水樹奈々「LIVE HOME」神戸初日、2日目のツイートをまとめたら、1万字あった。
【はじめに】
去る7月16日、17日に水樹奈々夏のツアー「NANA MIZUKI LIVE HOME 2022」が開幕した。2019年「LIVE EXPRESS」より3年ぶり──日付にして1035日ぶりのツアーの開幕。水樹奈々本人も僕たちオタクもほんとうに首を長くして待った瞬間である。
都内の新型コロナウィルスの感染者数が再び1万人を超え、社会は切迫の一途を辿っている。そういう意味で、まずは無事にツアー開幕を迎えられたこと。それを心の底から祝福したい。
正直にいって、当日を迎えるまで──いや、座席について幕が上がるその瞬間まで、「演者・スタッフのコロナ感染によるライブ中止」を危惧していた(もちろん、自分が感染する可能性も)。
ツアーは8月21日の愛知公演までつづくが、水樹奈々本人、バンドメンバー、ダンサーチーム、全スタッフ、そしてオタクたち──全員の健康無事をまずは祈念したい。
さて、そういうわけでぼくも16日、17日のワールド記念ホールでの神戸公演に参加してきた。
ツアーに対するまとまった感想はおいおいまとめていくつもりである。まずはそのまえに、2日間でつぶやいた感想ツイートのまとめを公開しておく。
これはあくまで自分用のメモではあるが、トピックごとに感想をまとめておくことで、「自分がどこに感動したのか」を一覧で示すことができる。
そうやってまとめた感想を一覧のもとに見直すことで、書くべきテーマが”発見”されるというわけだ。
僕たちの思考はいつだって断片的である。そういう意味でツイートはまさに断片そのものだ。しかし、ピースだけではジグソーパズルは完成しない。額縁を確定させる必要がある。
フレームを確定させないと、ピースはバラバラに散らばり、まとまった量のテキストという”風景”を描くことができない。まずはフレームを見つけ出すこと──。そして、そのための最初の最初の準備作業が「ツイートをまとめること」である。
なお、ツイートの集約作業は、アウトラインプロセッサーであるWorkflowyを使用した。使用方法については以下の書籍を参考にした。感謝して記しておく。
さらに一点補足しておくと、『LIVE HOME』の直近でアルバム『DELIGHTED REVIVER』がリリースされている。
そのためそちらに収録されている楽曲については、ツアー中で披露される可能性が極めて高い。なので曲名などにも言及しているが、それ以外の楽曲──いわゆる既存曲についてはネタバレに配慮して、曲名は基本的にあげていない。ちょこちょこ具体的な曲名を濁しているのはそういうことなので、ご了承願いたい。
前置きが長くなった。
以下、主だった項目ごとにツイートをまとめている。
その数なんと、1万字弱。
アホみたいに長いので、気になった見出しから拾い読みするのがオススメだ。
では、どうぞ。
【ライブはじまる前】
"2020年の夏"を取り戻す。(※2020年夏のツアー「LIVE RUNNER」がコロナで中止になったことを踏まえて)
いやあ、"2020年の夏"はとんでもない晩夏でしたねえ。ほんと待たせすぎですよ、まったく……。
何度繰り返しても水樹奈々夏ツアーが開催されないループを抜けてきました。俺たちが立つ"いまここ"こそが約束の世界線なのです。
年始のLIVE RUNNERで水樹奈々ライブが帰って来たとたしかに思ってたんだけど、やっぱこうやってツアーのために新幹線乗ってると、ほんとうの意味で「帰ってきた」って気がするな。やっぱ、ツアーなんだよなあ。
まだ東京なのにすでに高揚感がえぐい。このままじゃ神戸に着くまでに灰になってるかも。そのときは神戸港から僕の遺灰を海に流してください。
