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15歳の愛猫を自宅で看取り、IoC(Internet of Cats)製品のありがたみに気づいた話

先日、我が家の15歳のねこ「るんるん」さんが闘病の末に亡くなってしまいました。
我が家は合計3匹のねこを飼っており、普段から、ねこの見守りのためにIoT(Internet of Things)製品ならぬ、"IoC(Internet of Cats)製品"を使っています。
ねこたちが健康なときは、その存在が当たり前になり、いつしかアプリの画面を見なくなったりもしていたのですが、
今回、老猫の介護を経験し、IoC製品に助けられ、使い続けるメリットを感じました。改めてご紹介したいという気持ちでこの記事を書いています。


アビシニアンのるんるんさん。イケメン

①腎不全&膀胱炎の発見に役立つIoTトイレtoletta(トレッタ)

tolettaで用を足す、るんるんさんとけだまさん

tolettaは、腎臓・泌尿器疾患から猫を守るために開発されたAI技術搭載の猫用IoTトイレ。 猫がトイレに入ると、体重やトイレの回数・滞在時間などを自動で計測しアプリに通知してくれます。
我が家では、tolettaニャンバサダーに就任したことをきっかけに、商用開始前の2018年から愛用しています。

tolettaを導入した2018年当時の記事の記録↓


るんるんさんは2023年11月頃から体重が徐々に減り、トイレに頻繁に行くようになったのですが、動物病院に行くきっかけとなったのは、数年前から蓄積していたIoTトイレ「toletta」のデータ。特に、体重、トイレの回数、1回のトイレにかかる時間のデータを数年前と比較すると明らかに異常が分かりました。

毎日のトイレで計測できる”体重”

わたし自身在宅勤務のため、常にねこのそばにいる生活を送っていますが、毎日接しているがゆえ、体重の変化に気づかないこともしばしば。tolettaは毎日のトイレタイムに体重を測るため、わざわざ体重計に乗せる必要はなく、体重の変化も検知してくれます。

2年前は5.5kgあったのに、最期は4kgにまで痩せてしまいました・・
2018年からのデータが蓄積されているので比較するのに役立つ

トイレの回数とトイレの所要時間

体重以外にも、tolettaでトイレをしてくれるときは、トイレ頻度の増加や、1回のトイレ時間が長くなっていることが数字で分かり(膀胱炎の症状で、尿が出るまでに時間がかかっていた様子)、アプリで通知してくれました。

けだまさんの例。滞在時間が長くなっています
けだまさんの例。頻尿や体重減少のアラートが出ます

ねこは具合が悪くてもそれを見せないので、自動でデータを収集し、飼い主に異変を気づかせてくれるtolettaはありがたかったです。


ただ、病院に通いはじめてからは、トイレに間に合わなくなることも増え、ついにはtolettaのトイレの中に入るのも辛そう(トイレに入るのに少し段差があり、その段差を登る体力もなかった・・)になってきて、るんるん専用の段差なしトイレを設置することにしました。その時点からtolettaで用を足さないため、体重やトイレの記録ができなくなってしまいました・・。

オムツは結局脱いでしまい、
最期まで段差なしトイレで頑張りました


↓こちら、tolettaの紹介コードとなります🐈

②最期の足取りを記録していたIoT首輪"Catlog"

Catlogは、首輪に搭載されている加速度センサのデータから、ねこがリアルタイムで何をしているかを表示するのに加え、1日の睡眠時間や食事の回数、走った時間などの行動が記録できるシステムです。

我が家のころにゃさんには子猫時代の2020年から導入しています。
るんるんさんは首輪をしない期間が長く、Catlogをつけてくれなかったのですが、闘病に入ってからはCatlogをつけてくれたのです。(諦めの境地だったのかな。。😢)

赤いCatlogがとてもお似合い

2020年、ころにゃのCatlog導入記事です↓

その甲斐あって、闘病中のるんるんさんの行動を記録することができました。

この時期は、ごはんはほとんど食べられなくなり、
自宅で1日3回の点滴をする生活でした😢

闘病中、るんるんさんの行動を全て記録してくれたCatlogは、るんるんさんの最期まで見守ってくれました。

「猫は死ぬ前に姿を消す」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
るんるんさんは亡くなる前日、我が家の色んな場所を歩きまわってやたらと外に出たがり、少し庭に出してみると、寒空の中、ずんずんと歩き回っていました(そんな元気はないはずなのに・・)。寒いのですぐに自宅に入れて次の日の朝を迎えたのですが、るんるんが居ない!と慌てて探し回ったら、人間のベッドの下の引き出しの中に入って、冷たく硬くなっていました…。

こんな不思議な最期で、人間が介護疲れで寝ていた深夜のうちにベッド下の引き出しの中に入ったのだろう、と想像できるものの、ベッド下の引き出しはネットワークカメラにも映らない死角ですし、るんるんが何時頃引き出しの中に入ったのか、知るすべがありませんでした。

ですが、るんるんの死から1週間ほど経過して、ふとCatlogを確認すると、最期のるんるんの足取りが記録されていたのです…!

最後の毛づくろいをして、頑張って歩いたんだね。

おそらく、60秒間かけてキレイに毛づくろいをしたあと、3秒間歩き、引き出しの中にたどり着いたのでしょう。
これは、るんるんさんが最期まで頑張って生きた証。このCatlogのデータは今でも削除できずにおります。

Catlog紹介コード:2C6GTA

るんるんさん、ありがとう

亡くなる前日、珍しくわたしの上に乗って甘えてくれたるんるんさん。

珍しく甘えてくれた

一緒に居てじっとしていてくれたけど、このときるんるんさんは何を考えていたのだろう・・・。

忘れないよ

病院通いに毎日の点滴、よく頑張ったね。
これからは、お庭でわたしたち家族を見守っていてね。
るんるんさん、15年間生きてくれてありがとう。


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