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贈りものは、企画という名の愛情で。〜誕生日・伊豆サプライズ旅行のすべて〜



「恵比寿ガーデンプレイス、朝9時。」

27歳の誕生日は、彼のそんな一言からはじまった。




今年は「はじめての誕生日だから」と言って、恋人がサプライズ旅行をプレゼントしてくれた。

わたしは今まで"誕生日"というものにいい思い出がなかったから、正直今回も少し不安だった。待ち合わせ場所で彼に会うまで、「無事に誕生日を楽しむことができるのだろうか…」と、ハラハラしてしまうほどに。

だけど、そんな不安も一瞬で吹き飛んでしまうくらい、彼が企画してくれた誕生日旅行は、特別だった。

この2日間の思い出を、残しておきたい。彼に感謝を伝えたい。そんな想いから綴り始めた旅の記録は、気づくと7000字を越えていた。



超私的な記録ではあるのだけれど、行った場所や食べたもの、サプライズの内容まで、一部始終を余すことなく書いたので、サプライズを予定している人や、週末のちょっとした遠出を検討している人にとって、この文章が少しでも参考になったら嬉しいなあと思っています。


待ち合わせ場所しか知らない、旅がはじまる

朝9時、恵比寿ガーデンプレイスで待ち合わせ。普段会社に行くよりも早い時間で、わたしにしては早起きを頑張った。(早起きが得意な彼には、早くないよと言われてしまったけど……)

待ち合わせ場所をなぜここにしたのか聞くと、「渋谷とか新宿で待ち合わせするのは、気分上がらないから」だそう。たしかにここで待ち合わせするのは、なんだか特別感があってよかったなあ。

駅に引き返して、山手線のホームに降りる。先に来た新宿方面行きの電車に乗り込むものの、ドアが閉まる直前に手を引かれて「本当はこっちでした〜」と楽しそうな彼。初っ端からこれは、心臓が持たない……。ハラハラした。

そうして降りたのは、品川駅。ドキドキしながら向かった先は、なんと新幹線。ただ、ここでハプニングが起きる。改札に定期をタッチしたら、座席指定券が出てきて行き先がわかってしまった。

ついそれを見て「あっ、熱海だ」と読み上げてしまったけど、大人な彼女だったら、見て見ぬふりをしていたのかもしれない。なんかごめん、と少し反省する。でも、つい見たくなったんだもん。仕方ないよね……?



9時34分発の新幹線に乗る。熱海に新幹線で行くのは初めてで、あっという間に着いてしまった。

普通の電車でも行けるところ、あえて少し値段の高い新幹線を選んだのは、「その方が、わくわくしてもらえると思って。」ここでもエンターテイナーだ……!と感心する。

ただ、乗る前に行き先がわかってしまったのは想定外だったらしく、少し落ち込んでいた。そんな姿も愛らしい。


そして熱海に到着。まだお昼を食べるにも早い時間だから、美術館とか、船に乗ったりするのかな……と思いながら、のんびり信号を待つ。

ぼーっとしたまま彼に「ここでーす」と言って連れて行かれたのは、横断歩道を渡ってすぐ目の前にあった(けれど全く視界に入っていなかった)レンタカーのお店だった。



実は、これが今回のいちばんのサプライズで。



わたしは彼とドライブをしたことがなくて、いつかできたらいいな〜と思いつつも、自分が運転できないから申し訳なくて、なかなか言い出せなかった。

それに、今回は電車の旅か、ひとつの街を歩いて観光するものだと思っていたから、「えっ、熱海観光じゃないの?!」と叫んでしまった。

新幹線の切符で行き先がわかってしまった、というのは彼にとっては誤算だったようだけれど、それが逆に功を成したらしい。

わたしの頭の中は「熱海」一色になっていて、そのほかの可能性を全く考えていなかったから、余計に驚く形になった。



彼が手続きをしている間、「これ見てて」と言って手渡されたのは伊豆のガイドブック。その瞬間の高揚感と言ったら……!

寒い時に上着を貸してくれるとか、並んで歩いている時さり気なく車道側に回ってくれるとか、そういう気遣いよりもスマートで、思わずきゅんとしてしまった。

行き先は、熱海…と思いきや、伊豆半島。

はじめての彼の運転で、さあ出発。

わたしは今にも歌い出しそうな気持ちで助手席に座っていたのだけど、当の本人はかなり緊張していたらしい。

ちゃんと運転するのは4年ぶりくらいで、今回走る可能性のある道は、事前にYouTubeで下調べしてきたんだとか。すごい。そこまでしてくれるんだ……。そんな彼には、ほんとうに頭が上がらない。

Bluetoothが繋がらなかったり、行く予定だった観光スポットの入り口を通り過ぎてしまって戻れなくなったりと、最初は色々なトラブルもあった。けれど無事に、お昼ご飯を食べる予定のお店に到着。


