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虎に翼/自由に羽ばたく女と男に頼る女と昭和 第64話

今日は、はるさんのことを書くつもりでいたのに、朝の展開を見て梅子さんへの思いが勝ってしまい、思いの丈を書き連ねることにした。ネタバレあり


1.可愛い三男の、予想だにしない裏切り


手塩にかけて育ててきた三男の光三郎君が、まさかまさか、夫の妾だったすみれにたぶらかされて、恋仲になるなんて!誰が予想しただろうか。

長男・次男に冷たくされてたけれど、三男だけは『お母さんのおにぎりが一番好き!』『おばあちゃんがお母さんに意地悪しない、命令しないって約束してくれるなら、おばあちゃんの面倒みてもいいよ』と、視聴者を喜ばせていたイケメン君だったのに。
でも、心のどこかで、できすぎの感じがしていた。

梅子さん頑張って育てた甲斐があったね、というあったかな思いが、なんで踏みにじられなきゃいけないの!!!と誰しもが思ったはず。


2.三男の裏切りから『はて?』と覚醒、高笑いして飛び立った梅子さん!

新しい民法を調べ、自分の取り分を妻が主張できることを知っていた賢い梅子さんは、財産放棄しないと調停で主張していたのに、突然涙をこぼしながら「ああああ~はっはっ!!!」と高らかに笑い

財産すべてを放棄して、放棄した代わりに自由を手に入れた。
「ご機嫌よう!」とふすまを開けて飛び出す姿は爽快だった!!!

義母大庭常さんの世話や近い将来の介護、三男の世話などもうどうでもよいのだ。家を出て、籍を抜いてしまえば、あとは子供たちがやるべきことだ。

性悪女すみれが取って代わり光三郎の世話をするだろう。
もう梅子さんが面倒みたくてもできないことは分かり切っている。
愛した三男をとられるくらいなら、すべていらない、あんたにくれてやろう!義母の世話もついでによろしく、と言わんばかりに。


3.片や男にすがらないと生きていけない女、すみれ 悲しいかな昭和の女

性格も悪そうだけど、見た目は美人、女を武器にするしか才能がないのだろうか。弁護士という恵まれた身分だったから、すみれも梅子さんの夫に近づいたのだろう。
夫が死んだ後は、遺言書の偽造、それがだめだとわかると、純情うぶな学生の三男、光三郎君に泣きながら訴え、恋の手ほどき…
夫に長年尽くしてきたのに、相続もできずお金がないこと、将来への不安などを語り、同情心をあおって…
あー嘆かわしい!!

学もない、知識もない、働く自信も気力もない、身分の良い男を捕まえて幸せを掴もうとする女。
昭和の昔は、そういう生き方しかできない女性も多かったのかもしれない。

とらちゃんは別格だものね。


4.羽ばたけ梅子さん!輝く未来が待っている。

梅子さん、財産もそんなにないだろう。自由を手に入れたけれど。
だから、法学を学んだ知識と生来の賢さやおおらかな人柄を生かして、
これからは、仕事をしていくのだろう。
轟法律事務所に居候をしつつ、一緒に仕事をしていくのかな?

はたまた、人手不足の『愛のコンサート』の手伝いで、
梅子さん特製おにぎりの登場!なんてスタッフの粋な計らいはないかな?

あなたなら何かできる!  「俺にはわかる」

新たな出発を期待している。今まで学友たちと学んできたことが、何一つ無駄になっていないことを証明してほしい。

すみれにはできない生き方を、颯爽と生き抜いてほしい💓


主題歌 さよーならまたいつか!

サヨナラした人が時を経てまた再会して、

いつか事を成しえる物語なんだなあ!



#テレビドラマ感想文


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