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生命

寝ぼけ眼でアラームを止める。
4:30くらいから二度寝をして起きたところ。
気を抜けばまた眠りに落ちてしまって体を動かせなくなりそうだから一気に起きて、湯を沸かす。お弁当を詰めてる間に余ったおかずを食べ、粉スープを湯に溶いて飲んだ。それから桃のパピコを食べると、あったかいのと冷たいのが混ざってお腹がギュルギュルと鳴いた。

横になると愛犬が右の脇腹にピッタリと寄り添ってちょうど脇に収まった。ふっくらとしたお腹を撫でると掌に熱が伝わる。思った以上に体温が高い。とても強く逞しくそこに存在していた。目を瞑るとシーツを舐めるザリザリとした音、お腹の丸みを帯びた柔らかな毛並みや確かな温もり。
ああ、生命がここにあるんだと嬉しくて泣いてしまった。

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