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病気とうまくつきあう心の整え方(ライティング・ゼミ課題)

こんにちは、エミリーです。

現在、天狼院書店の「「超」ライティング・ゼミ」を受講しています。そこで週に1回提出している記事をこちらにも投稿しています。

今回、9/13締め切り分の第23回の課題を投稿します。5回目の5000字、果たして今回はホームページ掲載されるのでしょうか。

ちなみに前回投稿したものとほぼ同じですが、あちらは感想キャンペーンより短くしたものです。


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「病気は悪いもの」
「病気は100%治らないと治療が成功したとは言えない」
そう信じていました。

ところが、樺沢紫苑著『病気を治す感情コントロール術』を読んだら、
「必ずしも病気は悪いものではない」
「今よりもよくなることを目指せばいい」
そう思えるようになりました。

「樺沢紫苑って誰?」と思ったと思います。
この方は精神科医ですが、YouTubeで様々な心と体の健康のための動画を配信したり、36冊以上の本を書いたりしています。
青と白の表紙の『インプット大全』、『アウトプット大全』が有名でしょうか。

「精神科医だから、その本に書いてあるのは精神疾患だけじゃないの?」
と思うかもしれません。
確かに著者の精神科医としての経験がベースに書かれていますが、
どの病気にも当てはまるように書かれています。

さて私はというと現在日常生活に困るような大きな症状はありませんが、
持病というと高血圧、アトピー、アレルギー性鼻炎、喘息があり、
症状が出たら病院に行き、薬を飲んでいます。
正直病院に行くのは時間もお金もかかるし、薬を飲み続ける生活も嬉しくはないので、本書で病気が改善するヒントがもらえたらいいなと思っていました。

また精神的には、
妊娠中に仕事の異動と子どものイヤイヤ期が重なった時に
かなり精神的に苦しい状態になりました。
病院には行きませんでしたが、うつ病に近かったような気がしますし、
そのような苦しい状況には2度と陥りたくないです。

本書は7章構成で病気について書かれています。
私自身の病気の経験を踏まえてよかったものを紹介していきます。

まず、病気が治る人と治らない人の違い。

これってなんだと思いますか?
本書には次のように書かれています。

病気が治る人は、

病気を受け入れている
感謝・ポジティブな言葉が多い
人に相談できる
「苦しい」を表現できる
自分を認めて、他人を赦している
症状の良くなった部分に注目する


病気が治らない人はその反対です。

病気と闘い、抗っている
悪口・ネガティブな言葉が多い
「苦しい」を我慢する
自分を責める、他人を責める
症状の良くならない部分に注目する


これを読んで驚きました。
病気を治すには、
「こういう生活をした方がいい」とか
「こういう食べ物を食べた方がいい」とか
体のことだけではなく、実は心・感情次第ということなのです。

私は病気が治る人の反対のことをやっていました。

「30代で高血圧の薬を飲まないといけないなんて最悪。早く薬をやめたい」
「アトピーで体がかゆい。こうなったのは親が子どもの頃に牛乳をたくさん与えたからだ」
「咳は良くなったけど、鼻水がひどい。鼻炎の症状が出ると一日しんどい」
なんて考えていました。

では、どうすればいいのか。
大きく分けて3つご紹介します。

① 「闘わない」ことです。
本書では5つの闘わないが紹介されていますが、印象深かった3つを紹介します。

1つ目は「病気」と闘わないことです。
「病気は「敵」ではなく「味方」であるという」文章にハッとさせられました。
体が「これ以上無理をすると死んでしまいますよ」と黄色信号を出してくれているのです。

私は一度高血圧の薬を飲まなくていいほど改善していた時期がありました。
でも、育休があけてからの職場復帰後に再発しました。
慣れない仕事、夜はワンオペでの子ども2人の育児、休日は家事に追われ、全く休んだ気がしていませんでした。

