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2022年8月のグループ展について

◎4人展のお知らせ◎

「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」

参加作家:
石原七生 
今井裕基 
菊村詩織 
幸得冬花 

会期:
2022年8/19〜8/29
11:30〜19:00(水曜休み、日曜日、最終日17:00まで)

会場:
枝香庵flat

〒104-0061東京都中央区銀座3-3-12銀座ビルディング7F

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毎日の営みである眠ること。
生命を維持するために繰り返されてきたこと、
睡眠にまつわることを主題に展示します。

展示タイトルに書いた、「なかきよの…」とは最初から読んでも最後から読んでも同じ言葉になるいわゆる回文、回文歌です。
初夢の縁起を担ぐ、言葉あそびを含む歌で宝船と結びついたものですが、歌の解釈には振り幅があり、読めば読むほどまどろみや夢の不可解さが表されるように思えました。

睡眠中に見る夢は結論がないことが多く、この「なかきよの…」の回文を読むと夢と現実を行き来するものそのもののような、
覚醒と眠りの間を行ききする堂々巡りのような、意識と無意識の間をとりもつもの、睡眠・眠り・夢・それにまつわることを表すものとして回文歌から展示の表題にしました。


※歌: なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな
(長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな)

石原の飛躍ありの意訳: 

「冬のような長い夜、深い眠りの夢の中であっても、皆良い朝を迎え目を覚ます、宝船が波を乗り越える音はなんとも心地良く響いている」

DMデザイン:菊村詩織

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