海が見える海鮮のお店。こんなに豪華な海鮮丼はじめて食べた……!と感動するくらいたくさんのお刺身が乗っていて、海鮮大好きなわたしは大興奮。

あら汁がとってもおいしそうで、珍しく汁物を頼んでみたら、海鮮丼と同じくらいの大きさのお椀で出てきて驚いた。車旅行じゃなかったら、飲み干していただろうな……。

大きな窓からみえる海に、癒される。


食べ終わってお店の下に降りると、海辺で釣りをしている人たちが。その間のスペースにお邪魔させてもらって、写真を撮る。

わたしにとっての海といえば、淡い水色の穏やかな瀬戸内海か、激しい波と夕陽がきれいな江ノ島から見る太平洋だったから、濃いブルーの海に、青々とした島のようなものがぽっかり浮かんでいる伊豆の海は、なんだか新鮮だった。

同じ海のはずなのに、見る場所が違うとこんなにも表情が違うんだなあと、なんだか不思議な気持ち。


車に戻って、再びドライブ。彼も少しずつ慣れてきたようで、さっきよりも運転が楽しそう。ガイドブックで見つけた小室山スカイウォークと、城ヶ崎海岸の吊り橋に行くことが決定。



どこまでも青い空と海が広がる、伊東

そんなこんなで、目的地はあっという間。

小室山スカイウォークは1人乗りのリフトに乗って行くのだけれど、1人乗りは初めてだったから少し緊張。

頂上に到着すると、広い芝生に青い空。下を覗くと、なんだか海外のリゾート地みたいな風景で、「静岡にこんな所あったんだ…!」と、ちょっと感動。

本当はガラスでできたフォトスポットに行く予定だったのだけど、カフェで何かを購入しないと入れないらしく、この時は断念。そのかわり、カフェの外観だけ写真に収めてきた。


お次は、城ヶ崎海岸の吊り橋。昨年の夏に訪れた徳島県の「祖谷のかずら橋」が相当怖かったから、吊り橋と聞いてドキドキしていたけれど、地面が繋がっているタイプの橋で、わたしは全然大丈夫だった。

一方、高所恐怖症の彼はそれでも怖かったらしく、「怖い怖い!早く渡ろう!なんでみんな怖くないの?!」と叫んでいる。

すると、前を歩いていた小学校1年生くらいの女の子が、クールな眼差しで彼を見つめていた。(最近の小学生って大人だなあ……。)

「この橋は全然余裕!」の顔。


ひとしきり遊んだ後は、宿に向かってドライブ再開。普通の土日だったからか、道はわりと空いていて予定通りの時間に到着。

この時も、まだわたしはどんな町のどんな宿に泊まるのか知らされていなくてドキドキ。彼はわたしが行ったことのある場所じゃないことを祈りながら、同じくドキドキ。


丘の上に聳え立つ、海辺のリゾートホテル

16時ぴったりに、下田に到着。

車の中で、「今日泊まる宿は、下田にあります!」と発表されて、なんとなくだけど旅館か、民宿っぽいところかなあと想像する。

車がどんどん入っていく狭い道の周りには民家しかなくて、こんなところに本当に宿があるのだろうか……となぜか緊張してきたところで、右手に看板が見える。

山道を少し上ると、突然白い別荘のような建物が現れて、「ええ〜!こんなところにこんなホテルが!!」と、おそらく彼の期待通りのリアクションが自然と出てしまう。それくらい、目の前に建物が現れた時は本当に驚いた。 

丘の上にある白い建物、その壁に密集して咲く濃いピンクのお花、ギリシャの建物みたいな屋根、リゾート感を醸し出す音楽。こんなところがあったなんて…!静岡じゃないみたい…!と、本日2回目、新しい静岡の顔を知る。

建物の中は、リゾートホテルとペンションが混ざったような、わりとカジュアルな内装で、南国の空気が漂っている。フロントのお兄さんも、こんがり焼けて引き締まった体型で、纏っているのはスーツだけれどザ・海の男という感じ。

部屋は3階の角部屋で、扉のすぐ横の窓からは海が見える。彼が部屋の扉を開けると、なんとそこには大量の風船が。そして部屋の内装も、紫と白が基調になっている。とっても可愛らしいお部屋だった。

大量の風船に、大はしゃぎする27歳。

目の前の窓から見える明るい緑、右側の窓から見える穏やかな青色。明るくて広くて、居心地がいい空間。

実は、ここホテルシーシェルは全部屋コンセプトが全く異なるようで、すべての部屋(10部屋)の内装を見比べて、ここに決めてくれたらしい。

彼のこだわりポイントは、海側に向かって2人で座れるソファがあること。たしかにこれがあったから、夜ゆっくり過ごせてよかったなあ。

窓から眺める海もきれい。


サプライズは、ここから。夢見心地な夜の時間

18時、待ちに待った夜ご飯。

テラスではバーベキューをしているカップルが2組いる。

「今の時期、海を見ながらバーベキューするの最高だろうな〜」と口々に言いながら外を眺めていると、お誕生日に、とスタッフの方からシャンパンのプレゼントが。嬉しくて、ついついたくさん飲んでしまう。

