見出し画像

期間限定・片目の世界

重症筋無力症の症状の一つである、
眼瞼下垂の症状が久しぶりに出てきました。
私は右目に出ることが多く、
今は2週間ほど片目生活をしています。

まとめ

片目の状態では、
見える範囲が通常の3/4程度と狭まっており、
周囲への注意が向きづらく、外出は大変です。

また、すごく疲れるので
できるだけ楽に生活できるように、
家事を減らすなど工夫して生活をしています。

仕事へ行く際も、バスを利用したり、
ヘルプマークを利用するなどして少しでも
体に負担の少ない方法を模索しています。

世界がだんだん狭まっていきました

眼瞼下垂はある日いきなり開かなくなるのではなく、
徐々に開く幅が狭くなっていきます。
その途中で、まぶたが黒目の上にかかるように
なってくると視界が狭くなっていきます。

実際に狭まっていく感覚としては、/
反対の目が視界を補ってくれるのは、
いつもちょっと違うような気がすると感じる程度です。

見えないのではなく、感じられなくなります。
見てないのではなく、見えないのです・・・。

片目だけで見える世界

まぶたが上らなくなると、左右の目で違う風景が
見えて違和感があるのですが(片方が肌色一色)
馴れると片目で見るようになります。

外見上は大変そうに見えますが、
自宅内などの狭い範囲では、
日常生活にあまり苦労することはありません。

ただ、いつもより開いている方の目を使うのと、
開かないなりに、開かない 目も開こうと頑張るので
ドライアイのような感じの目が疲れる感じが
あるくらいです。

とここまで気楽な状態を書いていますが、
外出は結構危険です(^^;


外出が危険な理由

自宅にいる間は物の配置もわかっているので
極端に言えば薄目をあけて歩いている感覚なので
あまり不便を感じません。

しかし、確実に視野は狭まっているので、
私の場合通常より45°(視野が3/4程度に)狭まっています。

ですので外出中に、後方からくる自転車ですとか、
歩行者などを感知しづらいです。
また、交差点などでも横からくる人が
わかりにくいです。

歩いていてもそうなので、自転車や車を使っての
移動は危険です。

残念ながら、自宅は周囲にお店がないので、
自転車で買い物に行きますが、
できるだけ人通りの少ない道を移動するように
しています。

また、自転車の危険な点はもう一つあり、
見えない方の目を補うために、目や顔を左右に動かします。
その際に、平衡感覚が微妙に狂い自転車だと
時々ふらつくことがあります。

自損だけですめばまだましですが、
目が見えないときは、他人にけがを負わせてしまうような
乗り物は避けた方が良いと思います。

出勤などの仕事で外出が必要な方は、
短距離でもバスや電車を利用して移動したり、
ヘルプマーク(障害がある人などがかばんなどに
つける赤いキーホルダー)を利用するなど
生活に工夫が大事だと思います。


終わりに

片目の生活は、色々と制約があり大変です。
また、すごく疲れます。
薬が効く人であれば、薬を使うのも手段だと思います。

できるだけ楽に毎日を過ごすために、
ヘルプマークや通勤方法の工夫、
家電製品の追加や、やらない家事を増やすなど、
工夫して過ごしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?