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東京オリンピックの裏事情

オリンピックはスポーツの祭典として観ている人々に感動や楽しさを与えてくれます!ですがその裏では巨額の資金や権利、権力が動いていることも忘れちゃいけません。

今回は昨夜YouTubeで生配信されていた「コロナ禍の五輪開催を考える Vol.6 メディアの役割とは何なのか?」を観て、「これは超大事だな〜!」と思ったことがあったのでシェアしていきたいと思います

スポンサーに複数の新聞社があるのは危険!

今回の配信の中で紹介したいのが「東京オリンピックのスポンサーに複数の新聞社が存在することの危険性」についてです。

これをざっくり解説していきたいと思いま〜す!

そもそもスポンサーとは

スポンサー費用をオリンピック組織へ渡すと同時に、オリンピックのロゴの使用権や大会でのプロモーションができる権利などをもらえます。

スポンサーはこの盛り上がりに乗じた広告やブランドイメージ向上を期待して巨額の資金を出資しています。

余談ですが、スポンサーであるトヨタ自動車がこの権利を持っているにも関わらずCMを放送中止や開会式も見送るということで話題になりましたね。これを例として五輪×広告業界の変化について面白い記事があったのでこちらもシェア▼

そんな中なぜ、複数の新聞社がスポンサーになることが危険なのでしょうか。

メディアの役割が重要なポイント

このようにメディアは、あくまで情報源に対して独立性を持ち様々な角度から情報を伝えることが必要です。

わたしの推しスポーツジャーナリスト玉木正之さんはジャーナリズムには「報道・批評・啓蒙」の3つの役割が必要と書いてあるのを目にしたことがあります。
#推しスポーツジャーナリスト  とは。笑

ざっくりいいますと

1つ目の報道とは
出来事の真実を伝える
2つ目の批評とは
社会と社会に暮らす人々の幸福を基準に物事の善悪を解説し、批評する
3つ目の啓蒙とは
社会的に有意義な情報や知識を人々に教えて広める


このように国民に対して情報を提供するメディアは、経済社会のためではなく国民や公共のための視点を持つことが大切です。

しかしその立場である新聞社がこぞってスポンサーになってしまうと大会を支持しているのに、その逆である立場の視点から意見が言いづらくなります

もしもスポンサーがオリンピック中止を主張したら?

このようにスポンサーである以上自分たちが支持しているものに対して中止や反対の意見を言うこと難しいですよね。(まぁそこで中止を主張したらかっこいいと私は思うんですが…笑)

もちろんスポンサーだとこれ以外の問題も絡み合っていますが、たしかに私たちからしたら「矛盾してない?」と新聞社に対して不信感を抱くきっかけになってもおかしくありません。

アメリカなど海外では、新聞社がスポンサーになることはご法度になっていることが多いようですが現在の日本は複数の新聞社がスポンサーになっています。

偏った報道

最近はオリンピックが始まりニュースや新聞ではこぞって大会の報道ばかりになっていますよね。

このように国民が情報を得るメディアが画一的な報道になることで、国民の思考をコントロールすることもできてしまうのです。

もちろんオリンピックの結果を報道することは事実を伝えるメディアの大事な役割を担っていますがそれらの情報が偏りすぎてしまうことはかなり危険です!

私たち受け手はどうすればいい?

今回配信された動画の中で鮫島さんと山崎さんが述べていたポイントはコチラ

1つ目は山崎さんが述べていましたが、「オリンピックという楽しみや感動の裏では何が起きているのか、このままだとどうなるのか」という取り上げられているものとは対極的な視点を持つことが大事とのこと!

以前の記事で「スポーツは諸刃の剣」と書いたように様々な側面に目を向けることが必要ということですね。

2つ目は鮫島さんが述べていた「現状のメディアや報道のされ方を理解した上で、海外やネットなど幅広く情報を集める」ということです。

現在は自分の好みに合わせたニュースや記事がスマホでは表示され便利ですが、逆に言えば同じような視点からの情報になってしまうことはないでしょうか?

はっ!!と思った方は是非今回紹介した配信を観てみてはいかがてしょうか?

オリンピックについて思うこと

私はスポーツ大好きなのでオリンピックが始まり試合の結果や様子を見て一喜一憂しています。
ですがこの楽しさの裏でどんなことが起きているのかを知ることも大事だなぁ〜と改めて思いました。


開催の是非について様々な意見がありますが、私が思うのは「スポーツそのものが悪い」のではなく「感染拡大のリスク」に対して【十分な対策や自国で開催できる理由の説明】がないことが問題だと思います。

大きなリスクがある中で開催するならば、国民が納得できる方法と理由を説明する責任が政府やオリンピック主催者にはあったのではないでしょうか?

そしてオリンピックを楽しむor楽しまないは個人で選択できますが、オリンピックによって起きるリスクや責任は国全体に降りかかります。

オリンピックはただのスポーツの祭典ではないんです。

開催国の一人としても、スポーツが好きな一人としても今回の大会について今後も考え続けていきたいとい思います。


最後に今回紹介した配信のアーカイブの紹介です▼

そして出演されている鮫島さんのYouTubeチャンネルの「IOCを斬るシリーズ」も面白いので興味ある方は是非▼

最後まで読んでいただきありがとうございました

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