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両親が離婚した私の心境

私が小5の時に両親が離婚した。結論から言うと私はそれが嫌だった。今の家から出て行ったら大好きな犬のチョコに会えなくなるし、戻ったばかりの小学校からもいずれは転校しないといけない。友達と離れたくない。それが1番キツかった。私は親に仲良くして欲しかったけど、父は毎日遊び歩いて、帰ってくると機嫌が悪くて私と母と弟に高圧的に大声で怒鳴りつけてきた。必死に弟に覆いかぶさって守ってる姿をみて、悲しかった。
離婚前から母に父の悪口ばっかり聞かされてたから父のことが嫌いだった。だからこんなにも母の味方につこうと思ったんだと思う。でも、私に愚痴をこぼし続けた母を責める気は微塵もない。相談出来るような友達と遠く離れて、友達と長電話してると父の母に怒られて、外出の門限も厳しかったそう。だったら私に陰で悪口を言うのは仕方ないと思う。耳を傾けれるのは私しかいない。
今でも私は街中でお父さんとお母さんと楽しそうに手を繋いで歩く子供を観ると羨ましくなって泣きそうになる。

結局、私の願いは叶わなくて母と父の離婚してしまった。私が声に出して言わなかったから叶う訳なかったけど。必死に顔色伺ってご機嫌取りするのから解放された。
だけど、そこからずっと人の顔色を伺って他人と接するようになってしまった。この瞬間にこの発言したら変に思われる。嫌われるって考えすぎてどんどん口数が減って人とのコミュニケーションを取るのが苦手になってしまった。その癖嫉妬心と自己顕示欲だけ人一倍強い嫌な人間だ。
親に悪口を聞かされて育った子供は歪むという統計が出ているけどそんなのもっと早くに知りたかった。この先、友達にしろ異性にしろ、愛の伝え方がわからないし、うまく関係性を築いていけるのか1人になった時に1番不安だ。

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