でも血圧が上がったおかげで、このままではダメだと強く感じました。
夫も深刻に受け止めてくれて、なるべく早く帰ってきてくれるようになり、
休日はファミサポという安い金額で子どもを見てくれるサービスを利用することにしました。
また、頑張りすぎる性格でしんどくなったいたので、無理しすぎないように意識しています。

このようにして数ヶ月経ちました。薬を飲まなくていい段階までは行っていませんが、かなり改善してきています。

2つ目は「完全に治す」と闘わないことです。
完全に治すとは、病気になる前の状態に戻ることと考えてしまいがちですが、
病気を100%治すのはそもそも無理ですし、仮に病気になる前と同じ生活をしていたら結局再発してしまいますよね。

本書の「治る」の定義は、
「苦痛や痛みや不安が今よりも軽減、消失し、楽になる、症状がよくなる状態」です。
逆に完全に治すを目標にすると、「まだ治らない」という不安や不満がストレスにつながってしまいます。
なので、「今よりよくなる」を目標にすることが大事です。

私は本書を読んで、「完全に治さないといけない」というプレッシャーから解放されて気持ちが軽くなりました。
おそらく高血圧もアレルギー症状も根本的に治すことは不可能なので、完全に治すというゴールを叶えられないという絶望感を感じていました。

でも、「今よりよくなる」だったらできます。
実際、たまに症状が出るだけなので、「治っている」日もある。
そう考えると何もない1日が、
実は病気が治っている素晴らしい日と思えるようになりました。

3つ目は「薬」と闘わないです。
正直、薬に対して悪い印象を持っていました。
「薬は体に良くない」
「自分の免疫力で治さないと意味がない」
「この薬をずっと飲んでいたら将来悪い影響が起きるんじゃないか」

でも、本書には「薬は効果があると思って飲んだ方が効きやすい。飲んでも効かないと思って薬を飲むと効果はでない」と書かれていました。

プラセボ効果という言葉は聞いたことあるかと思います。
薬効成分のない偽物の薬を「よく効く薬です」と説明して飲んでもらうと改善効果が出るそうです。

効果があると思った方が効きやすいのはプラセボ効果で理解できますが、逆もあるなんて驚きでした。

ということは、薬に対してポジティブに捉えた方がいいですね。
私は「この薬によって症状がよくなり、自分の力で治す手助けをしてくれている」
と思いながら薬を飲むようにしました。

すると最初の悪い印象で薬を飲んだ時と比べて、薬を飲むという罪悪感みたいなものがなくなり、気持ちが楽になりました。

② 悪口や怒りは病気に良くない。

悪口は病気を悪化させるし、そもそも病気の原因にもなる。
悪口を言えばいうほど、ストレスを増やし、病気を悪化させる。

これにはドキッとしました。
妊娠中に仕事の異動と子どものイヤイヤ期が重なった時にうつになりかけましたが、
この時かなり悪口や愚痴を言っていました。

「あの人のこう言うところが嫌い」
「なんで私がこんな目に合わないといけないの」
「子どもが言うことを聞いてくれない」
悪口や愚痴を言うことでスッキリした気がしていました。
でも実は逆でストレスを増やしていたのでした。

また、悪口は認知症になるリスクを増やすそうです。
怖いですね。

では、悪口や愚痴を言わないようにするにはどうすればいいか。

一つは「20秒深呼吸」です。

5秒かけてゆっくり鼻から吸い、15秒かけて口から息を吐く。これを3回やるといいそうです。
頭に血が上っているときはなかなか「深呼吸しよう!」と思い出しにくいのですが、意識してやってみようと思います。

もう一つは、「怒りを全てノートに書き出す」です。

悪口を言いたくなったり、誰かに怒りたくなった時に、その内容を全てノートに書き出すことです。
私もたまにやっていますが、かなりスッキリします。
誰かに話した時だと、「あ〜、なんであんなこと言っちゃったんだろう」と思うこともありますが、紙だとそういうことがありません。

