産後2日目の夜
出産前日、深夜2時から陣痛が始まり、
病院についたのは、4時半頃。
眠れないままお産を迎え
翌日の15時12分に出産。
その日、さまざまな処置を終え、
約1日ぶりのお水とご飯をもらい
ようやく眠れる・・・と思ったら。
麻酔が切れたようで
激しい痛みがでてきた。
1分間でおさまる陣痛よりも、
継続的な痛みはもっとしんどい。
痛み止めのレベルをひとつ強めてもらっても
痛くて全く眠れず・・・
それでも朝方には、知らないうちに力尽き
寝てしまっていた。
朝は7時に起こされ、
ゴハンを食べようと身体を起こすと、
お股に重く激しい痛みがのしかかる。
できるだけ寝たままの姿勢を貫き、
パンやバナナだけ、いただいた。
本当はもっと食べたかったけれど
寝たままの状態では食べるのが困難だった。
それでも、
痛む身体にムチをうち
お手洗いや新生児室まで歩いたり
赤ちゃんのお世話をしているうちに、
45度のおじぎの角度だった歩き姿勢は
75度くらいまで回復していた。
まだまだ痛いけれど
痛みは和らいできているようす。
よかった、今夜はゆっくり眠れそうだ。
産後、2日目の夜。
夕食後あたりから、なぜか痛み止めが
効かなくなった。
というより、なぜだかお尻の穴が
どんどん痛みを増していく。
なぜ、お尻の穴・・・
痛み止めの薬を追加で飲むか迷いつつも
赤ちゃんに母乳をあげたいから
あまりお薬を増やすのはやめようと
ガマンして寝る。
朝になったらまた痛み止めが飲めるから
それまでのガマンだ。
だけれども、朝方4時頃。
痛みが増し、さらには吐き気がでてきた。
吐き気はさすがに異常だと思い、
とうとうナースコールを押す。
お尻の痛みと吐き気を伝えると
お尻の痛みは「痔」かもしれない、とのこと。
お産をすると、痔になる人は多いのだそうだ。
そして、産後は血圧が上がり
気持ち悪くなる人がいるからと、
血圧を測定してくれた。
普段は低血圧のため、
最高で86くらいの私。
それなのに、
「142ですね。」と言われる。
頑張っても正常値にも上がらない私が
140超え?!とビックリ。
血圧が上がってしまっているので
朝になったら担当の先生に伝え、
診てもらいましょう。
もしさらに症状が悪化したら
またナースコールを押してください、とのこと。
痛いし気持ち悪いし眠れないので、
寝るのは諦め、
こうしてnoteを書き始めた。
起きているとトイレに行きたくなり
トイレに行って驚いた。
鏡に映った私の顔には、
見たことのないくらい、ひどいクマ。
あぁ、気づけばもう3日も
まともに眠れていなかった。
明日は病院に甘えて、
授乳をお休みして
少し眠らせてもらおうかなぁ。
赤ちゃんごめんね・・・。
痔のことをネットで調べ、
血流が悪くなると良くないと知り
ずっと仰向けで寝ていたけれど
横向きになって寝てみる。
あぁ、、、つい最近まで、
赤ちゃんが苦しくならないようにと
毎日こうして横向きに寝ていたなぁ
と思い出す。
横向きで寝るのが、
こんなにラクになっちゃって・・・。
寝苦しかった妊娠中の毎日、
こんなにもかわいい子が
私のお腹の中にいただなんて
知らなかった。
からっぽになってしまった
寝苦しかった大きなお腹が
なんだか急に愛おしく思えてしまう。
はじめての妊娠は、
もちろん
お腹の赤ちゃんに対して
愛おしく思う気持ちもあったけれど。
大きくなっていくお腹が
ちょっと不思議で、
ちょっとこわくて、
本当に私はお母さんになって大丈夫なのかと
不安になることが何度もあった。
こんなにかわいい赤ちゃんがお腹の中にいると、
最初からわかっていたら。
どんどん大きくなっていくお腹を
もっともっと、愛せただろうなぁ。
また機会があれば
お腹の中で赤ちゃんを育てたいなぁ。
今度はきっと、
もっと上手に妊婦さんができる。
そして、
もっともっと全力で
お腹の中の赤ちゃんに愛情を注げる。
そんなふうに、思えるから。
今はとにかく、目の前にいる我が子に
沢山たくさん、愛情を注ぎたい。
そんな気持ちでいっぱいになった
産後2日目の夜。