ここのお料理は、地元の野菜や魚を使ったフレンチのコース。見た目は華やかだけれど味はシンプルで、和とフレンチの要素がほどよく融合していたのが印象的だった。

わたしが特に好きだったのは、天使の海老と春野菜の天ぷら…の、お塩。この近くに住んでいるおじいちゃんがひとりで作っているお塩らしくて、なかなか手に入らないとのこと。(わたしはこういう"限定もの"と"エピソード"に弱いのだ。) 

かつお節…と思いきや、「まぐろ」節。

静岡県名物の山葵を自分たちですって、お刺身につけたり、〆のわさび丼に好きなだけかけたり……と、そういう遊び心も楽しかったなあ。



そして、最後はデザート。

誕生日の時くらいしかお目にかかれない、ホールケーキ。わーい!!と喜びの声をあげていたら、ホテルの人から「外を見て待っていてください」と。

この他にも何かくるのかな…と思っていたら、なんと目の前に花火が。驚きすぎて慌ててしまって、写真も動画も撮れなかったけれど、それもまたいい思い出……ということにしておこう。

外が暗くて誰もいないように見えたから、「すごいね、今のどうやったんだろうね!」と彼に興奮気味に話しかけたら、「そこに火つける人いたよ」と冷静に返されて、ちょっと恥ずかしかった。

(花火を上げてくださったホテルの方、ありがとうございました……!)

ケーキは別腹だから余裕で食べられそうだったのだけど、「お部屋にお持ち帰りいただいてもいいですよ」と言ってもらったので、そうすることに。

「楽しみは、小分けにしたら何度でも味わえる」という彼の考えに、今日は乗っかってみる。



予約をしていた貸し切り露天風呂の時間まで、ホテルの周りをお散歩。

とりあえず、あるものは全部試してみようということで、かまくらのような小さな空間の中に入ったり、プールサイドに座って星を眺めたり。伊豆の星空、きれいだったなあ。 


貸し切りの露天風呂は2種類あって、寝転びながら星空が見えるというお風呂は予約が埋まっていたのだけど、木でできた小窓を開けると、目の前に小さな三日月が見えるお風呂も、とてもよかった。

(春は、目の前の小窓から夜桜が眺められるらしい。なんて粋な計らい……!春にまた来たいな。)

将来の夢について熱く語り合っている間に、月は沈んでしまって写真は撮れなかったけれど、なんだかずっと夢の中にいるような時間だった。

ホテルシーシェルには、いつも旅先で選ぶような老舗の旅館や、特別な日に泊まることがあった都内の高級ホテルとはまた違った良さがあって、彼はわたしにとっての「特別な場所」を見つけるのが上手いなあと思った。


お風呂でゆっくりした後は、紅茶を淹れて残しておいたケーキを食べる。

「お風呂から出て少しお腹が空いてくるこの時間に、絶対甘いものが食べたくなると思ったんだよ!」と、嬉々としてケーキを切り分ける彼がすごく楽しそうで、微笑ましい。

おいしいものを目の前に、きらきらした純粋な瞳ではしゃぐ彼の笑顔が好きだなあと思う。

食べ終わって、一息ついてから「じゃあ、プレゼントタイムね」と言って彼がくれたのは、流れ星のデザインのネックレス。

プレゼントをネックレスにすると決めてから、ブランド、色、デザイン…一つひとつ悩みながらこれに絞っていった経緯と、最終的に選んだこのデザインへの想いを説明してくれる。

そのまっすぐな瞳はなんだかとても真剣で、わたしは思わずじいんときてしまった。

こういう解説を好まない人もいるのだろうけど、わたしは物そのものよりも、それに至った背景や想いのほうを大事にするタイプだから、この話を聞けたことが、何よりも嬉しかった。




紫陽花が咲き誇るレトロな町、下田。

「昨日は頑張ってくれたから、翌日は2人で楽しむ日にしよう!」という話になって、今度はわたしが行きたいところをピックアップ。

ホテルで朝ごはんを食べて(和食の朝ごはんは健康的かつボリューム満点でおいしかった)、すぐそばの白浜神社へ。


その後は、ガイドブックで偶然みつけた下田公園のあじさい祭りに行くことに。思った以上に有名なイベントだったらしく、臨時駐車場まで出ていて少しの渋滞。

だけど待った甲斐があって、下田公園があまりにも平和で美しくて、一瞬で恋に落ちてしまった。

今まで、紫陽花って鎌倉の長谷寺とかで行列をなして人の隙間から見るものだと思っていた。

だから、こんなにのんびりとした広い道を気ままに歩いて、色とりどりの紫陽花を眺めることができる場所があるなんて……!と、ここに来て心から感動した。

紫陽花だけじゃなくて、紫陽花の隙間から見える港町がまた絵になる風景で、違う角度から、何度も何度もシャッターを切ってしまった。


この公園が近くにあったら、毎週足を運んでしまいそう。この季節になったら、毎年ここへ来たいなあ……!ガイドブックに小さく載っている公園だったけれど、みつけてよかった。



