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4月の振り返り|捨てて、出会って、自分を見つけた。


自分はもっと、自由に生きている人間だと思っていた。
自分のことを、わりと肯定して生きているほうだと思っていた。

だけど、どうやらわたしは自分が認識している以上に、「義務感」に捉われて、そこから生まれてくる「罪悪感」に苦しめられて、生きていたようだ。

そんな、心臓にずどんと大きな石が落ちてくるみたいな事実に、気づいてしまった4月後半

5月に入って1週間が経った今、ようやく事態が飲み込めてきたので、少し遅めの振り返りnoteを書くことにした。


4月の目標と結果

▼4月のテーマ
選択と集中

▼4月の目標と振り返り

4月の達成度:9/10

①健康
・睡眠時間が7時間以下の日が、3日以上連続にならないようにする…○
・お酒は、週に2回まで。夜の外食は、週に1〜2回まで…○
・砂糖の入った脂質1.5g以上のお菓子を食べるのは、週に2回まで…×

②人間関係
・週末のうち1日は、ひとりで過ごす時間を確保…○
・会った人から1つは学びを得る。相手にも1つ以上の気づきを与える…○

③力
・その時の自分にとって「必要だ」と感じた本だけを読む…○
・何かを始める前は人に話を聞く、調べるなどして情報収集をする…○
・週に1回、学んだことをアウトプットする…○

④自由
・交際費と美容費は、それぞれ4万円以内に収める…○
・平日の夜、1時間ずつインプットの時間を確保する…○

4月の振り返り

4月は、テーマとして「選択と集中」を掲げていたように、やりたいこと、やるべきことを取捨選択してから1ヶ月をはじめてみた。

具体的には、読書とInstagramの更新の優先度を下げた。そして、SHE likesでのインプット・アウトプット、ライティングにまつわる勉強に、空き時間のほとんどを費やすことにした。

結果として、目標の達成度は今年に入って一番高い数値になった。この結果だけをみると、「よくやった!」と自分を褒めてあげたいところなのだけど、心はなんだか終始もやもやしている1ヶ月間だった。

その原因は、自分の思考の奥底に深く根付いている「義務感」のせいだという事実に直面したのは、ある人との会話を通して、自分の思考の癖をはじめて客観的に見ることができたからだ


①健康:心の疲れが生活の乱れに。そして、綻びはじめる

できたこと、よかったこと:
・心や身体の状態を毎日振り返って、記録する習慣をはじめた
・睡眠時間が7時間以下の日が、3日以上連続にならないようキープできた
・ジムに週2回以上通うことができた

できなかったこと、悪かったこと:
・2週目の土曜日、突然疲労感に襲われて動けなくなった
・リモートワークの日、つい甘いものを食べてしまった
・家族の生活に流されて、カロリーの高い食事をする日が何度かあった

4月は睡眠時間も確保できていたし、筋トレも週に2回を継続することができた。

けれど前半、人間関係で心が重くなる出来事があったのと、新年度に入って仕事でやるべきことや考えるべきことが倍以上に増えたことで、心も頭もパンク状態になってしまった。

強いストレスと緊張状態、そこに人間関係の悩みも加わり、この3ヶ月間で築いてきた健康的な生活リズムに、少しずつ綻びが生じはじめる


そして、4月2週目の土曜日。朝起きるとなぜか身体が重くて、動けなかった。午前中のトレーニングの時間にも、大幅に遅刻してしまう。ジムに行って大好きなトレーナーと話をしても心は晴れず、身体を動かしても疲労感が増すだけで、一向に改善されない

夜は前から行ってみたかったお店での食事の約束があったのだけど、心が重く、身体が動かず、東横線に乗り込んでから、中目黒駅で降りないといけないところ多摩川駅まで行ってしまった。