もちろん可能なかぎり『DELIGHTED REVIVER』聴き込んできたんだけど、なんだろう、まだアルバムが"身体化"できてないというか、身体の一部になるほどリピートできてないままライブ当日を迎えるのはひさしぶりかも。
僕は未来人なんでわかるんですけど、今日のライブは最高なものになります。
水樹奈々さんが楽しく歌えますように。
入場。水樹さん、開幕で燃費死ぬほどわるそうなアメ車で出てきてほしい。※米国の国道「ルート66」をイメージしたセットだったことを踏まえて。
入場。アリーナB4。センターステージ正面のブロック。このまなこに水樹奈々を焼きつけてくるぜ。
LIVE HOMEの1曲目は「水樹奈々の歌」です。水樹奈々が歌ってくれてたら、もうなんでもええ。
あまりに長いことツアーを切望し過ぎて、水樹奈々にあれ歌ってほしい、これ歌ってほしいという気持ちがゼロになった。ただただ、ただただ、「水樹奈々が元気にステージで歌う姿を見届けること」だけが今日の目標であり、唯一の願いです。願いは、もう少しで叶う。
『DELIGHTED REVIVER』聴き込むことに必死で、それ以外の曲をまったく復習できてない。だから「これが来るんちゃうか?」「あれが来たらうれしい」みたいな思考に至れてない。つまり、"何が来ても嬉しい"、もっといえば"水樹奈々が歌ってくれるだけで100000000点"の境地になってる。
【ライブ全体】
その日、人類は思い出した。水樹奈々ライブは一生ぶんの鳥肌が立つことを。
ライブのネタバレします。水樹奈々は水樹奈々で水樹奈々でした。つまり、""最高""だったってことです。
水樹奈々ライブ、「やっぱ水樹奈々だよな」を確認しにいく作業ともいえる。
僕のライブ歴は2010年だから、「やっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱやっぱ水樹奈々だよあ」くらいですかね。
水樹奈々のライブってのはね、「水樹奈々という人格」に全身丸ごと包み込まれる体験なんですよ。
"リズム"の水樹奈々でしたね
冒頭3曲がわかりやすいけど、既存のアンセムと新規曲をおなじ文脈につなげるセットリストの組み方が、ほんとうに素晴らしいなと思いました。
明日も水樹奈々のライブあるの!?!?!? は、嘘やろマジで!?!?!?!?って感じです、いま。
水樹奈々がライブでバラード1曲しか歌わないの、まだ"究極完全体"を温存してるって感じでヤバいだよんな……。
水樹奈々の真骨頂は間違いなくバラードだよ
途中まで「2009年ごろの水樹奈々」がタイムスリップしてきてるのかなと思ったわ
は、アリーナの席間狭ない???? 4列シートのバスかよ
・ペンライト忘れた→こぶしを振ればいい ・タオル忘れた→こぶしを振ればいい ・曲の予習ができてない→その場で聴いて好きに踊ればいい ・モチベーションが上がらない→どうせ1曲目で強制的にブチ上がる。とりあえず現地に這ってでもこい チケット忘れた→お前はもう終わりです。
入れ替わり枠、全弾心臓に命中です。撃ち抜かれました。ほんとうにありがとうございました。(※入れ替わり枠=初日と2日目で曲目が変わった枠のことを指す)
【ライブの演出、印象的だった場面など】
大意しか覚えてないんですけど、ベースの坂本竜太が「誰もひとりぼっちにしない」と「MY ENTERTAINMENT」のラストのメッセージを引用してバンド紹介を締め括ったのが最高でしたね。今回のツアーのテーマがあれほどはっきり表出したら瞬間はほかになかったはず。
「MY ENTERTAINMENT」のパフォーマンスめちゃくちゃカッコよかったなあ……。"エンターテイメントの最前線"に長年いる人間の矜持と覚悟を感じた。「エンタメ舐めんな」って語りかけてるようだった。
俺はこのコロナが終わったら、かならず水樹奈々の真似して「MY ENTERTAINMENT」の最初で国歌斉唱ポーズで「Wow…」歌うんだ……!
