雨上がりの夜に(続・台風の夜に)
激痛に悶えながらも一路病院をめざす男、YUKI 31歳。
車を走らせること約10分…
無事M病院へ到着。
救急入口は施錠してあると電話で聞いていたので、入口にあったインターホンで病院の人を呼ぶ私。
その間もじわじわと痛む腰に前傾姿勢で耐える姿は、クロマニヨン人よろしくな、ただただ情けないおじさん(ToT)
しばらくすると、鍵が開けられ看護士さんに中へ通されました。
「大丈夫ですか?」
と心配する心優しい看護士さんに
「大丈夫ならこんな時間に病院なんか来ねえわ!」
と偉そうにもツッコミたくなる気持ちを押さえつつ、ベンチにゆっくりと腰かけるように指示されそれはそれはゆっくりと腰かけるクロマニヨンYUKI。
問診票に症状などを記入し、「フゥ~」と一息ついたところで、何気に病院内を見渡すと処置室で治療を受ける男性の姿が目に止まりました。
よくよく見ると口の周りから大量の血を流し悶絶する男性…
そのあまりにも非日常な光景をひらがな一文字で表現するならば…
「へ????????」
衝撃的な光景を前にいつの間にか腰の痛みなど忘れてしまい
「すみません。何かもう大丈夫みたいなので帰ります!」
と思いの外あっさりと病院を跡にした私なのでした…
ってオイッ!
そんな訳もなく引き続きベンチを温めるベンチ要員の私。
待つこと数分後…
「YUKIさ~ん。先にレントゲン撮りますねぇ~♪」
と先程の看護士さんに誘導されレントゲン室に通されました。
当然ですが、レントゲン室ではベッド状の台の上に横たわらなければならないのですが…
これが思いの外苦痛!((((TдT;
我が身を台の上で仰向けにするだけなのに2~3分もの時間を要してしまいました。
ようやく横になったところで激痛に精も根も尽き果てた私。
そこへ先程の看護士さんがやってきて突然私のベルトに手をかけてきたのです!
このときの心境を表すならば…
「やめろ!そんなところに触るんじゃない!!」
しかし、このときの私はまさしくまな板の上の恋♪もとい!まな板の上の鯉(;´д`)
最早逆らう気力も体力もなくされるがまま…
ベルトを外され、ズボンを脱がされ、セクシーなお尻をぷりん♪とお披露目するという羞恥プレー( ̄▽ ̄;)
もうどうにでもなれと我が身の貞操の危機を半ば諦めかけたところで看護士さんから一言…
「まあ♪可愛いお尻♪」(^o^)
ではなく!
「それじゃあレントゲン撮りますねぇ~♪」(^o^)
そりゃそうだ!
いや、昔からヒップには多少なりと自信のある私としては少しくらいはヒップの件にも触れて頂きたかったのですが…
おっと!話が脱線してしまいました。
レントゲンを撮り終えるとすぐに診察室へ通されました。
そこで待つこと数分…
現れたのはイケメン♪…とは言い難いイケナイメン♪な先生(プチ情報)。
先生による念入りな診察が行われ、診断の結果私に言い渡されたのは…
「ぎっくり腰でしょうね!」
だろうね(^-^;
「先生、それくらいなら診察しなくても分かるぜい!」と文句を言いたくなったとか、ならなかったとか。
しかしながら侮ることなかれ!
ここからイケナイメン先生によるイケイケな攻撃、もとい!口撃が開始されたのです。
イケナイメン先生(以下イ)
「なんていうか、痩せちょるもんね~」
「はい(^^;」
イ「腹筋背筋を鍛えないと繰り返しちゃうでしょうね」
「ですよねぇ…(^^;」
イ「これからは「自分は腰が悪いんだ」と思って生活しましょう」
「はい(^^;(笑)」
イ「低い所にある物を取るときは、こう!(膝をついた姿勢のジェスチャーで)(笑)」
「いやいや、先生笑っとりますがな!」
イ「(笑)とにかく、これ以上無理せんこつですね!今日は痛み止と筋肉をほぐす薬を出しておきますから」
「ありがとうございます」
イ「それから、これもね!」
そう言って先生が持ってきたのは…
そう!コルセット!!
人生初のコルセットを手にいれた私。
先生に装着の仕方を手取り足取りあや取りで教えていただき、防御力+2 センス-50となった私は会計を済ませるとようやく帰路についたのでした…。
※ここからは余談ですが、若干のお下品な話♪になりますので見たくない方はここまでにしてください。
一夜明けた今朝のこと…
いつもいつも快便なウ〇コマンな私は、その日も便意で目が覚めました。
まだまだ激痛が走るクロマニヨンbodyを引きずりながらトイレット🚻へ向かった私。
便器にmyヒップをセットし、
いざ!と思った次の瞬間…
(・・;)ありゃ???
で…出てこない!
そうなんです!ウン〇が出てこないのです!
というのも、いかんせん腰を痛めてしまったことで気張…もとい!頑張れない!
ぎっくり腰の二次災害による便意という名の戦意喪失m(__)m
こうして私の華麗なるぎっくり腰LIFEはまだまだ続いていくのでした。
おしまい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?