📕朝方のセキレイ

今日、私は日が昇る前に起きて行動した。
平熱が少し高いもんだから、暑すぎたら汗が止まらない。
寒い時期は外気に負けないように身体が反応する。
結局は汗をかいてしまうのだ。

この身体と付き合っていることが、
あまりにもキツイと感じる時がある。

自分ではどうしようもできないから。
周りが合わせてくれるなんて贅沢なことも期待してはいけない。
見た目は元気に見えてしまう。

そのはずが今日は少し違った。
朝方の鳥の声が聞こえた。
それはとても爽やかで、どこか涼しさが感じられた。
良い一日のはじまりだった。

何気ない日常生活で、買い物をしたら
「また買ったのか！？」と、少し困った顔で言われる。

けど倍以上『今日は我慢しよう』と思う日が何日あるのだろう。
結局、目につくモノに対してしか評価なんてされない。
感情的になってズバッと言葉を選ばずに言ってくる。
どうして結果しか見ようとしないの？
ねえ？
どうして？
こっちを向いてよ。

私、まだ何も言ってないんだよ。
なんで話そうとしたらいきなり怒ってるの？
父さん。
あまりにも子どもだよ。
決めつけるのは本当にやめてほしいの。

寝込んでしまうほど、顔面が麻痺してしまうほど、思い出すたびに涙が出てしまうほど…。
傷付くのが怖くて。
だから逃げるの。

私に興味ないって分かってるよ。
私のすることに何も興味ないって分かってる。
共感を求めても、出来ない性格だとも分かってる。
期待してしまった自分が情けないって本当に思っているから。

でもね？
こんなに嬉しい話、そんなに無いんだよ。
虫の居所が悪かったのか知らないけど、
酷かったと思う。
きっとこれからもずっと変わらない。

言う通りにするよ。
「自分でやるならどうぞご勝手に。お前のことなんて何にも思ってない」
そう言ったね。

いいよ、頑張って動くよ。
二冊目の出版ってそんなに嫌なの？
私は伝えたかったことが評価してもらえて嬉しかった。
一冊目は偶然とか奇跡とか、たまたまじゃなくて。
自分のことのように喜んでくれる編集者さんがいて。
人って自分のことのように、こんなに喜ぶことができるんだって本気で思った。本当に嬉しかった。
文章にもっと胸を張って良いのだと思えたから。

そんな時は物理的に距離を取るようにしてるんだ。
だから少し出かけてくるよ。
チャンスを逃したのは、私に力が無かったんだと言ったもんね。
「チャンスを掴めるモノを書けば？」
そう言ったもんね？

原稿に込めた想いを他の人は全員分かってくれたから。
私はこの原稿が好きなんだ。
発売している本と同時進行で書いていた物語。

とにかくリフレッシュしてくるね。

朝の鳥の声に助けられたよ。

バイバイ。

素敵な体調の崩し方