今日の水樹奈々の衣装、これまでの水樹奈々ライブのエクゾディアって感じでしたね。あれは出た瞬間、勝つわ。(※エクゾディア=漫画『遊☆戯☆王』に登場するカード。「封印されしエクゾディア」など5枚のカードを集めた瞬間、ゲームに勝利できる)
落とし物ランキング第1位が「ペンライトの部品」なの、もしかして商品自体が"欠陥品"では……?
俺も20代ラストイヤーなんだけど、10代だけじゃなく20代もほんとに減ったなあ。昔はけっこうなボリュームゾーンだったんだけどなあ。
ダンサー紹介パート、ライブによっては間伸びした印象というか、主役の水樹奈々がいないからちょっと厳しいときもあるんだけど、今回は素晴らしい。
曲→映像→ダンサー紹介とシームレスに繋ぐ構成もいいし、紹介パートもバンドメンバーが合わせてそれぞれソロをとるからメリハリがある。
あくまで個人的な意見だけど、「タオル曲」って後半に入るとライブのテンポとテンションが落ちる感じがしてたから、コロナの影響で枠自体が廃止されたっぽいのちょっと歓迎してる。(※タオル曲=タオルを振り回す振り付けが設定されている楽曲。公演のなかで1曲は登場する)
今日はアリーナB4ブロックでほんとにアリーナエリアのど真ん中にいたんですが、おかげでステージをパノラマで見渡せるというか、「水樹奈々チームが見せたいビジョン」がいっさいの濁りなしで入ってきて最高でしたね。それにつけても、バックモニターを背負う水樹奈々の、神々しさよ。
ひとつだけ不満をあげておくとしたら、"あのブリッジムービー"のあとにシリアスな曲やられても入ってこおへんって…………。(※ブリッジムービー=公演中盤で流れるムービーのこと。物語調のシリアスな内容が流れ、そのまま曲に繋がることが多いが、今回はコメディタッチの内容だった)
ブリッジムービー、今日のほうが明らかにおもしろかったな。ふたりのアドリブが乗りまくってた印象。
コジローさんのギタープレイ、音的な意味でもビジュアル的な意味でも「魅せる」プレイングだよな。ギターヒーローって感じ。渡辺さんとも北島さんともまた違うタイプ。めちゃくちゃカッコよかった。(※コジローさん=ギタリストの佐々木”コジロー”貴之のこと。年始のライブ「LIVE EXPRESS」より水樹奈々のサポートバンド・チェリーボーイズに参加)
そういえば昨日のライブのアンコールで水樹奈々が「水樹奈々柄」のグッズTシャツ着てたんですが、見た瞬間、「と、共食い……!」ってちょっとなりました。
アンコールラストについて
アンコールラストを聴いたとき、あまりに時勢とぴったりすぎるフレーズの数々に泣いたんだけど、これはそのときそのときの時代を20年以上も歌い続けてきた水樹奈々の、いやポピュラーミュージックがなせる奇跡だと思いました。
政治色を極力脱臭してきた水樹奈々が『DELIGHTED REVIVER』で明確に社会的かつ政治的なイシューを歌わざるを得なくなったほど、我々の「生活」と「政治」は否応なく接近したわけですが、アンコールラストのMCなどはそういう意味で大変に"攻めてる"と思いました。
アンコールラストでべつにコロナやいまの時勢のことを歌っているわけではないのに、歌詞のひとつひとつをいまの状況に引きつけて解釈してしまう。それができるってことがポピュラーミュージックのひとつの奇跡だし、400曲以上もの持ち歌を有する水樹奈々のすごさだと感じました。
アンコールも終わって去り際に水樹奈々が「みんな無事に帰るんだよ」とアニメみたいなセリフを言ったとき、ほんとうにヤバい時代に生きてるんだなあと思いました。
【水樹奈々かわいい】
