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見えない心を考える


話した人の価値観をメモする習慣をはじめて、
数日が経った。


ここ数日間でわかったことは、「その人の性格」が
「大切にしている価値観」とイコールではないという
ことだ。

たとえば、わたしの身近にはものすごく慎重な人が
いる。

常に3歩先くらいまで想定して、リスクを回避する
ための策を考えて動いているような人。

はじめは、その人が「慎重さ」や「計画性」を大切に
している人なんだと思っていた。

けれど、その人を観察しているうちに、その人は
決して慎重になりたくてなっているわけではないの
かもしれない、ということに気づいた。


もしかすると過去に何かトラウマがあって、リスクを恐れているのかもしれないし、本当はもっと大胆に
なりたいと思っているかもしれない。

そう思ってもう一度その人のことをみてみると、
普段はとても落ち着いていて、堂々としている。

もしかするとその人が大切にしているのは、冷静さや
何事にも動じないこと、余裕、だったりするのかも
しれない、と思った。


性格(結果的に外に表れているもの)と、大切にして
いる価値観(内に秘められているもの)は、必ずしも
一致しないようだ。

大切なのは、その外に表れているものの背景や理由を読み取ろうと、理解しようとする姿勢なんじゃないか
と思う。

なぜ、そのような考え方をするのか。
なぜ、そのような行動をするのか。

そこにはきっとストーリーがあるし、それを理解することの方が、その人自身の本当にありたい姿が見えて
くるような気がする。


もっと好きな人たちの、ストーリーを集めよう。

そしてそこから、どうして今の価値観に至ったのか、
興味を持って考えよう。

次のステップは、「考える」こと。
これに決まりだ。

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