ただし、何度も書き出すとネガティブな感情が強化されてしまうので注意です。
そうしないためには「賢者のワーク」がおすすめです。

怒りを書いたノートを30分以上放置して、友人が書いたものと思って読み直してみます。そして、賢者になったつもりでアドバイスを書き加えます。

騙されたと思ってやってみてください。
ホントに冷静にアドバイスが書けていて、
「自分の悩みは大したことないかも」
「次はこんな風にやってみよう」
と思えます。

③ 感謝で病気が治る

感謝で病気が治ると言うとなんかスピリチュアル的なものを想像しますが、
そうではなく、感謝の言葉が病気の回復の後押しになるエネルギーになるのです。
さらに、感謝の効果は科学的に証明されているそうです。
それは、2つの脳内物質が関わっています。
「エンドルフィン」と「オキシトシン」です。
エンドルフィンは心と体を癒します。
オキシトシンは愛と親切です。

では、感謝が先か、症状の改善のどちらが先か、どちらだと思いますか?
実は感謝が先なのだそうです。

ただ、症状が悪い時には感謝できませんよね。
病気が治るには、否認→受容→感謝というステップが必要です。

否認は、①で書いたような病気と戦っている状態。
受容は、病気を受け入れて周りの人の支えに気づける状態。
感謝は、病気や周りにの人に感謝できる状態。

感謝ができるようになると、症状が改善していくのです。

具体的に感謝をするとはどうすればいいのか。

簡単な方法は、感謝日記を書くことです。
1日の終わりに今日あったありがたいと思ったことを3つ書きます。

これは私も実践していますが、感謝できることを見つけるのが上手くなり、
自分の周りにはありがたいことでいっぱいなんだと気づくことができるようになりました。

その結果、病気に対しても
「高血圧になったおかげで、生活を見直すきっかけになった」
「家族が心配してくれてありがたい」
「持病があるけど、元気に生活できてありがたい」
と思えるようになっています。

感謝のおかげでエンドルフィンが分泌されるので、
心も身体も癒やされたのだと思います。


もう1つ簡単にできる方法は、1日3回の「ありがとう」です。

これをすると脳のネガティブ回路がポジティブ回路に変わります。
また、人間関係が円滑になるのでストレスが減るという効果もあると思います。
オキシトシンも分泌されますね。

ホントに些細なことでよいので、
「ゴミを出してきてくれてありがとう」
「手伝ってくれてありがとう」
と声に出して言ってみましょう。

私自身実践してみて、「ありがとう」を言おうと意識することで
普段より「ありがとう」をいう事ができています。

また、「ありがとう」の言葉はお互いとても気分が良くなりますね。
夫または妻に対して言うのも効果的です。
やはり夫婦関係・家族関係が安定していることが心の基盤だと感じています。

逆に自分から「ありがとう」を提供するのもいいです。
つまり、小さな親切をするのです。
こちらも感謝日記と同様、紙に書くのがオススメです。

ホントに大したことなくても書いてみると気分が良くなります。
「家族のために料理をした」
「同僚が忙しそうだったので、代わりにコピーをとってあげた」
「離れて暮らす両親に電話をした」
などです。

これを書いていると、
「病気の自分は大したことができないと思っていたけど、少しは人の役に立てているかも」と思えました。
自己有用感ですね。

ここまで本の内容と自分の経験をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

私自身、病気と闘って、悪口でストレスを溜める生活をしていましたが、
今は症状が改善し、感謝の気持ちすら持っています。

もし病気になったら、病気とは闘わず、受け入れ、感謝をしましょう。

でも、そもそも病気にならないように、普段から悪口を言わないようにし、感謝を心がけて過ごしましょう。

よかったら、『病気を治す感情コントロール術』を読んでみてください。

今自分が病気を抱えている方、
家族や友人が病気で苦しんでいる方、
今は健康だけど将来も健康でいたい方
にオススメです。

ーーー本文ここまでーーー


今回は残念ながら掲載となりませんでした。

課題提出もあと1回、楽しみながら終えられたらいいなと思います。


ありがとうございます

エミリー

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