水樹奈々、もしかして世界でいちばんかわいい42歳かもしれない。
水樹奈々さん、可愛すぎて見てるだけでニコニコしちゃうな
入れ替わり曲の影響もあるんだろうけど、今日の水樹奈々は終始可愛かったなあ。
推しが結婚しても母になってもステージで本気の「可愛い」をやり続けてくれる。それがどれだけ幸せなことか。
水樹奈々を見ていると、「可愛い」ってのは動詞なんだよなって思う。可愛いを"する"んだよ。ステージの上でそれをやり続けることって、ほんとにカッコいい。間違えた。可愛い。
同じことは堀江由衣と田村ゆかりのライブに参加したときも感じた。やっぱ御三家はすごい。
水樹奈々さん、ある一定以内の近さで見ると、あまりの可愛さに一瞬身体が硬直するんですよね。「存在の可愛さ」としか言いようがない何かがある。
小柄な水樹奈々が全身を使ってロングスカートを翻すの、可愛いすぎるんですよね……。
水樹奈々さん、ありとあらゆるブレイクでロングスカートを翻して1回転してほしい。
【「ダブルシャッフル」について】
「ダブルシャッフル」すさまじかった。「ダブルシャッフル」好きな人も嫌いな人もこれだけ聴くためだけにツアー参加してほしいレベル。官能的で破壊的な水樹奈々がそこにいた。
「デビュー前後の私はシティポップ的な後ろ乗りのリズムが苦手だった」というMCから、22年後の最新曲で"リズムの化け物"である「ダブルシャッフル」を完璧に乗りこなすの、セットリストの構成として完璧すぎんだろ。痺れた。
企画曲からの「ダブルシャッフル」の流れ、あいだのMCによって過去と現在を"リズム"で繋ぐ構成になってて、秀逸すぎるなあと思いました。
初日の「ダブルシャッフル」のあまりのすごさに、「夢かな?」って思ったんで今日もう1回ちゃんと見た。夢でも嘘でもなかった。カッコよすぎ。
「ダブルシャッフル」の間奏で、マリオネットのように踊り狂い舞う水樹奈々の迫力たるや。
「ダブルシャッフル」のパフォーマンスは"踊り狂い舞う"としか言いようがない。それ以外の適切な表現が思いつかない。ほんとうに、すごかった。
トランスした水樹奈々はマジで強いからなあ。
そういえば、「ダブルシャッフル」のときバックモニターで「こっくりさん」してなかった? 集団呪術マジやめて
過去のアンセムが盛り上がるのはある意味あたりまえでそれをオタクは求めがちなんだけど、「ダブルシャッフル」みたいな新曲が一歩も引かないパフォーマンスで魅せてるのはほんとうに心強いな。
音楽的なことはよくわかりませんが、「ダブルシャッフル」とか変なリズムの曲は無理にペンライト振るより、身体でリズムとったほうが楽しいですよ。
ダンサブルな曲だったり、トリッキーなリズムの曲はライブで生で見てはじめて完成するタイプの楽曲だなと痛感いたしました
水樹奈々のパフォーマンスを見てると、「棒切れ振ってる暇あったら踊れ。身体でリズムをとれ」と言ってるとしか思えない……(踊り倒した)。
今日も踊ったなあ。とくに「ダブルシャッフル」はリズムに全身が掻きむしられているような気さえする。
僕が言う「踊り」とはいわゆる「振り付け」のことではなく、もっと自由で、原始的で、本能的なやつです。音に合わせてただ身体を揺らす。その気持ちよさ。
【「ETERNAL BLAZE」の歌詞間違いについて】
歌詞を間違えまくったから「酷評」という意見が結構あることに驚く。そうか。それは理屈では正しいんだけど、僕は信者なんで"そうならざるをえなかった"状況や時勢のヤバさに思いを馳せたい。だって、幕が開くまで「ライブ中止になるかも」と客ですら心配してたんですよ??
