見出し画像

100日以上経っても書けずにいる"ある記事"について


いまから100日以上も前の話。

私は『Twitterのフォロー数を0にする』実験についての記事を投稿した。



その実験を始めた時にはまだ2020年は半分以上残っていたのに、今日これを書いている時点で3分の2が過ぎている。


宣言から100日以上経っているのに。それでも書き切ることができないでいる。


まったく書き進められないということではなく、ある程度進みはするけど結局書き直すことになったり、書き進めていくにつれて頭が痛くなってしまったりして、結局「ダメだ、今日は無理だ . . . 」と筆を置くことになってしまうのだ。

実験してなにを思ったのか。実験に至るまでになにがあったのか。振り返れば振り返るほど、考えれば考えるほど、得体の知れないどす黒いなにかが私の頭のなかをぐるぐる駆け巡る。


先月書いたように、これは書くのにものすごくエネルギーを必要とする記事なのかもしれないけど、「ここまでとなると、もっと別のなにかがあるのではないか」と昨日書きながら考えていた。



フォロー数を0にして快適になったという話を書こうと思っていたはずが、最近になってまた『Twitterのことを考えるのが辛い』と感じることが多くなってきたのだ。


フォロー数を0に戻してもなお辛いと感じるということは、これはもはや実験の効果が一時的なもので、長い目で見た効果はなかったということではないのか。


となると。

もはやこの記事を仕上げる意味が無くなってしまったのだろうか。


いや、でもああやって宣言したからには、必ず書き切るつもりでいると言ってしまったからには、それは貫いて書くべきではないのか。


そうは言うけど、Twitterのことを考えるのも辛い状態でどうやって書けというのだろうか。


承認欲求の渦巻く場所。数字の暴力。白い表にどす黒い裏。見たくもない情報。ユーザー名。アイコン。それらを無理矢理見せてくるあの青い背景と白い鳥。または青い鳥。良い思い出よりしんどい思い出のほうが圧倒的に多いあの場所のことを考えるだけでも息が詰まるのだ。一部、連絡が取れなくなる人がいるのが困るという気持ちだけが、私をあの場所につなぎ止めている。


あぁ . . . なるほど。そういうことか。


『書き切ると宣言した手前、なんとか書き切りたいと思っている私』。

『もうTwitterのことなんて考えたくない。辛い。早く解放してほしいと思っている私』。

この二人が衝突を続けているんだ。


エネルギーがすぐに無くなるのは無意識のうちに正反対の私自身が反発し合っているからなんだ。今になってようやく納得がいった。


でも . . . どうする。

宣言したからには書きたい気持ちはあるけど、書こうと思っていた内容と今の私の心境が乖離(かいり)してしまっている。

自分の気持ちに蓋をして、偽ってでも書くという器用なことは私にはできない。「書こうと思っていたことが今の自分の気持ちとかけ離れてしまったので、書けなくなりました」と説明すれば納得してもらえるだろうか。

それとも、「あれだけ大見栄切っておいて約束を守れなかった口先だけの奴」というレッテルを裏で貼られるだろうか。それは悔しい。ずっとこれは完成させようと思い続けてきた私にとってそれはものすごく悔しい。でも今の私はもうこの記事を書ける状態にない。エネルギーを消耗するだけ消耗してまたさらに後で「書けなかった」と消耗する。そしてTwitterでも消耗する。Twitterがさらに嫌いになる。ますます考えたくなくなる。ますますエネルギーを消耗するようになる。まさに負の連鎖。


どちらを選んでもスッキリしない結果が残る。面白そうだと思った試みが、いつからか負の遺産に変わってしまっていた。まさかここまで膨らんでしまうとは思わなかった。


これからどうするのか、私自身も結論は出せていない。でもせめて、『なぜ100日以上も書けないままでいたのか』ということと『今の私の心境』を書き記した上で、書けないまま終わるかもしれない可能性が出てきたことを、この場を借りてお知らせしておきたかった。


その場の勢いで宣言したはいいけど結局企画倒れで終わってしまうのは、私の悪いところだ。そう自分でもわかるぐらい、私自身にも反省する部分はたくさんある。


なるべくなら書きたい気持ちは残っているけど、果たして、書けるようになる時は来るのだろうか。それとも、書けない記事になってしまったと割り切るべきか。

その答えは出るのだろうか。

記事を気に入ったらコメントで感想をいただけるととても嬉しいです!(スキは訳あって苦手になりました。ごめんなさい。) サポートは『寄付・サポート資金』または『より充実したコンテンツをお送りするための資金』として大切に使わせていただきます。