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会社の情報システム部門って、IT担当者って

先日のITの歴史と混ぜて社内の情報システム部門って、IT担当者ってどういうことをしているかを少し話したいなと思います。
私も情報システム部門の担当者をしていましたし、一時期は社内でIT担当者としてワンオペしていた人間です。
そこで思ったこと、っていうか愚痴をつらつらと。

情報システム部門の人って、IT担当者の人って
一般社員からはPCでできることの何でも屋さんと思われてるなぁ〜。。。
って、この記事を見たみなさんはどう思っているか聞きたいです‼️

わたしはITメディア企業(社員数300人未満)、医療系企業(社員数500人未満)、中堅商社(関連会社と連結で2500人前後)の情報システム部門で仕事をしていました。
直近で転々と転職をしているので、もしかしたら堪え性がないと思われても仕方がない、と自己分析している人の話ですので、不快に思われたらごめんなさい。

ただ、ITに転向してITインフラエンジニア(ネットワークエンジニア)として仕事をしていたので、1つの企業のITインフラのお手伝いをしたいという気持ちで情報システム部門に転職しました。

情報システムとして働きだした企業は、ITメディア企業だったので、ITに入って少しできるようになって情シスに入った私なんかよりPCを理解していて、ITインフラエンジニアの延長で情シス業務ができました。
通信不具合やサーバ管理、物理的なPCの破損などが主な問い合わせでした。
(トラブルシューティングを自身でやってくれる人が多数、営業さんもITに明るい人が多かった)

2社目の医療系企業は親会社の情シスにITインフラ周りを外注していました。
私は社内のIT担当者として問い合わせ対応と、親会社の情シスとの連絡対応がメイン業務になりました。。。
入社して知ったのですが、ITインフラは親会社が整備しているのできれいだったのですが、それが全部、親会社の情シスへ無茶ぶりしていたとのことであたりがすごかった(笑)
なぜなら前任者、および経営者が情シスのやり方?手順?を全く知らない。だから言ったらやってくれるって話されて、そりゃあたりも強くなるわ~と。どうやって関係築こうかとすっごく考えました。
前任者の退職に合わせての入社だったので、退職後はワンオペになりました。
入退社のアカウント管理やデバイス(PC携帯)管理、親会社の情シスとの業務連絡、クライアントからのIT監査の対応依頼などなど。。。
コロナ禍に従事していました。医療系企業だったので、クライアントからの依頼(仕事)は増加していている状況で、国内に3拠点持つ会社で、そこにそれぞれ中途や派遣の入社があり対応に追われました。(東京から他2拠点へはリモートです)
一番大変だったのは問い合わせ対応です。
クライアントごとのシステム、リモート接続用のVPN設定方法、社内システム、親会社とのシステム、ネットワーク、クラウドシステム。。。
システムは似通っているところもあるので、手順などを確認すればシステムいじっている人間なので私はトラシューもできたのですが、一般社員は手順通りにいかないとできないって問い合わせが来てました。
PCも物理機器なのでたまに起動拒否とかしますけど、電源長押しでやる気を戻せたりも一般社員の方で救済処置の判断もできない。
ITメディア企業の一般社員の人と比べてやはりITに明るい人がすくない。

3社目はすごく特殊な会社でした。
中堅企業ですが深層思想が一昔前のままで、一部情シス社員との会話以外は業務の話が通じないって環境でした。
1人、半世紀以上、この会社の情シスをしていたリーダーがいました。
その人が情シス業務全体を見ていて業務判断ができる人でした。
私は社内のデバイスとアカウント管理、問い合わせ対応の主担当として業務してました。
私の主担当外の問い合わせや急な依頼対応はその人が判断して別担当に流したりと対応してくださったので私の業務負荷は重くなり過ぎないように調整してもらえてました。
しかしこの会社のおかしなところは情シスを社内システム改革部門の中に含めていること。
会社としては社内システム改革部門に含めることで改革をスムーズに進められるようにとのことだったのでしょう。。。
問題は部門の管理職に人材育成のため営業から人をあてていたのです。
この営業あがりの人がコミュニケーションをとれる人なら良かったのですが。。。この人、営業至上主義だったので。。。情シスの側の業務見ずにプロジェクト進めてく人でした、すごかった。
失礼ですけど、こんなに全体把握しないで1部署動かしていく人がいるんだと思ってました。
で、いろいろあって情シスのリーダーの退職が決まりあっというまに情シス側の業務が破綻。やってやろうってのし上がる気力よりも逃げるが勝ちで早々に転職しちゃった。

今は情シスってこともしてるけどいろいろやる会社にいます。(小さい会社にいるので)

先日、少しITの歴史に触れましたが、いろんなことができる世になりました。
情報システム部門の仕事もそれにつれてすんごい増えてるんです。
四半世紀前までは社内では3~4人にPC1台くらいのメンテナンス対応だったのが、今は1人に対しノートPC1台、スマホ1台が当たり前。
デバイス管理だけで四半世紀前から比べ4~8倍の業務となり、ソフトウェアの種類、アプリの種類、システムの種類、外部システムの種類も激増、それぞれのアカウント管理とかって考えると業務量はものになります。
デバイスも物理的な物なので劣化が起こりますし、古いものは新しいぎしゅつに対応できないとかあり、デバイスのリプレースの計画も発生します
更にサイバー攻撃の多様化でセキュリティ対策も日々対応が必要となります。

管理システムとかもあるでしょと業務量も軽くなってるのではといわれることもあります。
管理システム自体が複数あるのですが??
一括でなんか魔法の様にできるとか思ってません??
手作業ですけど。。。

外部に出せばいいとは言え、出したら出したで、そのハンドリングは会社の業務であり、情シスは把握して対応しなければならない。

これらにプラスしてデバイスの問い合わせ、システムの問い合わせ、ソフトウェアの問い合わせ、スマホの使い方の問い合わせとくるのです。

つらつらと愚痴を書きましたが、情報システム部門はどこまで対応したらいいのでしょうか。
昔はネットワークエンジニア、サーバエンジニア、開発エンジニアぐらいだったと思います。問い合わせもそれぞれで対応が可能だったと思います。

現在、社内の情報システム部門のIT人材不足と言いますが、発展に合わせてどういう業務が増えているかを経営者に知ってほしいなぁと思いながら情シス部門にいました。

デジタル化が進む中、IT人材がいないと言いますが、どういう業務が発生しているのか、適応できる人がいないか等、情報システム部門、IT担当者の業務を見ていただきたいなと思う日々でした。

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