あと、正直歌詞をミスことはわりとどうでもいいと個人的には思ってる
ちょっと歌詞を間違えたくらいで騒ぎになるって、いかに水樹奈々のパフォーマンスのアベレージが高いかってことですよ。
LIVE GRACE OPUS IIのアルパをミスったときに僕は完璧超人水樹奈々の「人間味」を垣間見たわけですが、今回の歌詞間違いもおなじテンションで受け取りましたね。ああ、当たり前だけど水樹奈々だって緊張するんだよなと。
死ぬほど歌ってきたはずのド定番もド定番のアンセムの歌詞をトチりまくる水樹奈々を見たときに、「1000日ツアーができなかった」という事実がいかにヤバかったのかを痛いほど感じました。
水樹奈々が派手に歌詞を間違えたとき、「あの水樹奈々ですらテンパる時勢なんだな」とコロナ禍がいかにやばいかを痛感しました。
「1000日ツアーができてない」とは、水樹奈々がど定番のアンセムの歌詞をミスりまくるということなんです
コロナ踏まえてもっとも信頼してる連番者のオタクとふたりだけでサシ飲み。ふたりとも真っ先に「水樹奈々の歌詞トチり」について話はじめたのが最高だった。
しつこく歌詞間違いの話題を蒸し返して恐縮だが、「歌詞を間違える=口パクではない証拠」と言ってる人がいてひどく驚いた。そっか、口パクか、ほかのアーティストならいざ知らず、水樹奈々においてその発想にいたること"すら"なかった……そらそうだよな……。
「エタブレはネタバレではない」という"判例"が水樹奈々本人より示されましたね。まあ、ほぼ毎回歌うしね。
エタブレ丁寧に歌ってましたね。いや、こちらの耳が丁寧に聴いたのか。
【「HOME」について】
「HOME」ズルすぎない??あんなん泣かんやつおらんやろ????
水樹奈々「HOME」を聴いたとき、ああこれは水樹奈々による「水樹奈々のライブ」の主題歌なんだと思いました。
斜に構えクソオタクなので、「HOME」の歌詞に「さすがにあざとすぎんか?」ってちょっと思ってました。ほんとうにすみませんでした。ありえないほど泣きました。
「HOME」の中で水樹奈々は「どんな時も最高の笑顔で待ってる」と歌った。これから時勢はどんどん厳しくなるかもしれない。ノーテンキにライブに行ってる場合じゃないかもしれない。けれども水樹奈々は、水樹奈々だけはステージの上で待っててくれる。それが、どれだけの救いになるか。
「HOME」で水樹奈々が「筋肉痛 確定の身体も なんだか 少し誇らしいんだ」って歌ったことにより、ライブ翌日の辛い辛い筋肉痛も”大切な思い出”となった。
水樹奈々「HOME」の「日常を極上の幸せに変える」ってフレーズ、意味的にも韻的にもかかってて好き。
【水樹奈々すごい】
水樹奈々、あまりに「本物」すぎる。
太陽だよ、水樹奈々は。あまりに眩しすぎて直視すると目が潰れるんだよ。それでも俺たちは、見ることをやめられないんだよ。大好きだから。
「コロナにかかるわけにはいかないから2年半外食しない」とか、「妊娠出産するまではほぼ毎日ブログ更新する」とか、水樹奈々は"やり切る力"がえげつなさ過ぎて、歌詞の「努力は大事」「夢は叶う」みたいな平凡なメッセージに説得力がでるんだよな。"存在の説得力"がなせるわざというか。
水樹奈々ライブは「水樹奈々の人柄」が超巨大化した空間だから、その中に放り込まれると自分たちも水樹奈々みたいになれるんじゃないかって気になってくんだよね。だけど、俺たちは水樹奈々じゃないから水樹奈々みたいになれなくてそのギャップに絶望しつづける。
パフォーマンスが化け物なのはずっとわかってたんですけど、こうやって時勢がヤバくなればなるほど水樹奈々の「人格の化け物」っぷりが際立ってきますね。偉人って水樹奈々みたいな人を言うんだろうなって、この2日で確信しました。
水樹奈々の歌詞、「水樹奈々が言ってるから」響くけど、これがベンチャーの社長ならそうとう辛いよな。
水樹奈々のサポートバンドに新加入したメンバーから出た「親が厳しいから仕方なく灘高から東大に行って、最終的にミュージシャンになった」というエピソードを聞いての結論が、"努力すればなんでもできる"の水樹奈々さんヤバすぎない??