何かがおかしい。

心と身体が何かを訴えている気がして、わたしは一旦立ち止まって、原因を探ることにした。


②人間関係:思い切って関係を断ち切ったら、大切な人が見えた

できたこと、よかったこと:
・週末のうち1日は、ひとりで過ごす時間を確保できた
・ずっと関係性を断ち切るか悩んでいた人との縁を切った
・初めて会った人に「話していてこんな気づきが得られた」と言われた
・大好きな人たちとのつながりで、刺激になる新たな出会いがあった

できなかったこと、悪かったこと:
・関係性を断ち切るまでに1ヶ月弱かかってしまった
・人と会う機会が大幅に減ったことで、内に閉じこもりすぎてしまった

自分の心を重くしているひとつの要因は、薄々気づいていた。

だから、前から「この関係は断ち切らないといけない」と感じていた人と、思い切って縁を切ったのだ

最初は「申し訳ないな」とか、「もう少し様子を見てもいいかも…」と思ったのだけど、その人のことを考えるだけで自分の心が抱え切れないほど重くなっていることに気づいて、「今しかない」と意を決した。

すると少しずつモヤが晴れていき、心は次第に静寂を取り戻していった。



雑音が消えて、視界も少しクリアになってきた頃。数週間ぶりに大好きな人たちと時間を過ごした。その時間の、なんと穏やかなことか。

「やっぱりわたしは、肩書きの凄さや損得を考えず、一緒にいて、心穏やかになれる人といたい。」

そんな心の叫びが聞こえてきて、ああ、ずっとこうやって声を上げていたんだね、気づいてあげられなくてごめんね、と小さく心に謝った。

そしてこの後、ある人との交流を通して、徐々に自分の「義務感問題」に気づくことになるのだった。


③力:「好奇心」が、いつの間にか「義務感」にすり替わっていた

できたこと、よかったこと:
・「転職してから1年以内に表彰される」という目標を達成できた
・社内に共有した議事録に対して、他部署の方から長文の称賛をもらった
・本を8冊読むことができた(そのうち5冊は勉強のための本)
・行動する前に、立ち止まって一旦考える癖がついた
・週に1回、SHEのライターコースの課題を提出することができた

できなかったこと、悪かったこと:
・「やるべきこと」の優先順位がつけられず、計画していたこと全てに着手できなかった
・直前でエネルギーが切れてしまい、相手が求めるレベルのアウトプットが出せないことが何度かあった

最近のnoteにも何度か書いたのだけど、わたしは自分の生活の中に「余白」をつくることが大の苦手だった。

もともと、予定は1ヶ月前から立てることが当たり前で、やりたいことは常に山ほどある。会いたい人もたくさんいて、「すきま時間」は存在しないも同然の生活をしていた。

「好きだから」、「楽しいから」。最初はそんなポジティブな好奇心が原動力だったはずなのに、いつの間にかそれらは「義務感」へとすり替わって、わたしは時間ができると「何かしなきゃ」という思考に走ってしまうようになっていた。

仕事が終わった後も、休みの日も、常に自分で作ったTODOリストに追われる日々

うっすらと「しんどいな」と感じることも、あったことはあった。だけど、それでも好きな人に「頑張ってるね」と言われると嬉しかったし、アウトプットに対して「あれ、すごくよかった」と感想を言ってもらえると、もっともっと頑張ろうと思った。

