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転職=自分でコントロールできる異動と考えます

私は新卒で入社した会社に7年間勤め、その後異業種異職種のベンチャーに転職をしています。

新卒で入社した時には、定年まで勤め上げるつもりでしたし、会社も上司や同期も大好きでしたし、なんなら今でも好きです。

では、なぜそんな私が転職を選んだか。答えは簡単です。期待と現実が合わなかったから。

もう少し分解すると、

仕事にのめり込むにつれ課題が山積しているのをひしひしと感じるようになったのに対し、大きな組織とそこに胡坐をかいた人々はあまりにも変化に消極的で、それを変えていくことに自分の人生を消費したくなかったから、です。(課題については、かなり生々しくなってしまうので、割愛します。)

日夜残業に明け暮れ、家庭を顧みず、気がついたら子供が大きくなっていたようなおじさまには理解が難しいでしょうが、女性が子供が欲しいと思った場合に仕事にブランクが発生することは、生物学的に必然不可避なのです。こちらだって好きでその役割を選んだ訳ではありません。出来ることなら、男性も妊娠出産ができて、順番に妊娠出産を分担したいな、なんて考えています。

でもしょうがないのです。そういう風にできてるんですから。諦めてその前提でキャリアを考えた時に、前職では、妊娠出産をセーブし仕事に没頭するか、いわゆる女性の幸せってのを堪能するために福利厚生を使い倒し、キャリアを捨ててただの労働者になるか。


普通に働き、普通に家庭を持つには、あまりにも時間が足りない。

そんな危機感が入社当時からあったので、早め早めのキャリアパスを会社には要求し続けてきました。

人事に提出する調査書に異動希望を書いたら部署の上司に呼び出され、「まだ早い。」と書き直させられたり、後任がやってきてから私が次の職場に異動するまで1年ものアイドリング期間もありました。転職を決めた後も、引き止めに合い転職先にお願いして予定よりも退職時期を遅らせたりもしました。

合わせたらどれだけの時間が過ぎて行ったか。

転職は年収アップや職場環境改善など、様々な目的があって行われますが、私にとっては、転職をしたことによって、自分のタイミング・自分の思うようなキャリア形成の手段を手に入れられたと思っています。

自分のキャリアを形成する決定権が、会社から自分に移ったことによって、盲目的に会社に人生を委ねるのではなく、常に(育休中の今でも)キャリアの棚卸しを行い、何が最善な選択肢なのかを考えるようになりました。

女性を輝かせたいとかなんとか思うのであれば、転職という選択肢はデフォルトであって良いと思います。

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