ライブの余韻に浸りたいだろうし、死ぬほど疲れてるだろうに、おそらく帰りの新幹線でブログを更新してる。これよ、これが水樹奈々の凄さよ。
このインタビューが衝撃的過ぎて、昨日はずっとステージの水樹奈々を「2年半外食してない人」だと思って見てたなあ。
ラストのMCで「こうやって"毎年"夏にツアーができると信じてる」と言ってくれたの泣きそうになるくらいうれしかったな。そうだよ、水樹奈々にはいつだって「夢」を語ってほしいんだよ。
水樹奈々は歌詞でもMCでもブログでも言ってることの一貫性がありすぎるんだよな。
【水樹奈々と「僕」】
やばい。水樹奈々のことしか考えられない。
水樹奈々。はあ水樹奈々。水樹奈々。
ツアー開幕に向けて自分のライフスタイルを大幅に変えたり、神経質なまでに感染症対策に努めたりしてるとき、僕にとって「水樹奈々」は人生の必須事項になってたんだなと気づいた。高2でファンになって十年ちょっと。いつの間にか、水樹奈々は「青春」から「人生」そのものになった。
何がなんでもコロナにはかからず全公演完走してやる。なぜなら、水樹奈々が「みんな無事に帰ってね」と言ったから。
水樹奈々の悲しむ顔をほんとうに見たくないんですわ。だから、後生ですからコロナさん、ここはあっしの顔に免じてお引き取り願えませんかね……?
1000回生まれ変わっても水樹奈々みたいにはなれないとわかっているはずなのに、水樹奈々のライブに通い、あまつさえ励まされてしまうこの感情の正体はいったいなんなんだ。
水樹奈々は全人格的にぶつかってくるから、俺たちオタクも全人格的にぶつからざるをえない。そして死ぬ。
水樹奈々がまったくブレないから、水樹奈々についていけば俺たちブレブレのオタクもようやくちょっとはマシになるんだよ。
ツアーのなかった2年半に何してたかといえば、筋トレにハマって20キロのダイエット&肉体改造に成功したわけですが、おかげで終始跳ね回ってても翌朝まったく筋肉痛にならない。
ツアーのない2年半で筋トレに目覚めたおかげで、どんだけ跳びまくってもライブ翌日の疲労感は薄いし筋肉痛もまったくないんだけど、「HOME」の「筋肉痛確定の身体も なんだか少し誇らしいんだ」に共感できてなくてちょっと辛いです。
初日の後は気が張っていたのか筋肉痛にならなかったけど、今朝起きたら見事にバッキバキ。
それにしても、「水樹奈々のライブに行ったなあ」ともっとも強く実感するのが、「筋肉痛」ってのもすごい話だよな
ライブの初日と2日目のこの時間は、いつも"余韻"に囚われてまったく動けなくなる。ひたすら喫茶店でぼけーっとしてる。
ツアー開幕まで自粛していましたが、水樹奈々のハツラツとしたパフォーマンスを見ていると大いに刺激を受けたので、今日からジムを再開します。
Bluetoothイヤホンの充電切れちゃったから東京までの新幹線で水樹奈々聴けないんだけど、鳴ってますね確実に、水樹奈々の歌が。僕の脳内で。
後半の入れ替わり曲にテンションあがりすぎて、てっきりコロナで脳がバグってLIVE ACADEMY(※2009年春のライブツアー)に参加した高校生のころの幻想を見てるのかと思ったよ……。
「推しからのレス」というものに本当に興味がないから、アンコールで水樹奈々が近づいてきたときも、そっちのけでぴょんぴょん踊り狂ってました。
【企画曲について】
おい、企画曲が発表されて思わず声を出さなかったオタク!お前はほんとうに偉い。
企画曲、今日来なかったことを一生後悔する人おるんやろなあ。
完全に「君の来ない公演でレア曲歌っちゃうぞ」の画像のやつやん。
企画曲、俺はギリギリ聴いたことあるくらいのレベルだったから、今からはじまる前にタイムリープしてベテランオタクとっ捕まえて、「結論から言う。お前は這ってでも今日の公演に参加しろ。俺を信じろ」って言ってやりたいよ。
