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「前半最後の1ヶ月」を告げる6月の風


5月が旅立ち、6月が訪れた。

2020年の前半最後の1ヶ月。

今年が始まったのが昨日のことのように感じるけど、もう5ヶ月経った。4月に入って、「今年の1/4(3ヶ月)が過ぎた」と言っていたのが、1/2になろうとしている。


あの時は長袖を着ていないと寒かったのが、今では日中は半袖でないと少し暑いと感じるようになった。朝と夕方以降は、少し乾いた、ひんやりとした涼しい風が心地良い。このぐらいの過ごしやすい時期を"夏"にしてくれたらいいのになと思う。


そんな6月の風を受けながら、考えがまとまらない、熱を帯びた頭で考えていた。


「私はなにか、自信を持って言えるようなことができているだろうか」と。


今年の前半がこの1ヶ月で終わりを迎えると考えて、言葉では言い表せないような不安と焦りを感じたのだ。


私は、前に進めているんだろうか。

なにかしらの形で成長できているんだろうか。


自分にとって眩しい誰かと比べてしまっているんだろうと思う。

シーソーのように、天秤の皿に座っている自分を思い浮かべる。そして、誰かは分からない、黒い影の相手を天秤のもう片方に乗せて、ガコンと一瞬で沈んでしまった相手と、目いっぱい浮いてしまった自分自身。

同じ時間の中で、相手の成長の度合いが違うことを目の当たりにする。「そんなにも私は軽いのか」と悲しくなる。不安になる。焦る。


私にあって、その人にはないものは何だろうか。

私にしかできないことは、いや、私だからできることは一体どんなことなのか。


きっとそれを、無意識の海の中で探しているんだと思う。

時々、息苦しくなりながら。目を痛めながら。溺れながら。


もちろん、今年が始まった時点での私自身と照らし合わせてみると、確実に前に進めていると思うことはいくつかある。

ただ、それがどのぐらいのものなのかまでは今の時点では分かりづらい。

自分のことに関してはものすごく厳しい目で見てしまうのもあるだろうし、ジャッジするにはまだ早いのもあるかもしれない。


今年の終わりにどうなっているか。大事なのはそこだ。


今までが穏やかな波だっただけで、後から大きい波が来るかもしれないし、このまま愚直に積み重ね続ける1年になるかもしれない。

それでも、今年の初めの自分自身と全く同じということはない。1回ごとの積み重ねが少しだからわかりにくいだけだと考えることにしよう。


あと7ヶ月。でもまだ7ヶ月。

今年の終わりに見える景色は、どんなものになっているんだろう。


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