マガジンのカバー画像

ファンタジー小説「オボステルラ」第一章「鳥が来た」

19
連載 ファンタジー小説「オボステルラ」第一章です。
運営しているクリエイター

#アドルフ

連載小説「オボステルラ」 1話「北の村のゴナン」

各話へ飛ぶ 第一章-「鳥が来た」1話 北の村のゴナン  「龍のように大きな鳥がいてね、その…

ナナオキ
9か月前
58

連載小説「オボステルラ」 2話「旅人リカルド」

<<第1話   ||話一覧||   第3話>> 登場人物 ※仮題「その鳥と卵」から、正式タイトルに…

ナナオキ
9か月前
35

連載小説「オボステルラ」 3話「“お屋敷”へ」

<<第2話   ||話一覧||   第4話>> 登場人物 ※仮題「その鳥と卵」から、正式タイトルに…

ナナオキ
9か月前
31

連載小説「オボステルラ」 5話「彼方星の下で」

<<第4話   || 話一覧 ||   第6話>> 登場人物 5話  彼方星の下で  その日の午後か…

ナナオキ
9か月前
21

連載小説「オボステルラ」 6話「掘り起こす」

<< 第5話   || 話一覧 ||   第7話 >> 登場人物 6話 掘り起こす  翌朝、ミィを除く…

ナナオキ
9か月前
19

連載小説「オボステルラ」 8話 「少しの棘」2

<< 第7話   || 話一覧 ||   第9話 >> 登場人物 8話 少しの棘(2) 「だいぶはかど…

ナナオキ
9か月前
20

連載小説「オボステルラ」 10話「そして」1

<< 第9話   || 話一覧 ||   第11話 >> 登場人物 10話「そして」1  翌朝、日の出と共にゴナンは飛び起き、朝のあいさつもそこそこにリカルドを責めた。 「見張りを交代するって言ったのに、もう、朝だよ!」 「ごめんごめん。眠くならなかったんだよ。でも、何も異変はなかったよ。あの通り、穴も無事だし」  リカルドは、すでに朝食の準備を始めていた。出遅れまいとゴナンも、慌てて土色のバンダナを頭に巻き、手伝い始める。 「それに、よく眠れたろう?」 「……うん……

連載小説「オボステルラ」 11話「そして」2

<< 第10話   || 話一覧 ||   第12話 >> 登場人物  穴の底から急に湧き始めた水は、…

ナナオキ
9か月前
20

連載小説「オボステルラ」 12話「そして」3

<< 第11話   || 話一覧 ||   第13話 >> 登場人物  その日、村は祭りのような賑わい…

ナナオキ
9か月前
18

連載小説「オボステルラ」 13話「鳥が来て」1

<< 第12話   || 話一覧 ||   第14話 >> 登場人物 13話「鳥が来て」1  翌日、泉の水…

ナナオキ
9か月前
21

連載小説「オボステルラ」 16話「ゴナンの人生」1

<< 第15話   || 話一覧 ||   第17話 >> 登場人物 ゴナンの人生 あの大きな鳥の訪問…

ナナオキ
9か月前
16

連載小説「オボステルラ」 17話「ゴナンの人生」2

<< 第16話   || 話一覧 ||   第18話 >> 登場人物  そうして、リカルドが去って2ヵ…

ナナオキ
9か月前
14

連載小説「オボステルラ」 18話「ゴナンの人生」3

<< 第17話   || 話一覧 ||   第19話 >> 登場人物  翌日。 朝日が出てすぐ、ミィは…

ナナオキ
9か月前
15

【第一章 了】連載小説「オボステルラ」 19話「ゴナンの人生」4

<< 第18話   || 話一覧 ||   第二章 第1話 >> 登場人物  規則的に振動を感じる。大きな背中の温もり。 なんだっけ。そうだ、お屋敷様のところで、お腹いっぱいご飯を食べたんだった。美味しかったあのマルルの実。とても甘くて、食べたことのない味だった。そのあとリカルドがいろいろ調べごとを始めたから、退屈で、うとうと眠ってしまって。リカルドが、あの大きな背中に俺を背負って、ゆっくり歩いてくれているんだ…。歩く度に感じる振動が、ゆりかごのようで、心地いい…。