まさか令和4年にもなって、水樹奈々の口から「ジャムステーション」って言葉を聞くとは思わんかったよ。
そういえば、今回の企画コーナーは残り9公演の楽曲予測もさることながら、本来はLIVE RUNNERでやる予定だった17−10=7曲が何だったのかも気になるところですね。水樹奈々データ派のみなさん、ツアー完走の暁にはぜひ予想をお願いします。
【オタクについて】
おのおのが印象に残った演出をツイートしていくことで、徐々にライブで「注目すべきポイント」が固まっていくツアー序盤のこの過程、大変好きです。集合知っすね。
昔FCイベントで抽選で選ばれたオタクが水樹奈々に直接「次のツアーで歌ってほしい曲を指定できる」ってイベントがあった。その時「ずっと歌われてない曲は××だから」的なツイートするオタクが多かったけど、ちゃうやろと。"推しに直接自分の好きな曲を言える"のが大切違うんかと。ポケモン図鑑でも集めとるつもりか
あんとき俺が当たってたら、100%「Crystal Letter」って言ってた。たしか直前のツアーで歌ってたはずやけど知らん。俺は水樹奈々に直接「クリレタが好きっす!」って言いたいんや。
水樹奈々は2年半外食せずに今日に備えた。お前はどうする? 何をする??
【アンコールラストのMCについての連番オタクとの感想】「"政治"でしたね……」「ええ、"政治"でした……」
タイムラインを見ていて思うのは、今回のツアーに参加する動機は「水樹奈々を見たい」というのはもちろんあるけれど、「水樹奈々オタクの友達と会いたい」ってのもあるんだなと。ずっと水樹奈々を追いかけていると、もはや彼女中心に一生もののコミュニティができていたりする。
はじめて聞いた曲を「拾う」って言うな。お前が落ちる前に落下点に入るんだよ! マイナー曲が来て周りがぽかんとしてるなら、お前がブロックを引っ張るんだよ!!
ポートライナーで昔のペンライトのボタン電池交換してる人いるんやけど、弾込めしてるみたいでカッコいい。
隣にデブくるな隣にデブくるな隣にデブくるな隣にデブくるか隣にデブくるな隣にデブくるな…………
ペンライトを忘れても、振れるこぶしがある。踊れる身体がある。水樹奈々の歌を聴ける耳がある。それだけでじゅうぶん。それ以上、何を望むか。ただし、チケットだけは忘れるな、お前ら。
ご時世的に僕が「無事にライブに行けること」の裏に、・体調的にライブに行けなくなった人・ライブに行くことを断念した人が存在することを感じる。幸運なことだと感謝せねばならない。
【終わりに】
──以上である。
これ最後まで読んでるやつおるんか?
それにしても、こうやってまとめてみると、自分がどこに反応したかがよくわかる。
すなわち、「ダブルシャッフル」と水樹奈々の「人柄」である。
──うん、それはまとめる前からわかってた。
とにかく、ツイートをまとめることはあくまで「準備作業」である。最終的には、「ツイート」という流れ消えゆく”フロー”を「オタク長文」というという”ストック”に変換することが目的だ。
このまとめを何度も何度も読み直して、僕はまたあたらしいテキストを書くのだろう。そういう意味で、ツイートまとめはいわば、テキスト執筆のための”足場”である。
なお、つぎのライブは7月30日、31日に茨城県日立市池の川さくらアリーナでの開催を予定している。もちろん、僕も両日参加予定だ。そしてまた、ぴーぴーうるさいSNSの青い鳥になるのだろう。
そのために、まずは健康管理には気をつけたい。
オタクも気をつけろよ!!!!
(終わり)
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