バイクに乗ったきっかけは、ライターだったこと。
2021年12月末、私は30代でバイクの免許を取った。
実は原付バイクにも乗ったことがなく、自動車の免許もAT(オートマ)限定。MT(マニュアル)車の仕組みもわかっていないくらいの知識のなさだった。
そんな私だったので、おそらく、ライターをしていなかったらバイクに乗ることは考えなかったと思う。
きっかけは、あるクライアントさんからの「バイクのリサーチ記事を書けませんか?」という依頼。私は車のリサーチ記事をメインに受けていた時期もあり、当時は「どんなジャンルでもやります!」というアグレッシブな受注方法をとっていたので、当然のように引き受けた。
そのときに担当した記事が「250ccの人気バイク」の特集。クライアントさんからキーワードと一緒にいただいたURLを参考に、リサーチをはじめた。
そこで出会ったのが、「Honda Rebel(レブル)」という、2020年から人気が爆発したバイクだった。(公式サイト↓)
クラシックな見た目がかっこよく、街中でも自然の中でもサマになる。当時意識して見たことがなかった「アメリカン」タイプに衝撃を受けてしまった。
(こんなバイクに、私も乗ってみたい!)
そこから、ふつふつとバイクに乗りたい欲が育っていった。
1年後の決心
育っていたものの、仕事の忙しさを理由に夢のまま終わりそうだったときに、ちょうど仕事が切り替わるタイミングで時間ができた。
(アレ?これは、教習所に行けそう!)と思い立ち、2021年10月中旬に教習所に問い合わせたところ、入校希望者が多すぎて入校制限がかかってしまい、私の入校は12月1日に延期になった。
一応、入校は決まっているものの、30代だし…、MTなんて乗れなそうだし…とネガティブな気持ちも生まれてきたり。極めつけには入校前にバイクを引き起こせるかチェックするのだけど、その約200㎏のバイクを引き起こすのが大変すぎて(引き起こせたけど)次に引き起こせるかはわからないくらいの気持ちだった。
運転は想像以上の難しさ
バイクの運転はとにかく難しかった。
ATの車なら右手右足だけでも運転できるところ、
MTのバイクは両手両足をフル稼働させて、体感も使う。
発進するのにも、
左手のレバー(クラッチ)を緩めつつ、
右手のハンドル(アクセル)を回して、
動き出したら左足でペダルを蹴って(ギアチェンジ)、
横断歩道に歩行者がいたら右足のペダルを踏む(ブレーキ)
そして油断すると急にバランスが崩れて、容赦なく倒れる。
私は運動神経に自信がなかったものの、体幹だけはあったようで(倒れないように細心の注意をしているので)コケずに教習を終わることができた。30年以上知らなかった、自分の意外な一面を知れたのもよかったかもしれない。
バイクはつらいけど、最高な乗りもの
冬は感じたことのない寒さを感じ、
手が震えてハンドル操作が難しくなるくらい凍えて、
夏は感じたことのない暑さを感じ、
止まる度に汗が噴き出して日光の暑さを感じる。
なんで乗っているのかわからなくなりそうだけど、
体一つで走っているような感覚や、バイクで上を見上げたときの空と開放的な景色、他の乗り物には変えられない眺めがあって、気持ちよさがある。
今間で感じたことのない感覚と、ガラス越しではない風景が広がることに、感動して泣きそうになるときもある。
自然の中を走ると全身で風を受けとめるように走って、その場所の空気を感じられる。
いつからでもチャレンジできる
だから、ぜひバイクに乗ろう!というよりも、ひとつの例として届けたくなってnoteを書いてみた。
新しい体験は気づきをくれるし、人生の選択肢を広げてくれると思う。
バイクではなくても、やってみたいことにチャレンジするのに理由はいらない。なんとなくでもやってみることで、成功しても失敗しても結果が残って、視野が広がる。
チャレンジは恥ずかしいと感じるときもあるかもしれない。私も教習所で大学生に混ざって教習を受けるのは気が引けていたし、どう思われるかも怖かった。それでも、今やらないと一生できないかもしれない。
いつかはやりたいことを、今からはじめてみてはいかがでしょうか?
読んでくださったあなたのチャレンジを応援しています!
それでは、また明日。
ここまで読んでいだだき、ありがとうございました!もっとすてきな記事をお届けできるように、頑張ります!