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隙間時間にあえて何もせずに過ごす勇気


「あっ、しまった。本持ってこなかった...」


電車やバスでの移動時間がそれなりにある時の暇つぶしに本を持っていきたいタイプだけど、今日は準備に追われるあまり、本を忘れてきてしまった。


最近は首を下に向けてスマホばかりいじって過ごす、ということはなるべくしないようにしている。そこで、代わりに隙間時間を久しぶりの読書の時間に充てようかと思ったそばから、本を置いてきてしまったのである。


でも直後に私は、「まぁ、いっか。ないならないなりに景色を眺めて過ごすかうとうとしておけばいいし。」と開き直った。


結局、本を持っていても読まない時は読まないし、眠気が勝って本を読むどころではなくなってしまうこともしょっちゅうなので、持っていなくても変わらないことに気付いてしまったのだ。


スマホが一般的に使われるようになるまでは、流れゆく景色を見ながら物思いに耽ることが私のなかでは当たり前だった。

今となっては贅沢にすら感じるそんな時間。

隙間時間を有効活用しなければならないように感じられることがあるけど、あえて何もせずに緩める時間があるからこそ活動できるのが人間。


何もしない時間があってもいいじゃない。

うとうとしたっていいじゃない。

景色眺めながらボーッとしたっていいじゃない。


よし、決めた。

今日の隙間時間は何もしないで景色眺めて過ごそう。

そう思い立って、noteを開いて記事を書いている。

何もしないとはいったい。

大丈夫、これが終わってから景色眺めて過ごします。心配ごとをひとつ減らしておきたかったのです。ゆるしたまえよ。


そんな、休日の1コマでした。


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