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神戸と大阪を自転車で往復

神戸から大阪まで自転車で行ってみようとパートナーと一緒に一体何キロあるのか調べてみると、往復で約60km。この夏100km走ったのに比べたら楽勝だね!と早速2人で自転車で出かけてみました。ところがこれが案外楽勝ではなく、思った以上に疲れ、しかも予想以上に時間のかかる道のりでした。



阪神間は神戸から大阪までずっと街が続きます。国道2号線を走るのが一番速く進めるのだけど景色が面白くありません。それにビュンビュン横を走る車が結構怖い。だから往路は小道に入ってウロウロしながら進みました。

小道を行くと何度も小川にぶつかります。小川があると真っ直ぐ進めず橋を探さすためにウロウロ。なかなか思ったように進めません。でも阪神間には小川がこんなにあるんだなあと発見でした。

ひたすらに平らな土地を流れている広大なロワール川と、山から海へ何本もの川が走る阪神間。地形の違いを身体で感じる体験でした。地図を見れば一目瞭然なのですが、自転車を漕いで土地を理解するのも良い経験です。


ロワール川沿いと阪神間のもう一つの違いは信号がたくさんあること。よくよく考えてみると、今までの長距離自転車旅行は田舎道の川沿い自転車用ルートに沿っていたので信号で止まることが極端に少なかったのです。
国道を進み信号があるごとに止まっては発進、また止まっては発進を繰り返すと、ただずっと漕ぎ続けるよりも格段に疲れが溜まります。
携帯の電源をつける瞬間が電池の消耗が一番激しいというように、自転車漕ぎも信号で止まってから再び漕ぎ出す瞬間にグッとエネルギーを消費するのだなあと携帯電話の気持ちになりました。


往路で懲りて復路はウロウロせず、ひたすら国道2号線を駆け抜けることにしました。これだと橋を探さなくて良いのでちょっと楽。頑張って漕ぐと、ゆっくり漕ぐより信号に捕まらない気がします。どれくらいの速度で走れば信号で止まらずにうまくすり抜けられるのかなあと考えながら走っていました。きっと丁度良い時速があるのではと思います。


神戸と大阪の往復は良い運動にはなりますが、景色は楽しくありません。でも大阪から京都へなら淀川の河川敷を沿って行けるようです。これなら信号で止まる必要もなさそうだから次回は大阪から京都へ自転車で行ってみようかと話しています。それに国道を走るよりも川沿いを走る方が空気も良さそうです。

自転車の話をすると、友だちからしまなみ海峡のサイクリングが気持ち良いと聞きました。自転車で島を巡るのも楽しそう。
尾道の向かいにある向島というところにイケてるチョコレート屋さんと完全予約制の秘密の喫茶店があるという噂も耳にしました。最近は街中よりもちょっと人里離れたところに面白い場所や美味しい場所が生まれているようです。そんなところを自転車で巡ってみるのはどうだろう。

関西圏では琵琶湖を一周するのも定番コースなのだとか。一日では大変そうだから何泊かしながらぐるりと湖を回るのも心地良さそうです。


9月はまだまだ自転車を漕ぐと汗がダクダクだったけど、最近はすっかり秋模様なお陰で長距離を走っても気持ちが良いです。自転車にぴったりの季節になりました。

久しぶりに日本に帰ってみると、どこへ行くのも新鮮で訪れてみたい場所がどんどん出てきます。自転車に乗ると移動が即ち遊びになるのも楽しいです。

日本全国遊ぶところがたくさんあって、どこへ行こうかと考えているだけでワクワクしてきます。


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