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自由だけど自由ではないフリーランス。

「フリーランスか〜、自由でいいね」フリーランスとあかすと、こんな風に言われることがある。確かにそうなのだけど、そうではない。でも分かってもらえる自信がなくて、曖昧に笑ってしまう。私のよくないクセだ。

私はフルタイムの会社員を10年以上した後に、フリーランスになった。

新卒でアパレル販売職になったので、長い間シフト勤務をしていた。シフト勤務のときは遅番が多かったので、夜中の0時近くに最寄り駅に着くのが当たり前。でも次の日が早番だと朝早くおきなければならなかったり、生活のリズムなんて無視して若さで乗り切っていたのだと思う。

そして転職を機に事務職の平日勤務に変わった。そのタイミングが生活のリズムを作るきっかけになっていたと思う。毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝るだけで体調が崩れにくくなった。(ストレスで崩れることはあったけれども)

自由に使えるすぎる時間

そしてもう一つ転職を挟んだ後に、フリーランスになった。まずフリーランスになって思ったのは「時間が自分の自由に使えすぎる」ということ。

始業、終業の決まりは無いので、夜気持ちがのったら朝方まで仕事ができるし、打ち合わせの予定がなければ、昼まで寝ていても問題は無い。

私もフリーランスでライターになった当初は、とにかく作業量の多い仕事をしていたので、朝4時まで修正作業をして、9時ぐらいに起きるというような生活をしていた。

昼夜逆転とまではいかなくても、睡眠不足がたたって昼間集中できず、また夜から仕事がはかどりだすので同じような繰り返しになっていた。

体調不良をきっかけに

そんな時、頭痛や体調不良が起きやすくなり、やはり夜は寝ないといけないと感じるようになった。

体調不良になって体が思い通りに動かない日に迫る〆切のことを考えてつらい気持ちになっていたのだけど、そんな1日も私の人生の1日で。

気持ちを晴れやかにして過ごす日と同じ1日分の時間が過ぎているのだと思うと、どうにか変えないといけないという気持ちでいっぱいになった。

当時は「ライターで一人前に生計を立てたい!」と気合いを入れいていたので、苦渋の決断ではあったけれど仕事量も無理のない範囲に調整することにした。

2年目くらいで生活リズムが正しくなっていきて、4年目の今は朝6時ぐらいに起きて、夜は0時ぐらいに寝れるようにしている。

自由だけど自由ではないフリーランス

個人的にはフリーランスは思ったより自由ではないと伝えたい。

自分で自分を律する力を身につけていないと続けていけないと思うし、律する力があれば、自由ではなくなる。そんな中のささやかな自由を楽しめてこそフリーランスの楽しさを享受できるのではないかと思っている。

結論、フリーランスは夜中まで仕事できるし、昼まで寝ててもいいけど、長く働くためには規則正しい生活がいい。

もちろん、フリーランスをしている人にもよると思うし、夜型が合っている人もいると思う。でも私のように会社員からフリーランスになった場合は、生活のリズムを崩さない方がいいと思います!というお話でした。

それでは、また明日。

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