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淡路島



そこは私にとって幻の国でした


"淡い記憶"   "儚い時間"

どう表現すれば伝わるのだろう

思い出そうとすると眩しすぎて直視できない
全ての時間が本当にリアルだったのか
幻想の世界ではないかと思わされるくらい
輝かしい記憶

その瞬間の感情から匂いまで鮮明に覚えているはずなのに、思い出せない
そんな淡い記憶



瞬間に恋をしたのは初めてだった。





23歳のどん底に居た私を彼らが救ってくれた



京都から淡路島に移住して夢を追いかけている人だった
初めて出会ったのは去年の夏、7月だった

彼らは沢山のことを教えてくれた
見たことない景色を沢山見せてくれた
新しい感情に巡り逢わせてくれた

そして私のことを誰よりも
温かく包み込んでくれた




同じ空を見上げて、同じ流れ星を見たこと
誰も居ない駐車場で真夜中まで話したローソン
爆音爆速の多賀の浜からの帰り道
ばったりコンビニで会った。ロードスターから降りてくる瞬間
作ってくれた男飯が美味しすぎたこと
鍵のない靴のまま上がる家
煙草の巻き方を教えてもらってる風景
朝目が覚めたらThinking Out Loudがかかってたこと(多分寝てる間もずっとスピーカーで音楽が流れてたんだと思う)

止まらないなあ
書き上げると





彼らと夢について、
生きていくということについて語り合う夜は
これこそが可惜夜というのだと
教えてくれた

可惜夜 明けてしまうのが惜しいほどの素敵な夜



今の私がいるのは、夢に向かって進めているのは彼のおかげだと思う
人生において、新しい選択肢をくれました




"一緒に面白いことをしようよ"

私はそのいつかの為にも
今をもっと頑張ろうと
楽しもうと思える


桜の咲く季節
私たちは次のステップに進む



それぞれの場所で輝いて
いつか、また、会えますように




ひと夏の恋じゃないけど、
とっても楽しかった
一生忘れないと思う






ありがとう。淡路島

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