好きな仕事を辞めたのは、仕事が好きだったから
小説にも書いた部分ではあるのですが、
「『仕事、好きだから辞める』ってなんで?」と、
時々聞かれます。
中身を読んでいただけると嬉しいのですが、
少し応えたいと思います。
好きなのに去っていく。
確かに変ですよね…。
けれど私は、
『辞めたいと思って辞める』
それだけは、どうしても避けたかったのです。
確かに、最初に就いた仕事が大好きでした。
だからこそ、辞めたいと思って辞めるのではなく、
『辞めたくないと思って辞める』
こんな幸せな辞め方は無いと思っているからです。
憧れて、難関を突破して入社した職を簡単に辞めません。
社会に出て、
『行きたくなくて逃げたい』と、誰もが一回は思うのではないでしょうか。
けど、
『嫌いになる事だけはどうしても避けたい』
『大好きな気持ちのまま、辞めたい』
自分の心の中で、そのような気持ちが強くて。
個々で考え方は違いますが、
悔しかったり、情けなかったり、上手くできなかったり…。
それだけなら辞めません。
その気持ちすら持てなくなったり、
このままだと本当に仕事が嫌いになりそう…。
と、思いそうな自分がいたのです。
『辞めたくないけど、嫌いな職業になりたくないから』と。
そう思えるだけで幸せなのでは無いかと思ったからです。
いくら体調を崩しても、職業に対して夢や憧れは忘れたくなかったのです。
だから、一度離れて心を休めて3カ月後…。
まったく違う環境で同じ職にアルバイトから復帰し、それから7年間働きました。
『心が落ち着いたら再開する』
それでも良いのかと判断したことは正解だったと思えております。
もちろん充分に反対されましたし、
正社員を手放す事が、どれだけの事かも分かっております。
保証も保険も雇用もしっかりしていますし、
守られる事の方が多いですしね。
場所や環境によりますが、アルバイトの方がお給金が高くて羨ましい!なんて言う人もいるとは思います。
辞めてみると、どれだけ正社員という立場が
ありがたいか凄くよく分かります。
でも、それでも私は
『自分だけは自分に嘘をつきたくない』
そう信じたかったのです。
後に、休んで良かったと思えれば良いのかと。
今現在、私は最初に就いた職がすっっっごく好きです。
恋愛も綴らせて頂き、小説は自信作です(`・ω・´)
読んでもらいたい気持ちで心がいっぱいです。