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スパイファミリー最新98話ネタバレ・感想 迫る戦火とマーサの覚悟

2024年5月13日(月)更新

前回の続きで、ヘンダーソン先生とマーサの学生時代の話です。

あらすじ

教員としてイーデン校に戻ってきたヘンリー。束の間の平穏を享受するように、マーサはお茶会を再開。

授業では防空壕へ避難する演習を行うようになる中、マーサが声をかけられたバレエ団が爆撃を受け死者が出る事態に。

バレエの夢を絶たれたマーサは大切なものを守るため、奪わせないため抗うことを決意し、国防婦人軍に志願する。

ヘンリーには理解してもらえず、すれ違ったまま卒業が近づく中、マーサはヘンリーに縁談が来ていることを知ってしまう。

迎えた卒業パーティ、マーサは国防婦人軍の隊服を身につけてヘンリーをダンスに誘う。マーサが長年の想いを口に出したその時、無情にも言葉をかき消す空襲警報が鳴り響くのだった。

感想

コミックス10巻に収録されている、ロイドさんの幼少期からスパイに至るまでの戦争の話を読んだ時も胸が痛みましたが、本当に戦争というものは大切なものを理不尽に奪ってしまうのですね。

バレエ団が爆撃を受けて、目を泣き腫らしているマーサがヘンリーにしがみついて号泣するシーン、ヘンリーの手が宙に浮いているのがもどかしい。
教師と生徒だし、何より悲しみに泣く女性の扱いに戸惑ったのかな。
ヘンリーが卒業前に想いを伝えていたらこの場面で抱きしめていたのかも、と考えてしまう。

当たり前の日常や幸せが呆気なく喪失することに悲しみと憤りを抱いたマーサが、守るために戦う力を得る道を選ぶの、黄昏と重なって胸が締め付けられます……

戦争がなければ当たり前にバレエの道を進んでいて、時間もたくさんあって、ヘンリーとの幸せな未来もあったかもしれないのに。

そしてマーサとのケンカも解決できずに理想ばかりに意固地になる自分に無力さを覚えるヘンリーの姿も黄昏と重なる。
教育という武器を手にしているはずなのに現状を変えられないヘンリーと、情報という武器を手にすることを選んでスパイになった黄昏。

アニメ3期が制作決定すれば、確実に10巻の戦争の話をやるはずなので、このヘンリーとマーサの過去編を受けて、また違った見方になるかもしれないと思います。

マーサが一生に一度の卒業パーティで、華やかなドレスよりも国防婦人軍の隊服を纏う姿が凛としていて、彼女の覚悟が表れてとてもカッコ良いです。

エレガント先生なのにダンスが下手なヘンリーが意外。
昔のヘンダーソン先生はダミアンとアーニャちゃんのダンス笑えませんね。
そりゃあマーサから「よく言うわ」ってばっさり言われるわけだ。

でもエレガントの心意気はマーサのバレエの美しさから学んだし、下手とはっきり言われたから戦争が落ち着いた後、悔しくて、あるいはもう一度踊りたくて、地道に練習したんだろうなあ。
そうしてこの前のパーティで見せた、マーサとのエレガントなダンス!!

2人にとっては空襲警報で引き裂かれて以来なんですね。何これ泣ける。

告白は成功してないとは分かっていたけど。
分かっていたけど、告白に被せて来なくてもいいじゃないか空襲警報。

MISSION98感想イラスト

縁談の話は来ていましたが、戦争が勃発してそれどころではなくなり、今もヘンダーソン先生は独身ってことですよね?
今からでも遅くないよ、2人とも幸せになってください。

次回更新は?


次回更新は27日と記載されてますが、遠藤先生がロンドンへ取材に行かれているため、おそらく6月10日(月)になると思われます。

約1ヶ月もお預けだなんて……!続きが気になる〜!!

もうすぐ100話を迎えますが、もしやこの2人の過去編が?
個人的には記念すべき100話ならフォージャー家の話がいいなあと思いますが、この流れから次回で終わるとは思えないので、とことんヘンリーとマーサの話を掘り下げてほしいです。

スパイファミリーは架空の国ですが、モチーフとなっているのは東西ドイツで、イギリス要素も入ってますからね。

イーデン校は、実在するイギリスの名門校「イートン校」をモデルにしているようです。
外観も、全寮制で中高一貫校という部分も似ています。

※遠藤先生が公式で発言されたわけではありません

いつか聖地巡礼してみたいです。
円安が円高に変わる未来、来るのでしょうか?笑
海外旅行、今じゃ贅沢品ですからね。

取材とはいえ、遠藤先生がロンドンを満喫できていますように。

続き↓

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