あなたの毎日は、あなたが思うより美しい。

私は人の心を読める。ような気がする。初対面の人と話すと、その人が自分にどんな印象を持っているか、もしくは無関心かどうかもわかる。

本当は心を読めるわけではないけど、なんとなく感じ取ることができるようになってきた。これには心当たりのある理由があって、学生のアルバイトから合わせて20年弱、接客業や営業職をしてきたからだと思う。

相手の表情、声色、しぐさなど、注目して見なくてもなんとなくで感じ取れるようになった。第一印象で感じた良いことも悪いことも、その後に続く人間関係の答え合わせはほぼ正解だったりする。

なかなか目が合わなくても（この人に好かれそうだな）と思ったら告白されることもあったし、

どんなに笑顔で感じが良くても（この人悪口好きそうだな）と思ったら、会うたびに知らない誰かの悪口のオンパレードだったりしたこともあった。

自分で印象操作をしてしまわないように、フラットに捉えているのだけど、人が無意識に出している言動を捉えることができるのが特技なのだと思うようになった。

なんだかマイナスな文章が続きそうだけど、これはこれで気に入っていて、相手に喜んでもらうための言葉を探すのにも便利だし、今自分が相手に何をしたらいいかの判断軸にもなっている。

ライターの仕事を始めてから気がついたのは、人はそれぞれ特殊能力をもっているのかもしれないということ。

そう思ったきっかけは、WebライターにはHSPと打ち明けて、自分らしさを大切にして活躍している人が多いことだった。

HSPで調べてみると「生まれつき感受性が強く、環境刺激に敏感に反応する人のこと」と出てくる。感受性が豊かで人と共感しやすいけれど、敏感に感じ取れる分、ストレスを感じやすいということだと思う。

私もインターネットでHSPの診断テストをやってみたことがあって、結果は「HSPの傾向がある」だった。ただし、まわりの友達にやってもらっても全員「HSPの傾向がある」診断結果になったので、誰しもが少なからず持っている特性なのかもしれないとも思う。

それが強く出ているか、まだ息を潜めているか。いつ自分がマイノリティになるか。もしそうなったときに、自分を認められるように。自分を知っておくことは大切だと思う。

実際にHSPと打ち明けて発信をしている方の書く文章は美しい。自分を認めて、自分の良さを最大限に発揮できる場所を選んで、生きている人は美しい。

人はそれぞれ得意なことが違っていて、考え方も違う。

自分の潜在的な能力を知ろうとしてみたら、思わぬ発見があって、人生が思ったよりもよい方向に進んでいくかもしれない。

だから気がついて。

あなたの毎日は、あなたが思うより美しい。