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夏酒飲み納め!やっと飲めた、仙禽"かぶとむし"無濾過生原酒〜栃木県さくら市 株式会社せんきん

しぼりたてや生酒、季節限定の日本酒を気軽に楽しめることは、日本在住者の特権といえます(季節モノは海外には出回る量が少ないのに加え、送料が乗るため高くなってしまう)。わたしは今さらながらその事実に気づき、自粛期間が長引く情勢も相まって、この期間中に楽しむしかない!と、おうち飲みに季節の日本酒を取り入れることにしました。

日本酒には四季を通してそれぞれ美味しいお酒があります。

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日本酒造りは寒い冬に行われるため、"しぼりたて"の飲める冬が日本酒の美味しい時期だというイメージがありますが、冷房設備の普及や酒蔵さんの努力により、冬以外の季節にも美味しい日本酒を出荷している酒蔵さんが多くあります!

夏酒の特徴

"夏酒"という言葉は、日本酒が売れなくなる夏でも美味しく飲んでもらえるようにとマーケティングとして使われている用語で、厳密な定義はないようですが、調べた中ではこんな特徴がありました。(自分調べ)

ラベルが夏っぽい可愛いものが多い →透明ボトルや青いボトルなど、夏をイメージさせるボトルやラベルが多い
甘さ、酸味に特徴がある(一言で言い表せる系)ものが多い →甘い、酸味が強いなど、特徴あるものが多い印象です
スパークリング、生酒も多い →のどごしが良いスパークリングは夏によく出回ります
低アルコールのものも多い →普段日本酒を飲まない方にもアプローチしようという企業努力が感じられます

仙禽 かぶとむし〜栃木県さくら市 株式会社せんきん

本日紹介する仙禽かぶとむしは、透明なボトルに虹色かぶとむしという目を惹くデザインが特徴的で、"大人のレモンスカッシュ"との異名を持ちます。"夏酒といえばこれ"という日本酒愛好家も多いのだとか。

わたしもいろんなところを探して…初かぶとむしを"捕獲"できました!

仙禽の季節限定日本酒

せんきんさんが造っている仙禽シリーズの日本酒の特徴は、原料米のドメーヌ化(※)超自然派日本酒を現代に再現している、ということ。

※「ドメーヌ」とはフランスのワイン用語で自社畑のブドウを使用し、
自社内で製造・瓶詰まで一貫して行う製造者を指す言葉。

さらに、定番のお酒とは別の「季節限定」で醸される日本酒のシリーズは、公式ページには掲載がなくInstagramやTwitterなどのSNSで公開されているのですが、なかなか手に入らないそう。毎年楽しみにしている日本酒好きの方が多いようです…

かぶとむしのスペック

使用米:ドメーヌさくら山田錦(栃木県さくら市)
精米歩合: 麹米 50%、掛米:60%
アルコール度数 :14度
日本酒度 :非公開
酸度 :非公開
使用酵母 :非公開
仕込水 :鬼怒川伏流水
取り扱い・保存:要冷蔵

ドメーヌさくら山田錦というのは、栃木のさくら市でドメーヌ製造されている山田錦ということですね。日本酒度、酸度、使用酵母は公開されていません。

かぶとむしの味わい

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噂には聞いていたものの、やっぱり、飲んでみると…あれ?これ日本酒だよね?というくらい、フルーツのような酸味が感じられ、ワインを想起させます。夏にふさわしいスッキリさで、どんどん飲めちゃう。「大人のレモンスカッシュ」と呼ばれるのも納得です。(普段日本酒を飲み慣れている方こそ、びっくりする味かも)

スッキリと言いましたが、イメージをお伝えすると、キレが良く、あっという間に口から居なくなってしまう…→もう一口!→また居なくなった→もう一口!(以下ry)という感じ(個人の感想です)。

かぶとむしは夏が終わると越冬せずに死んでしまうんですよね。あの儚さを表現してるのでしょうか。

いや〜、これは本当に美味しくて、、1本しか買わなかったのを後悔してしまいました。また来年会おうね…。

季節の食べ物とともに

先日、長野県小諸市の直売所で仕入れた桃をデザートに食べながら晩酌!美味しい〜!(かぶとむしも喜んでいるはずwww)

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かぶとむし可愛い

かぶとむしといえば…夏の間はものすごく繁殖して部屋が羽音でうるさいくらいになるのですが、冬に近くなると皆居なくなって静かになってしまうんですよね。我が家は去年かぶとむしを約20匹育てていたのですが、あのときの名残惜しい気持ちを思い出しました。

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次はくわがたも捕獲したい

8月30日には、仙禽さんから、かぶとむしをベースにした「くわがた」という新酒(新種?)が発表されました。

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「くわがた」は、レモンスカッシュのような爽やかさで人気の「かぶとむし」をベースに作成。室町時代より伝わる技法で醸されたお酒「菩提酛(ぼたいもと)」を含む数種類をアッサンブラージュすることで、ベースとなる爽やかさと秋の果物のような甘みをほんのり加え、暑さの余韻のなかに秋の訪れもかすかに感じる晩夏をイメージしました。移ろいゆく季節限定の味わいをお楽しみください。

う〜〜気になる。かぶとむしは越冬しないけどくわがた(の一部の品種)は越冬するんですよね。9月に入って急に涼しくなってしまいましたが、晩夏の晩酌用にぜひ入手したいです。

秋も冬も…季節限定の味が楽しみ

かぶとむしをきっかけにすっかり酸味のある日本酒"仙禽"のファンになってしまったのですが、秋はひやおろしの「あかとんぼ」、冬はしぼりたてにごり酒の「雪だるま」が控えているということで…本当に楽しみです!

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