったです、普通に。
青春ならではというか、
もう学生からだいぶ離れてしまいましたが、
未だああいう雰囲気に凄く憧れます。
最初、由奈さん役が浜辺美波ちゃんじゃないの?
なんて思ってたんですが、
凄く朱里さん役が合ってて好きでした。
原作だと由奈さん中心なのかもしれないですが、、
消極的ではあるけど、ある意味で中心というか、
そういう立ち位置的なのも
深いところを突いている感じがして
面白かったです。

そして忘れてならないのが主題歌ですね。
「115万キロのフィルム」
以前から好きで拝聴していたのですが、
本当にこの曲凄いです。
めちゃくちゃ映画のストーリーなどとリンクしていて。
エンドロールで鳥肌でした。
結婚式ソングとして使われたりしているそうですが、
私も使用させていただきたいです。
あくまで、使用する日がくればの話ですが。笑

以下、
https://www.oricon.co.jp/news/2164644/full/
より抜粋 

ー三木監督は「主題歌をイメージしたとき、誰かの物語ではなく、見た人それぞれの人生のストーリーに 寄り添う歌であって欲しいと考えていました。そんな時に出会ったのが『115万キロのフィルム』です」と起用した理由を説明し「ダメ元でオファーしたところ、快く提供していただきました」とヒゲダンに感謝する。
 ヒゲダンは「この楽曲は、自分が大切な人と過ごす時間を、どんなささいな不安も幸せも共有しながら、極力忘れることなく生きて行きたいという思いが詰まった曲です」と込めたメッセージを語る。
 続けて「ファンの皆と大切に育てている楽曲のひとつですが、この映画のテーマと合致するとのことでお話をいただき、最初は驚きました。ですが、この主人公たちの日々、それをご覧になる皆さんの日々に、もしこの歌が寄り添えたなら、バンドとしてとっても幸せなことなんじゃないかなと思い、今回この『115万キロのフィルム』という楽曲で携わらせていただきました」とコメントを寄せた。ー

この映画のために制作したわけでないと思うと、
映画と主題歌の合致した感じが余計に凄く感じます。

本当にひとりひとりにストーリーがあって、
まさに「目の奥にあるフィルムで作る映画の話」
だなと思いました。
そしてもう一度学生時代に戻れるなら、
ああいう淡い恋愛とか学校生活とか
もう少ししてみたいなと思ったりもしますが。
映画で十分に色々楽しませてもらったので、
戻れなくても良しとします。笑



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