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今年はこの映画を観たくて、生き延びてきたと言っても過言では無い。

昨年の12月に情報が解禁されてから、
これのために生き延びてきたといっても
過言では無い映画を観てきました。

私はドラマが大好きなのですが、
素敵なドラマを制作されたスタッフ陣にも
興味が湧きます。

脚本家さんはもちろん、
監督、プロデューサー、劇伴担当の方など、
ドラマを支えるスタッフさんが素晴らしいと
その作品は間違いないなと思います。

今回の映画も間違いないスタッフ陣。

楽しみすぎて、ようやく行ってきました。



以下、内容に触れていますので、
完全なネタバレ等はありませんが、
気になる方はお避けください。




公式から出ている前情報以外は
内容等、一切入れずに観に行ってきました。

11月、流通業界最大のイベントのひとつ、
「ブラックフライデー」の前夜、
世界規模のショッピングサイトから配送された
段ボール箱が爆発する事件が発生。


やがてそれは日本中を恐怖に陥れる
連続爆破事件へと発展していく——。
誰が、何のために事件を仕掛けたのか。
残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか。

公式HP イントロダクションより

このようなイントロダクションと
アベンジャーズのような豪華な俳優陣。

「アンナチュラル」、「MIU404」も
もちろん履修していたので、楽しみすぎました。

私は、星野源さんのラジオも聴いているのですが、
星野さんは出演が発表された際、
「ほんとに少ししか出ていないので、
期待しすぎるとがっかりします。
なので、期待しすぎないで。」
ということを話されていました。

これを聴いていたので、
あの豪華な俳優陣だから、
出演してくれるだけでありがたい…
と思いながら観ていましたが、

十分過ぎるほどに素敵で、重要なシーンに、
あの二つのドラマの世界観が登場しました。

もちろん、二つのドラマを観ていなくても、
映画のストーリーには影響がありませんが、
やっぱり観ておいた方が、
登場した時のときめき度がアップします。


大手ショッピングサイトと運送会社、
下請けの委託ドライバーなど、
それぞれの思いが交錯しながら、
物流業界の光と闇が垣間見えます。

そこに突如起きた、連続爆破事件。

観る前は誰が犯人なんだろうとか、
映画を制作されたスタッフ陣は、
何を伝えてくれるのだろうとか、
ワクワクしていました。

そして、まさか、
あのような題材が絡んでくるとは思っていなかったので、今の私には他人事では無くて、
同じような状況に陥っていた可能性もあるわけで、涙が止まりませんでした。

一言一句、全てを受け取りたくて、
息が止まるくらい見入ってしまいました。

また、
女性が上司になることとか、役職に就くこととか、シングルマザーとか、女性のバイタリティなども
描かれているのだなとわかりました。

女性だからとか思いたくないけど、
やっぱり女性だから、
女性なりに頑張らないといけないこともある。

私もあの映画の女性達のように、
強くなりたいです。


話は変わって、

私が、この解釈で合っているのか、
思い悩んでいる場面が一つあるのですが、
主人公のエレナさんが、
おそらくお母さん?と電話をしているシーン。


爆破事件が起きた荷物のショッピングセンター。
主人公はそのセンター長なので、
事件真っ只中で奮闘している最中のシーンで、

「私は大丈夫、まだやれる。」
みたいなことを母に話すんです。

その後の
私はどっちなんだろう。
というセリフ。
(ニュアンスなので、
 細かいところは違うかもしれません…)

後々、伏線回収されるのかなと用心深く
観ていたのですが、結局はっきりとはわからず。

色々考えると、
「私は
 お客様のため、それとも会社のため。
 どっちなんだろう。」 

ということかなと、私は結論付けています。



"死んでも止めるな"

映画内のセリフにて

このセリフが
この文言通りに、鎧となってのしかかってきます。

日本人の真面目さ、誠実さ、勤勉さが生む
"幸と不幸"。

どうしてこんなセリフが、
題材が思い付くんだろうとリスペクトしか無くて、この映画を通じて、より好きが深まりました。


また、米津玄師さんが歌う
映画の主題歌である「がらくた」という楽曲。

30人いれば一人はいるマイノリティ
いつもあなたがその一人
僕で二人

もういいかい もういいよ だけどもう少し
長い夜を歩いていきましょう
痛いの痛いの飛んでいけ飛んでいけ飛んでいけ
明かりを消して

許せなかった何もかも全てを
ずっとあなたを否定してきた
その全てを

米津玄師さん 「がらくた」歌詞より


私の好きな歌詞です。

いろんな場面に当てはまる歌詞だと思いますが、
私は自分がマイノリティだと感じている部分が
あり、劣等感を抱き、そんな自分が嫌いで
許せないこともあります。

けれど、そんな自分を許していいんだよ、と
受け止めて、包み込んでくれているようで、
とても沁みました。

私のとある推しがやっているテレ朝の音楽番組
(ほぼバレてもいい書き方してます。)
で米津玄師さんの特集を
先週と今週放送していたのですが、
より米津さんのことも好きになりました。

映画を観る前から良い曲だとは思っていましたが、観た後だと、また違った解釈ができて、
エンドロールでこの曲がかかると、
より刺さって、大号泣してしまいました。

全てが最高な映画。
忘れたくないな。

私は、
同じ映画を2回観に行くとかしたこと無いのですが、これは行ってこようかな…。

長文の感想にお付き合いいただき
ありがとうございます。




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