スパイファミリー最新99話ネタバレ・感想 残酷な運命、マーサの訃報
2024年6月10日(月)
長いので読みたい部分に飛んでください。
アニメ3期制作決定!
6/9(日)には、スパイファミリー初の大型イベントが開催され、アニメ3期制作決定が発表されました!
待ってました3期!!
その場で新ビジュアルが公開され、そこにはステラのライトに照らされ、ボンドに寄り添いながら安心して眠るアーニャちゃんが。
床に散らばったアイテムは、今後アニメ化されるであろう話に出てくるものばかり。
・ヘルメット、たまねぎ、ドッグタグ→ロイドの幼少期とスパイになるまでの話
・Aの刺繍入りハンカチ、トニト→トニトおばさん
・アフタヌーンティー、デパートで買ったお菓子、バレーのボール→メリンダ登場、プランC
・やきそばパン、カリカリお菓子→なかよしだいせんそう、ダミアニャ
・学生証にSOS紙、バスのおもちゃ、ユーリの帽子→バスジャック事件
・ライオンのぬいぐるみ、ネクタイピン→ウィーラー編
他のアイテムにも意味がありそうな気がしますが、気付いたのはひとまずこれくらいです。
見落としてるものがあればコメントで教えてください!
ウィーラー編までやるとなると、一つ疑問が。
3期でやる範囲が、9巻MISSION60から13巻MISSION87で28話分に。
ちなみに2期が7巻MISSION 39〜9巻MISSION 59+アニメオリジナルで22話分でした。
1クールとしては話数が多いです。
原作ストックを増やして2クールいくのか、それとも途中の話をカットしてしまうのか。
放送時期を公表しない段階で、今後の話を示唆するアイテムをばら撒いたビジュアルというのは、そこまでやりますというアニメスタッフの意志でしょうか。
放送は来年だと思いますが、続報が楽しみです。
さて。
イベント、アニメ3期発表のお祭りムードとは真逆で、本編はヘンリーとマーサの過去編が続いています。
……なかなかに重く苦しい展開でした。
あらすじ
マーサが意を決してヘンリーに想いを伝えようとした刹那、無情にも空襲警報が鳴り響く。ダンスで繋いでいた2人の手は離れ、混乱の中防空壕へ走る。
幸い誤報だったものの、マーサはせっかく振り絞った勇気を引っ込めてしまい、想いを告げられずに卒業。
手紙を書いてヘンリーを呼び出し、今度こそ伝えようとするものの、軍の規則で検閲された手紙は場所と日時が黒く塗りつぶされ、会えないままマーサは発つことに。
まるで学生時代の茶会のように穏やかな時間を運ぶ手紙のやり取りを重ねる2人。
戦況の悪化により、マーサが所属する婦人隊も前線へ駆り出されることが決定し、恐怖で体が震えながらもマーサは逃げることなく戦争へ。新聞で知ったヘンリーは愕然とする。
最後に届いたマーサからの手紙には、初めて見せる弱音と、ヘンリーに会いたいという切実な本音が。自分の気持ちにようやく気づいたヘンリーは、彼女の無事を祈り手紙を書くが、ラジオで特防婦人隊の訃報を突きつけられる。
彼女たちを「くだらん争いの犠牲者」だと悲痛な思いで叫んだヘンリーは投獄されてしまう。遠い先の未来を信じて父親に逆らわず、やがて教職に復帰。東西は終戦を迎えたものの、マーサは帰って来ず、ヘンリーは父親が決めた相手と結婚を。
その頃、西国辺境の小さな家では、苛烈な戦争を生き延びたマーサが目を覚ますのだった。
感想と考察
もう、あらすじまとめてる時点で胸が苦しかったです。
空襲警報が誤報だったのは良かったけれど、マーサがヘンリーに告白する最後のチャンスだったことを思うとつらすぎる。
手紙のやり取りで舞い上がるマーサが可愛かったし、やきもち作戦が不発なのも2人らしいし、ヘンリーが手紙を待ち焦がれるようになって、彼の中で徐々にマーサの存在が大きく特別なものになっていくのが尊かったです。
特別防衛婦人隊として前線に強制されたマーサが、逃げずにヘンリーがいるこの国を守ろうとしてるのがすごい。
それを新聞で知ったヘンリーはどんなに恐ろしかったことか……
そして驚きの事実。
討論の授業で、なんとダミアンの父であるドノバンが!
ヘンダーソン先生の教え子だったなんて……!
この世から戦争はなくなるかという議題に対してドノバンは、「人間は嘘つきだから」と曇りなき眼で否定。
お互いが本心を隠した人間同士であるから争いがなくならない。
なら戦争を続けるしかない。
学生の頃からこういう考えだったんですね。
ドノバンが戦争計画を実現させてしまったら、ヘンダーソン先生は自分を責めてしまいそう。
自分を曲げてでも復帰を選んだ教職なのに、教え子が平和を壊そうとするなんて。
でもヘンリーの授業は楽しいと言うドノバン。人間は嘘つきと決めつけながらも、その言葉に嘘はなさそう。
いつかヘンダーソン先生からドノバン像が語られることもありそうですね。
マーサからの最後の手紙に泣いた。
「会いたい」に全てが込められていて、ようやくヘンリーが自分の気持ちに気づけたのに、その願いが叶わないなんて。
ラジオで婦人隊の犠牲を知った時のヘンリーが己の立場をかなぐり捨てても叫ぶ姿が苦しい。悲しい。
私たち読者は、マーサが生きてると分かってるから衝撃は少なくて済んでいるけど、大切な人の訃報を知らされるのつらすぎます。
ヘンリー結婚してたのか〜!
他の女性の薬指に指輪嵌めるのつらすぎる。本当ならマーサが相手だったはずなのに。
ヘンダーソン先生に奥さんや子どもがいる描写ないし、指輪もしてないから、今は離婚してるのかな?それとも死別……?
でも、マーサが西国で目を覚まして、動けるようになってようやく東国に帰って真っ先にヘンリーに会いに行ったら、もう結婚していた事実を突きつけられるんだよね。
それにヘンリーも、マーサをどんなに大切に想って、生きていたことを心の底から喜んでも、もうマーサを抱きしめて想いを伝えることも想いに応えることもできないなんて。
戦争さえなければ普通に恋人になって結婚して、幸せな家庭を築いていたかもしれないのに。
何これつらすぎる。
つらすぎて吐きそう。
次回で記念すべき100話なのに。でもスパイファミリーらしいね。
ロイドさんの過去編でも、友人の喪失でだいぶ堪えたのを思い出した……
これがアニメ3期で放送されるのかあ。
バスジャック事件の時には、歳を重ねたお互いをきちんと認識していたから、友人関係は継続していて、マーサがヘンリーに憎まれ口を叩けるくらいには穏やかな時間を取り戻せたということ。
もしかしたらまた文通をしていたのかも。
マーサがブラックベル家に仕えることになって、一人娘のベッキーが産まれたことをヘンリーに報告して、いずれイーデン校で教え子になるだろうって話したりしたのかな?
切ない。
次回は6/24(月)更新。楽しみだけど怖くもある。
遠藤先生、風邪を引かれてたので心配。
続き
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