紫陽花を満喫した後は、下田の町をぶらぶら歩く。小川が流れていて、その周りには枝垂れ柳や紫陽花が咲いていて、ここも絵になる風景。

川沿いにある、窓から川を眺められる席があるカフェをガイドブックでみつけて、絶対ここに行きたい(この席に座りたい)!とわがままを言って入ったカフェは、のんびり居心地がよくて、ゆっくりできた。

わたしが頼んだのは、ふわふわの抹茶カプチーノに爽やかなレアチーズケーキ。彼はお抹茶。付いてきた羊羹が紫陽花のように盛り付けられていて、きれいだったな。

ギャラリーカフェ「草画房」


旅のクライマックスは、熱海中華と夜の海。

文字数がかなり多くなってきたので、最後はだいぶ駆け足になります。笑



下田でゆっくり過ごした後は、最後のドライブ。海沿いを走りながら2人で思い出を振り返る、お決まりの時間。

思い出ランキングをお互いに発表し合って、


「あ〜!あれ、楽しかったよね」
「えっ、1位それなんだ!予想外だった!」


と、一緒に記憶に残っている場面を思い出して幸せに浸ったり、同じ体験を通してそれぞれ違う感じ方をしていたことを発見して、より相手のことを知ったり。

そんな時間があるからこそ、また一緒に旅をしたいなあと実感するし、一回一回の旅の記憶を忘れずに、大切にできている気がする。




熱海に到着して車を返したら、旅ももう終わってしまうんだなあと少し切なくなる。

車はないから徒歩で夜ご飯のお店に向かったのだけど、熱海の坂は思った以上にきつかった……!(帰りはさすがに、持ってきたヒールなしのパンプスに履き替えた。)

車ってすごい、運転してくれてありがとう……と心の中で感謝を唱えながら、なんとか目的地に到着。


伊豆旅行の最後の晩餐は、中華料理。

女性シェフのつくる、身体にやさしくて少し新しい中華。どれも今まで出会ったことのない味で、一品一品、一口目を味わう瞬間はわくわくした。

(この2日間、フレンチや海鮮をたくさん食べていたから、中華っていうのは我ながらいい判断だったんじゃないかな……?)

「熱海美虎」の焼売は、油揚げに包まれていて楽しい食感。



最後は熱海の海を見に行って、旅を締めくくる。

日曜日の夜だったから人もそんなに多くはなくて。暗闇の中、ふたりで波の音に耳を澄ませて過ごす時間はゆっくり流れる。

普通の週末が、こんなにも濃い2日間になるなんて思わなかったなあ。これも彼の企画力のおかげだなあと、しみじみ感謝しながら海を眺めていた。



おわりにー 今回の旅の "裏テーマ"

久しぶりに、こんなに長い文章を書いた。

ここまで読んでくれている人は、かなり少ないかもしれない……ドキドキ。

もっとコンパクトにまとめる選択肢もあったけれど、今回はどうしても、旅の一部始終を書き残しておきたかった。

(彼への感謝という意味でも、はじめての誕生日の記憶を取っておきたかったという意味でも。)

彼がこの2日間のために考えてくれた企画からは、たくさんの愛を感じた。ただ「世間一般でよいと言われているもの」じゃなくて、「わたしにとっての特別なもの」を探してくれたように思えたから。

そのことが何よりも嬉しかったし、ありがたいことだなあと思っている。(なんだか他人事みたいだけど、本当にこんな誕生日は初めてで、嬉しかった。)




ちなみに、今回の旅の裏テーマは「実際の予算以上に、特別感のある体験をしてもらう」だったらしい。予算はわからないけれど、わたしは終始(彼の予想以上に)上機嫌だったので、たぶんそれは大成功だ。

そういう工夫の積み重ねが「企画する」ということなんだろうなと思うし、わたしも彼が本当に喜ぶ時間を、数ヶ月後にお返ししたいなあと思っている。

(だけど、今回でだいぶハードルが上がってしまったな……!)



***



最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

大切な人のために旅行をプレゼントする際、少しでも何かのヒントになれば嬉しいです。(彼もきっと喜びます◯)




今までの旅の記録は、Instagramにまとめています𓂃𓂂𓏸


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