だから、「まだ大丈夫」と言い聞かせながら、走り続けていた


けれど、結局それでエネルギー切れを起こしたのだから呆れてしまう。

そんなとき、「何もしない時間」を当たり前のように過ごすその人の言葉は、わたしの中で、とても大きな音を立てて響いた。

彼のゆとりのある穏やかな表情を見ているうちに、「余白をつくって生きる」ことに、興味が湧いてきた。だから、実践した。

その結果わかったのは、自分は何をするにも「義務感」が強すぎて、そう簡単には余白をつくることができない、という情けない事実だった。

けれど、この事実に気づいたことで、わたしは自分を前よりも少しだけ許すことができた。許す、というか、諦める、に近いかもしれないけど。

いつも突然やってくるもやもやの正体も、この「義務感」からきていることがわかって、安心もした。

気づいてからは、自分の思考の癖を客観的に観察する習慣ができた。すると、そこかしこに「義務感」が根を張っていることが見えてきて、ぎょっとした。



これはたぶん仕事にも言えることで、わたしは自分で勝手に「これもやらなきゃ、あれもやらなきゃ」とひとりで抱え込んで、パンクしていたんだなあと思う。

本当は、やらなくてもいいことはたくさんあったはず。なのに、全部「やるべきこと」だと決め付けていた。

4月のわたしは常に「やるべきこと」にばかり気を取られて、「やってみたいこと」「長期的にやったほうがいいこと」を考える余裕が一切なかった。だから次第に、しんどくなっていたのだ。

「もっとも効果的な手段を選び、実行すること」は、目標を達成して成果を残すためだけじゃなくて、自分がやりたいことや、想像力を働かせて新しい価値を生み出すために、必要なこと。

これも、彼の働き方を見ていて気づかせてもらった大きな学びだった。


④自由:「ありたい自分」に近づくための、時間とお金の使い方がわかってくる

できたこと、よかったこと:
・交際費を出費の1割以下に抑えることができた
・リモートワークの日は、毎日1時間インプット・アウトプットのための時間に費やすことができた
・2年ぶりにひとり旅をすることができた

できなかったこと、悪かったこと:
・一人暮らしをするための行動に踏み切れていない
・「お金について学ぶための本を1冊以上読む」という目標が未達

最後に、自由については概ね良かったかなあと思う。

まず、4月から、思い切ってSHE likesに入会した。出費はとても大きかったのだけど、その分必要のないお金は使わないようにした。時間についても、同じことが言える。

インプットとアウトプットのためにはどうしても時間を確保する必要があったので、ひとりの時間が多かった。交際費もほとんどかからなかったし、時間もお金も、「理想の使い方」が少しわかってきたような気がする。

5月は仕事で大きなイベントが2回あるので、自由な時間はその分減ってしまうことを覚悟している。

だけど、今月も心と身体のバランスをとりながら、引き続き「5年後、10年後の自分が幸せになる時間とお金の使い方」を身につけていきたいなと思う。


5月の目標と、思うこと。

ここまでの振り返りを踏まえて、5月のテーマと目標は、下記のような内容に決めた。


▼5月のテーマ
「義務感」を手放し、「わくわくしながらアウトプットできる状態」を自分でつくり出していく

▼5月の目標
①健康
・なんだか疲れたなと感じたら、一旦立ち止まってその行動をやめてみる
・甘いものを食べたくなったら、ブラックコーヒーで我慢する
・リモートワークの日は自分で筋トレをする

②人間関係
・週に1日、ひとりで過ごす時間をつくる
・「他人の好意や期待に応えること」に対して、義務感を抱かない(少しでも感じたら、一旦その人とは距離を置く)

③力
・noteとInstagramで、週に1回以上アウトプットする
・1日に1回、「やるべきこと」を並べて精査する時間をつくり、取捨選択してから取り組む習慣をつける
・平日のうち、1日は「やってみたいこと」「長期的にやったほうがいいと思うこと」を考え、実行する日をつくる

④自由
・平日の夜は、1時間インプット・アウトプットの時間を確保する
・美容健康費は4万円以内、交際費は2万円以内に抑える


ゴールデンウィークも終わり、いよいよ本格的に5月が始まろうとしている。

今月も慌ただしく過ぎていってしまいそうだけど、大好きなこの季節の一瞬、一瞬を取りこぼさないように、世界をしっかり見つめて過ごしていきたい。

義務感を手放して、のびのびと。
爽やかな空気の中で、弾むような日々を送ることができますように。

心穏やかになれる散歩道。


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