📕弱点は、元気に見えること

きっと、こういう事なのだろうと思いました。

「あなたはとても病人に見えない。
それが良いところでもあり最大の弱点でもある」

「見た目で判断されやすいから、残業など頼まれても、必ず勇気を出して断わりなさい」


心療内科の先生にそう言われていた。
ドンピシャリだった。

父は全てを私の見た目で判断して来た。

私は雨の音が迫って来るように聞こえた時期があった。怖くて布団から出られずにいた。
↓
「何怠けてるんだ」


テレビを観て笑っている。
↓
「社会人なんだから働けよ」


＊この時、私は笑えなくなっていた。
心ここにあらず。
笑えるようになった事が、良い事だと褒めて貰ったくらいだった。


確かに私は
・印象は笑顔！
・話しかけやすい！
・元気そうだね！


きっと嬉しい事なのだろう。色んな人からそう言われて生きて来た。

反対に…

・病院の先生
・会社の人
・父親

病院の先生には、とにかく自分を守るように言われた。

会社の人には、まだきちんと病名が分かっていない時、つまり1番具合が悪い頃に休みの連絡をすると…
↓
会社に来たく無いだけじゃ無いの？
そして、行ったら行ったで
↓
残業無くていいね、定時で帰れるなんて幸せだね
（病人になって残業はしないように医師に言われていた）
↓
ゴミ袋を渡され、これ位頼んでもいいよね？
↓
ゴミ捨て＝あなたと言う噂があるんだけどー！（笑い泣きしたような顔）



＊ちなみに辞める時だけは優しく、
「自分のせいでは無いよね？」と問いかけられ、何も答えずにいると、
「違うよね？私は悪くないよね？」と。
答えをキチンと求めて来る人もいた。

やっと会社を辞めても、家では父の圧が凄かった。
分からなくないよ？
親として『子どもにしっかりしてほしい』って。
そう思うよね。

確かに元気に見えるかもしれない。
けど、だからって心が強い訳じゃないんだよ。
私の居場所はどこなんだろう…。


父さん、私、まだ働けるほど回復してないよ。
見た目じゃ分からないかもしれないけど、無理なんだよ…。
けど、投げかけられる言葉、周りの態度、そして症状…もう辛い…。

具合が悪ければ、陰口をたたかれ、思い切り態度に出される。
具合が良ければ、元気そうだねと沢山の行動を命じられる。

本当に具合が悪いと分かったら、急に優しくなり相手が罪悪感を感じ始める。

あのね、もう、限界なの。

そのコロコロと変わる言動は、
時に『凶器』になるんだよ。

人生をも左右させられてしまうんだよ。
生きる事が辛くなるんだよ。
お願いだから言葉を信じてよ。

私は逆に偽りの笑顔になり、涙が出なくなっていた。

相手が見えなければ何でも言える。
自分の顔がバレない所で強い言葉を言わないで。
人を見た目で判断しないで。

その一言で心が崩壊しちゃう…。

『心』の事について、もっと問題にしてもいいと思うんだ。
日に日に自分が弱くなっていく。
そんな体験した事無いよね？

私は、誰かの役に立ちたかった。