たかが鼻毛。されど鼻毛。


鼻毛のケア、大事です。


マスクをするのが当たり前の社会へと変わった今年。


マスクをしない日はないと思うぐらい、マスクは一気に生活に必要なものになった。

同時に、気合を入れてメイクをしなくてよくなったり、ヒゲが多少生えていてもある程度ごまかしが利いたりと、このマスク社会は人間のズボラな一面をより浮き彫りにさせたようにも思う。


そして、なかでも人がケアを怠りやすいのが、『鼻毛』。

そう、鼻毛だ。


. . . 


そう、鼻毛だ。(大事なことなので二回言いました)


コロナの前からそうだったのかもしれないけど、誰かがマスクを外した時の様子を観察していると、この鼻毛のケアをしていない人が意外に多いのだ。


これは男性に限った話ではない。

女性でも鼻毛が出ている人はいるのだ。私もちょうど先日見たばかりだ。いや、"見てしまった"というべきだろうか。


メイクはバッチリ。ファッションにもお金をかけている。美容に気を付けている。摂取カロリーに気を付けている。ホットヨガなどで体のメンテナンス、ひいては美の追求も怠っていない。なるほど、気を付けていらっしゃるようで。

しかしだ。


鼻 毛 の ケ ア は 怠 っ て い る 。


たかが鼻毛と思うかもしれないけど、たった一本の鼻毛であっても、それが鼻から出ていれば、どれだけ努力をしていようとすべてひっくり返ってしまう。

細かいところに気を配れない人なんだという評価を下されてしまう。


イケメンまたは美女であっても、たった鼻毛一本のせいで『残念な』がついて、『残念なイケメン』『残念な美人』という評価に変わってしまう。


どれだけ仕事において優秀であろうと、権威があろうと、知名度が高かろうと、肩書きが何であろうと、鼻毛一本出ているところを見られてしまえば、「詰めが甘い」「細かいところに気を配れない人」「鼻毛のケアもできないのに偉そうなことを言っている人」という評価は揺るがないものになる。(そもそも本当に優秀な人は身だしなみに関しても徹底していると思いたいですが)


「鼻毛なんて汚い言葉聞きたくないから!やめて!」


その気持ちはわかる。恥じらいからそう叫びたいのもわかる。

しかしだ。これは決して他人事ではない。これを書いている私だって定期的に鼻毛が出ていないかを確認して、伸びてきてるかもと思ったらケアをしているのだ。


口臭。体臭。鼻毛。フケ。

エチケットに関する話は少々デリケートな話題だけど、自分でも気が付くということは、他の人はそれ以上に気にしている可能性が高い。さらにタチが悪いのが、これは他人からは非常に言いにくい問題であるということ。仮に正直に伝えたら気分が悪くならないだろうか。相手との関係がマズくならないだろうか。そんなことを相手に考えさせてしまう、極めて厄介な問題なのだ。


たかが鼻毛。されど鼻毛。


鼻毛のケアはエチケットでもある。

飲み物を飲んだり食事をするタイミングでマスクを外している素顔を誰かに見られてしまう可能性は、外にいる限りはどうしてもつきまとう。

マスクで隠れているから気にしなくていいと油断していると、第一印象が『鼻毛』に塗り替えられてしまいかねないし、もしそうなってしまえば挽回は難しくなる。


「あの人さ、できる人みたいに振る舞ってるけど、鼻毛のケアできてねーんだよなww」

「本当は才色兼備って言葉がそのまま合う人なんだけどねぇ。. . . 鼻毛で台無しだけど。」

「あの人めっちゃいい人! でもちょっとズボラなところがあるみたいなんだよね。鼻毛とか。鼻毛とか。鼻毛とか。」

「鼻毛出てる人がドヤ顔で仕事論説いてても、何の説得力もないです(プークスクス)」


一生こう言われ続けると考えたら、鼻毛ひとつがどれほど恐ろしいインパクトを持っているか、おわかりいただけるはずだ。


汚らしいという前に、鏡で鼻の穴を念入りに見てみることをおすすめしたい。


少し上を向いた状態。

少し横を向いた状態。

鼻の穴を膨らませた状態。


あまり人に見せたくない顔になるかもしれないけど、その"かもしれない"が、あなたがマスクを外して素顔を見せたその一瞬の隙を救う"かもしれない"。


ということで、男性も女性も鼻毛カッターを買って、一週間に一回はケアをしましょう。


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